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卵子の老化って何歳から?将来後悔しないために知っておくべきこと


知ってますか?卵子が老化するという事実...!

意外と知らない人も多いのでは?今回は卵子老化の実態と予防法までお伝えしちゃいます!


卵子の老化ってどういうこと?

卵子の老化とはずばり ”数が減って質が下がること” です。

老化・・・できれば耳を塞ぎたい...!

老化というと、どんな想像をしますか?お肌に例えると・・・年齢を重ねるにつれて乾燥したり荒れたり、垂れたりしていきますよね。お肌は見た目でわかるのでケア(保湿とか)すると思うんですが、体内のことだとどうでしょう?

実は卵子もお肌のように年齢とともに老化していってます!若い時はぴちぴちで元気な(妊娠しやすい)卵子だったのが、徐々に老化しよぼよぼで元気の無い(妊娠しづらい)卵子になっていきます。でもこれって体の外に何か変化として現れるものではないので、わかりづらいですよね。だから卵子が老化するって聞いてもいまいちピンとこない...でもこれって将来妊娠を望んでいる女性にとってすごく大事なことなんです...!


生まれた時は200万個、25歳で20万個・・・

「私の卵子はあといくつ残ってるんだろう・・・」そんなこと考えたことある人はいますか?30代後半になると考えたことがあるかも...?でも20代からそんなことを気にしている人は少ないのではないでしょうか?

卵子は生まれた時にだいたい200万個保有しており、数は増えることなく減っていくのみです。減るスピードに個人差はありますが、

思春期には30万個、
25歳で20万個、
30歳で10万個、
35歳で3万個、
40歳で5,000個

になると言われています。(あくまで目安です)

ここで気をつけたいのが、早期閉経のリスクです。100人に1人は早期閉経(30代40代で閉経してしまうこと)すると言われていて、閉経してしまうと妊娠できなくなってしまいます!

実はこの早期閉経のリスクを測れる方法があって、婦人科クリニックで血液検査で簡単に分かります♬
血液検査ではAMHというものを測ります。このAMH、アンチミュラー菅ホルモンともいいますがこれを測ると卵胞(卵子の元)の残数がわかるのです!もし同年代よりも悪い数値が出れば、閉経が近づいているということなのでライフプランを考え直してみるきっかけにもなります!できれば20代のうちに卵子の残数を確認しておくと、「急に閉経してしまって妊娠できなくなった・・・」なんて事態を避けることができます!


数よりも重要なのは「質」。実は20代でも安心できない!!

卵子の数以上に重要なのは質!質が妊娠の有無を左右します。
これはもう正直、若いに越したことはないのです...!!

10代で「できちゃった!」みたいなこと、聞きますよね。あれはやはり若くて妊娠しやすい質の良い卵子だからできちゃうんですね。30代40代ではあまり聞かないですよね。(もちろん避妊率・責任感など他の要素もある)
実は20代でも自然妊娠の確率は50%も無いというデータが出ていて、つまりは20代ですでに質が落ちているからということなんです。

医学的な妊娠適齢期は18~25歳と言われているので、25歳を過ぎたら妊娠しづらい可能性があると思った方が良いです!


卵子が老化するとどうなるの?

卵子が老化すると、妊娠率ががくんと下がります。事実、日本は世界一の不妊治療大国です(この人口で世界一の不妊治療件数...)。これは晩婚化晩産化の影響が大きいです。ある研究によると、日本はドイツ、ブラジルに次いで3番目に初婚年齢が高い国らしいです!

卵子が老化して妊娠しづらくなるのはもちろんなのですが、質が悪くなると先天性異常(ダウン症など)で生まれてくる子どもの確率や、せっかく妊娠したのに流産してしまう確率も上がります。やはり高齢出産(35歳以上)の方が圧倒的にその確率は上がります。


卵子の質を上げる方法は?

こちらも質問でよくあるのですが、卵子の質を決める要素がまだ解明されていないので、これをしたら質が良くなるってものは本当は無いんです。

たまに「卵子の質を上げるサプリ」とか売ってますよね。医学的根拠は無いのであまり広告に踊らされないようにしましょう。
卵子の質を上げるには、まずは健康的な生活が一番です。喫煙や過度な飲酒は控え、適度に運動をし、栄養の取れた食事をし、ストレスのない生活を送ることを心がける方が、安易にサプリに手を出すよりもその後の生活にも良いのは一目瞭然です!


卵子老化の壁は「32歳」?!

ここまでお伝えした中で、”数と質”どちらにも関係しているのは年齢でしたね。そうなんです、実は着床・妊娠ってまだまだ解明されていないことも多くて、確実に関係していると言われるのが年齢。医師も年齢を指標にしています。

ターニングポイントとなる年齢は32歳。

32歳を過ぎると数も質も加速度的に下がっていきます。(もちろん個人差はあります!)

ヨーロッパの医学会の発表によると、子どもを
3人欲しいなら23歳までに、
2人欲しいなら 27歳までに、
1人欲しいなら32歳までに妊活
をはじめた方が良いとあります。
これは自然妊娠を望むならの場合ですので、もし体外受精などの不妊治療も最初から視野に入れているのであればもう少し遅くからはじめてもいいかもしれません。

卵子の老化を防ぐ方法は?

「卵子が老化するっていわれても、まだ結婚の予定も子どもを産む予定もないのに・・・

そうですよね、子どもは一人で産めるものではないですし、その為に結婚するのも何か違う...卵子の老化を止められたらいいのに・・・

卵子の老化を防ぐ方法・・・実は2つあります!


1つ目は、早く結婚して子どもを産むこと!卵子の老化を防ぐというよりは根本的な解決方法ですが、年齢とともに妊娠しづらくなるのであれば、早く産むことを選択する方が良いとも言えます。

2つ目は、卵子凍結です。若くて質の良い妊娠しやすい卵子を凍結保存しておく技術です。金銭的・肉体的負担はありますが、物理的に卵子の老化を止める方法ですので、将来妊娠を望んでいる方は一度考えてみるのもいいですね!


今回は卵子老化の事実から老化するとどうなるのか、卵子老化の予防法までお伝えしました。女性にとって大切な卵子のお話、なかなか普段友達と話したり聞いたりする内容ではないかもしれません。でも、だからこそ早く知っておいた方がいいのです。

働くことが当たり前となった今の時代の女性にとって、仕事と子どもの両立は避けて通れないテーマとなってきてます。もしあなたが今アラサーの世代で、将来妊娠を望んでるけど今は仕事をしたいとかプライベートを充実させたいなら、一度自身の妊娠可能年齢について考え、ライフプランとじっくり向き合ってみる良い機会かもしれません。



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