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近場引越の選択肢が、いつの間にか増えてる!

   人によって引越し回数は異なる。

生まれた場所にずっと住んでいる方ならば、人生における引越しも数回程度なのかもしれない。

が!

我が家は数年ごとに国際引越があり、またその場所でも住み替えをしたことがあり、数えるのも面倒になるくらいに引越が多い人生であった。

そして、子供が4人いるので、それぞれの子供にも個々の引越し経験がある。

引越し専門の業者さんにお願いしたことも、赤帽さんにお願いしたこともある。友人たちに手伝ってもらったこともあったらしい。

そんな中で経験値も上がっていき、遠距離での引越の場合は、大型家具を廃棄して(もともと高額なモノを買っていないし)、絶対に捨てられない必要なモノだけを梱包して、期日指定で宅配便で送るというのが最適解だったこともあった。ベッドなんて、その配送費用よりも新規に購入して配達して頂いた方が安かったりするのよね(汗)。

実は昨年から、ゆるゆると中古マンションのリフォームに取り掛かっていたのだが、それが無事に終わり、不要になった家財道具を搬出することになった。片道距離にして30キロほど離れた自宅ビルに運ばなければならない。

業者さんにお願いせねば。

私「赤帽さんでええんちゃうん。子供たちの近場引越で、トラック一杯詰め込んで1万五千円くらいであったはずやで。」

そこからカナメが色々と調べまくり、電話もかけたりしていた。

カナメ「結論から言うと、(こちらの地元の)赤帽さんは数万円以下の仕事はとらないみたいやで。かつ、そんなに台数がなさそう。っていうか、それぞれが個人事業主っぽい。会社としてまとめてサクッとお願いできるわけでもなさそう。個々にコンタクトを取らないといけない。」

私「この距離だったら2−3万円くらいはフツーにかかるでしょ。燃料も人件費も高騰しているこの時代に、数万円くらいは出さないと無理やで。」

という私の言葉をガン無視して、カナメはWebで調べまくり、あるサイトに辿り着いた模様。

ハコベル、というサービスである。

カナメ曰く、

「日付や時間、運ぶモノの量をざっくり登録すると、(運送業者の)ドライバーさんとマッチングしてくれるらしい。で、自動的に金額が出たんだけど、それが◯千円だった。」

らしい。

私は即座にネガティブ反応である。

「は?あの量を運んでもらって、30キロ運転して、1万円以下で運べるわけないやん。拘束時間と人件費考えたら、やってくれる人がいるわけないやん。ボランティアかよ。」

と、めちゃくちゃディスってみたところ、若干キレ気味に彼は言った。

「知らんがな。送るものを書いて、条件を登録したら勝手に金額が出たんだもん。オレが勝手に料金を設定できるわけじゃない。」

が。

そこから数日ほど待っていたのだが、全くマッチングする様子がなかった。

私「そりゃそうやろ。もっとこう、金額を上げればマッチングできるんじゃないの。でも勝手に金額設定できないんだっけ?」

ここでカナメも不安に思って問い合わせしてみた模様。その結果、ハコベルさんの方でも営業をかけてくださったみたいで、見事マッチングに成功。

私「ウソやろ。その料金で?荷物をマンションから降ろしてトラックに積み込んで?30キロ走って?」

カナメ「でさ。オレも乗せてくれるって。」

私「は?タクシーで30キロ走ったらいくらやと思ってんねん。ドライバーさん、そんなんで利益出るの?」

カナメ「まぁ、荷物の量によっては乗れないかもしれないけど。こういうのはケース・バイ・ケースというか、ドライバーさんによって違うらしい。」

私「だよね。人を乗せたら、保険とか色々と面倒そうやん。

………..で、当日を迎えたところ、すべての荷物が無事に自宅ビルまでサクッと届いてしまった(汗)。

どういうシステムなのか、めちゃくちゃ気になって、カナメがドライバーさんから色々と聞き出したことをまとめると、

1、もともと我が家の配送元(中古マンション)エリアに拠点があり、

2、偶然、配送先(我が家)の近くで午後に一件仕事があり、

3、たまたま、数時間の空白時間があり、

4、空のまま仕事先に行っても一円にもならないけれど、荷物を乗せたらお金になる。

5、普段は、ハコベルではなく、ピックゴー画面ばかり見ている。

ということらしい。

なるほど!

フライトやホテルでも、直前になると、キャンセルが出たりして、料金が格安になったりするが、それと似た状況で、スキマ時間にサクッと仕事を受けるという前提なら、格安でも商売が成り立つ、ということらしい。

また、

6、実は配送業者さんは、人材難のはずが意外と過当競争気味で、「配送してもらいたい人(荷物の絶対量)」に対して、配送業者の方が多い。

という意外な話も聞けてしまった。

思うに、日本でUberやGrabを解禁したら、地方でのタクシー不足は一気に解決すると確信できたよ。配送業者さん間で荷物の奪い合いをしているくらいなんだから、人を乗せるシステムがあれば、絶対に参入してくる人は多いと思うで。

我が家では、今までずっと荷物の配送にはヤマト運輸を使っていたのだが、私のエリアから関東圏まで荷物を送ると、今では2日かかるようになってしまった。このご時世なので、特に不満はないと思っていたのだが、実は郵便局のゆうパックなら、今でも翌日配送であるということが分かり、最近はゆうパック推しになっているところ。

なんだけど、宅配便サイズではないモノを送る際には、ピックゴーなどを利用するのが意外と格安で良いという知見を得てしまった。

想像するに、ピックゴーを駆使している個人宅さんはそれほど多くないと思うので、ちょっとnoteに書いておいたよ。

お役に立てば!


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