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肉体労働ができる時間は限られている

 カナメは山下達郎さんが好きみたいで、毎週日曜日になると、これが家中に鳴り響く。

塩ビフロアタイルを貼りながら、接着剤で手がガビガビになりつつも肉体労働する自分に酔いしれる私の横で、

カナメ「♪あめはよふけすーぎに〜ゆきへとかわるだーろ〜♪」

と歌う人が(汗)。今日のラジオはのっけからこの曲。

マジやばい。もう12月やんか。寒いと思ったわ。

カナメ「ここでカラオケする?」

リノベ現場で上機嫌のカナメくん。前回も同じこと言ってたな。

リノベ現場というものは、家具その他の雑多なものが何も置かれていないため、声がものすごくエコーっちゃうのである。

リノベあるあるである。

だから毎度毎度カラオケできるな、と思うのであらう。

私「まぁ何も置いてないからね。でもカラオケルームにしてもいいよね。」

私にとってどうでもいいことは、あえて波風立てずに同意するに限る。

それにしても山下達郎さんのラジオを聴いていると、リスナーさんのお誕生日がほぼ50歳代(汗)。まぁそうやろな。同世代のみんな、キミ達も聴いてるのね。

それにしても。

日が短くなったね。

プロの大工さんなら、夜間でも作業できるようなライトくらいは持っているのかもしれないが、うちにはそんな明るいライトなどない。電気工事は内装工事が終わった後だから、まだ照明はついていない。そこで倉庫に転がっていたスタンドライトを持ち込んで延長コードを繋げて、ようやく手元が見える程度の灯りはあるが、心許ない。

作業がある時は、日が昇ると働き始め、それが沈むと作業のペースは落ちる。

暗い場所で作業していると、作業の精度も落ちる。床のフロア材をきっちり貼ったと思っていても、翌朝に見ると隙間が開いていることに気づき愕然としたことも。

作業は、日の出ている、明るい時間帯に終えるに限る。

今では午後4時を過ぎる頃には、かなり暗くなってくるのだ。そこで作業を終えることになる。

これがデスクワークなら、深夜どころが完徹だってできてしまう。

で、ふと思ったのよね。

デスクワークって、自然の摂理に反しているんじゃないかと。なぜそんなことができるかというと、電気というものがあるからだ。

電気があるから過労するほどに、仕事だってできちゃったりするわけよ。

もしそれがなかったら、仕事というものは日の光がある時間帯に制限されてしまうはず。

そりゃぁ、電気を使って自然の摂理に反して労働し続けたら、体調も壊すし、自律神経も不安定になるはずよね。

もっと言えば、時間制限があるから、現場の仕事は集中しやすいというか。急いでサッサと終わらせないと、目標とする作業が進まず進捗が狂うので、自ずと集中力は高まるし、終わり時間が動かせないから今に集中できる。

なるほどねぇ。

深夜になっても電気をつけて作業できると思えば、ダラダラとPC前で仕事と関係のない動画なんか見ちゃったりするけれど、それを使える時間が有限だと思えば、そんなことやってる時間なんてないわけだし。

制限というものは窮屈だけど、そのために人間は工夫をするし、その範囲内で効率よく頭脳を働かせることができるのだろう。

太陽の存在に大きく影響を受ける生活を続けていくと、自然の中における自分の無力さに愕然とするし、過去の先人達の種々の発明に対して、感謝と尊敬の念を感じたりもする。

そういえば、最近、現場仕事が多くて手荒れになっていたので、今日思いついて久しぶりにモイスポリアを使ってみた。食洗機を使うようになってからは、一切使っていなかったのだけど。

おかげさまで、今日は手をバッチリ保護できていたみたいで、手荒れが一気に落ち着いてきたよ。手袋でも荒れちゃうタイプの方は、「塗る手袋」系のクリームで予め手を保護しておくと、即効性があるよ。

さてさて。

明日も早いし、Switchのピクロスをやりながら心地よく寝落ちするかな。




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