見出し画像

Sirenさん、3ショットおねがい

 ちょっと遠出してライブラリーではないスタバ併設のTSUTAYAに行ってきた。

前回、他店でショートアイスラテを注文したら、以前にも増してコーヒーショット感が迷子になっていて、ショートラテにショット追加したろかと思うほどだった。

本日は、その「ショートラテにショット追加」をしようかとモバイルオーダーの画面とにらめっこしていたら、トリプルエスプレッソラテというのを見つけた。

トールラテをダブルショットにしても薄いと感じていたので、トールにトリプルならちょうどいいかしらんと思って注文してみた。アイスだけど。

フツー.............。特に濃い感じはしない私。もしや老化で舌の認知能力が下がっているのかも(大汗)。

画像1

とりあえずこれを片手に本を読もう。

今日のセレクトは、物流食糧危機関連の本と決めてきたのに、違う本に目が行っちゃって、この3冊に決定。

画像2

1、ボイステック革命  GAFAも狙う新市場争奪戦 (日本経済新聞出版)

前半は、現在の自社ビジネスを否定しかねない音声ビジネスに、なぜIT企業がこぞって注力しているかについての話があった。特に日本ではまだまだ音声ビジネスは黎明期のようであるが、広告メディアとしての可能性は無限大なのだなと感じ入った。

かなり前から次のトレンドは「すべての分野でパーソナライズ」だと感じていたので、音声の世界でも進む「パーソナライズ」の話はしっかりと読んできた。そして高齢者に対するポテンシャルが大きいという話も、非常に納得するものであった。

本題とは逸れるが、対談の章で、ハード系の方が「日本のハード産業は『残念な状況』で、メイドインジャパンでやろうと思っても、高くなるという理由ではなく、すでにできないのだ」という話が出てきて、かなりショックを受けた。香港や韓国の現状は知っていたけれど、日本の現状がわかっていなかった私としては、これが日本のリアルなのだと思うと、悔しくてたまらないという気持ちになってしまう。

Instreamatic社の話は、めちゃくちゃ興味深く読んだ。対話型音声広告の会社である。

私自身、海外にいた時に、車の中でビジネス系やテクノロジー関係の英語のPodcastsをよく聴いていたのだが、ふと日本語のゆるいラジオ風チャンネルを見つけて聴くようになった。それが..........日々の生活に疲れた私の脳に、優しい日本語が染み渡るように心地よかったのだ。まさに脳が癒されたと感じるほどに。それ以来、音声配信の可能性を感じていたので、VoicyのCEOによるこの本は、非常に興味深いものだった。

2、超加速経済アフリカ―LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図

この本は、面白かった!

今のアフリカの勢いの凄さが分かる。3年前にインドシフトを読んだけれど、それと同じような熱量を感じ取れる良書だったよ。

内容は、これでもかこれでもかという感じで、アフリカの発展のリアル、その勢い、今後予想される展開についての話が怒涛のように流れるのだが、そのどれをとってもワクワクドキドキするものばかり。3年前はインドに行きたかったけど、今ならアフリカを目指したいと思うほど。

「既得権益者がいないとイノベーションのスピードは速まる」という名言に釘付け。なるほど。日本人にとっては耳が痛すぎるよ......。そして40年前は今の3倍の日本人がアフリカにいたという話にもびっくり。そういえばうちの父も技術移転という名目で世界中に出張に出かけてたなぁ。日本にとってはあの頃がもっとも世界から求められて尊敬されて輝かしかったのかも。バブルの頃ではなく。

ところで思い出したんだけど。

2013年頃に、韓国のお花の先生に日本で流行中のプリザーブドフラワーを紹介したことがあった。その際に素材を海外(中南米やアフリカ)から直接輸入できないかなという話をしていたら、その場にいた生徒達の全員が、身近な人(夫、弟、親戚のおじさん等)がアフリカと取引があるとか、先週に出張に行ったところだとか言い出したのだ。私のアロマの友人も、ご主人がアフリカ転勤になりそうで困っているという話をしていた。それくらい当時から韓国ではアフリカとのビジネスが盛んだったってことだよね。

私は、自分の近しい範囲にアフリカとビジネス取引がある人なんて一人も思い浮かばなかったから、当時めちゃくちゃ衝撃を受けた記憶がある。

ちなみにその先生は、その直後にご自身がプリザーブドフラワーの講習会を主催し始めたのだけど、存在を認めてからそれをビジネスにするまで、彼女たちのスピード感たるやすごいで。

中国も韓国もアフリカにがっしりとビジネスで食い込んでいて、そこに日本の存在感がほぼないという話を読むと、「いったいこの数十年の間に、日本はどうなっていたのか」と考え込んだりしちゃう。そのうちの20年間は海外にいたので、私自身が、それを肌感覚としては理解できていないのだ。

さて、次は物流に関する本を一冊だけ見つけた。私が読みたかった方向性の話ではなかったのだが........。

3、ECサイトからリアル店舗のオムニチャネル化まで 成功事例の仕組みが面白いほどわかる! 物流戦略見るだけノート

成功事例の中で、F-LINEシーアールイーCBCloudに興味を持った。投資銘柄チェック......。

中国の「ポスト宅配便時代」というワード、そして気象予報や災害など従来の物流の概念になかった因子を考慮するなどのニュートレンドについても興味深く読んだ。このコロナ禍で、物流におけるリスクの因子が増え、それを織り込むようなシステムが求められているわけである。もうすべての分野で理系人材が不足してるんだろうなぁと漫然と思うなど。

TSUTAYAで座りながら、読みたい部分は割としっかりと読めたので、今回はお買い上げはなし。

食糧危機の本は、買ってまで読みたいわけじゃないので、図書館に行くしかないか。県庁所在地にある国立大学の図書館カードは作ってあるので、暇を見つけて行ってくるかな......。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?