必要な機能は絶対に譲れないけれど、家電に高機能は必要ないと思う方である。

洗濯機は大容量でも安定して壊れずにキレイに洗ってくれればいいし、冷凍冷蔵庫は、大容量をしっかり冷やして凍らせてくれればいい。

そういう私が選んだ冷凍冷蔵庫は、こちら。コストコで送料込みで6万円也。

何の不満もない。

あ、ウソウソ。一点のみ、少々面倒だなと思う点がある。

あっても良かったなと思うのが自動製氷機能である。とはいえ、実際に自動製氷機能がついていても、掃除が大変そうだし、その機能がついている冷凍冷蔵庫は、価格が急に跳ね上がるのだ。つまり機能に比してコスパが悪い。

そこで、自動製氷機なるものを探してみた。

なかなか良さそうであったが「保冷機能がほとんどない」という事実に気づき愕然。氷は作っても、できた氷をそのまま冷凍状態で保ってくれるわけではないのだ。

使えないやん！！！

今年の夏は、スーパーやコンビニでロックアイスを買ったり、製氷皿でハーブ氷などを手動で作っていた。透明アイスを作るなら、もう一つ製氷皿が欲しいなと思い探していた。

ただし！

所作の荒い私が、冷凍庫の中から食材を取り出す時に、製氷皿をひっくり返しちゃうことのないように、できるだけきっちりと密閉できるもの、重ねられるもの、いざとなれば立てておけるようなものを探してみて、ようやく見つけたのがこれである！

高いけど、めっちゃ良かったよん。

使い方にコツが必要なのだが、慣れれば全く問題なく、ばっちり氷を作ることができて、めちゃくちゃ衛生的である。特に何日間も製氷皿を放ったらかしにしておいたら、なんとなく周囲の食材の匂いがついたり、ひょっとすると雑菌が入る余地があるのかもと思ったりする。が、これは完全に密閉されちゃうので、少なくとも内部で作られた氷は、すこぶる衛生環境が良いので、安心して氷を消費できるのだ。

また、一人暮らしなどで、そもそも製氷器のスペースが取れなくて、購入時に同梱されていた製氷皿を使っていない方でも、冷凍庫のほんのちょっとの隙間に突っ込んでおけば（それこそ斜めでも縦でも、とにかく冷凍庫に入っていさえすれば）簡単に安定的に氷ができるし、目立つ色なので、冷凍庫のどこに突っ込んでいても見つけられるよ。

写真左）製氷皿を広げたところ
写真右）できあがった氷は、一般的な氷を２つつなげた様な形になっている

コツが必要なのは、取り出す時。

この製氷皿、製氷する時には閉じて、開口部から（凍ると容積が増えることを考慮して、製氷部分よりちょっと少なめに）水を入れてフタをする。取り出す時は、テーブルの上で製氷皿から氷を外すべく体重をかける動作を両面で行った上で、両脇の白いベルトを両側に引っ張ると、中の氷がポロポロとはずれて、この状態のまま冷凍庫にいれておくとストッカーにもなる。このままコップめがけてダイレクトに氷を投入することもできる。

素晴らしい！

一人暮らしならこれに限る！アウトドアでも使える！

上記の通りのプロセスを辿れば、パーフェクトに氷はできる。

なんとなく従来型の製氷皿が気に入らない方は、ぜひぜひ。私はもう一個買おうかなと思っているところ。カラバリがあるともっと良かったのにな。