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パーパス・バリューの浸透活動について語る|エバンジェリスト座談会


皆さんこんにちは! WEMEX(ウィーメックス株式会社)広報担当です。

我々WEMEXは、社員全員が同じ方向を向いて、「医療関係者の課題解決と、その先にいる人々のWell-beingに挑戦」していくため、パーパス・バリューを新たに設定しました。そして現在、そのパーパス・バリューを社員一人ひとりが“自分事化”するための取り組みに力を入れています。

パーパス・バリューをメンバーに浸透させるために重要な役割を担っているのが、“エバンジェリスト(=伝道師)”。このエバンジェリストは、社内でパーパス・バリューを浸透させる旗振り役です。

では、どんなメンバーがエバンジェリストに選ばれたのでしょうか。また、選ばれたエバンジェリストはパーパス・バリューにどのような印象を抱き、今後どう行動していこうと考えているのでしょうか。

そこで、3名のエバンジェリストによる座談会を通じて、それぞれの考えや想いを伺ってきました。今回は、その座談会の様子をレポートします!

■会社の規模が大きくなっても、医療を通じて社会へ貢献したいという根底の想いや志は変わらない

──まずはそれぞれ自己紹介をお願いします。

津金:東京営業所所属の津金です。2012年4月に入社しました。当時は、愛知県・岡崎営業所で、受注後の電子カルテを医療現場でキッティングし、お客様に使い方をレクチャーするというインストラクター職に6年間従事しました。その後、営業職を4年間経験し、2022年10月に東京営業所に異動し、現在も営業を担当しています。

木暮:セールスディベロップ本部東京第3ディストリクト所属の木暮です。2022年2月に入社しました。仕事は主に他社製品を使用しているクリニックへの営業訪問を行っており、千葉と東京都の一部を担当しています。

荒瀬:横浜営業所所属の荒瀬です。2014年に、津金さんと同じくインストラクターという職種で入社し、現在はコーディネーターとして働いています。コーディネーター業務がメインではありますが、首都圏ではカスタマーサービスセンターもコーディネーターの仕事なので、カスタマーアドバイザーとしても働いています。

左:横浜営業所所属 荒瀬/中:東京第3ディストリクト所属 木暮/右:東京営業所所属 津金 ※2023年9月時点

──WEMEXとして統合するまでに、PHCメディコムは何度か社名が変わったと伺いましたが、入社したのはどのタイミングでしたか?

荒瀬:僕の時は、パナソニックメディコムネットワークスでした。

木暮:私の時はPHCメディコムでしたね。

津金:僕の時はメディコムソリューションで、その頃から中身の体制はほとんど変わっていないのですが、社名は何回か変わりました!笑

──社名が変わる中で、パーパスやバリューなどのカルチャーに変化は感じていましたか?

津金:営業所に直接電話がかかってきていたお問い合わせの受け皿がコールセンターに変わるなど、ちょっとした変革はありましたが、扱っている商品やお客様に対する対応、社内での取り組みなど、 医療を通じて社会へ貢献したいという根底の想いや志は変わっていないと感じます。ただ、私が入社した当初は12拠点ほどだったのが、今では営業所が40拠点以上と、組織はどんどん大きくなっています。

■エバンジェリスト=あえてかっこ悪く言うと“接着剤”

──7月〜8月ごろにエバンジェリストに任命されたと思いますが、皆さんにとっての「エバンジェリストとは何か」を改めて教えてください。

荒瀬:エバンジェリストと初めて聞いた時は、正直何も分からなかったです。ですが、研修を受ける中で、かっこよく横文字では言っているものの根っこの部分は「社員と社員、上と下との架け橋になる」ということなのだと、自分の中では捉えました。

年数が経つほど下のメンバーと喋れなくなるところを、中間でどんどん繋いでいくのが自分の仕事だと思うので、かっこよく言うと“エバンジェリスト”ですが、あえてかっこ悪く言うと“接着剤”だと捉えてやってみようと思っています。

木暮:「エバンジェリストをやりませんか?」と言われて、まずエバンジェリストを検索し「伝道師」であることを知りました。その上で、私がエバンジェリストになって何を伝えるかを考えた時、会社として考えていることやどういう取り組みをしているのかを社内のメンバーに伝えるのはもちろんですが、お客様やこれからお客様になってもらいたい先生、クリニックが思っていることを伝えるという意味でも“伝道師”ということなのかなと感じました。

津金:僕も話を聞いた瞬間にすぐエバンジェリストの意味を調べました。荒瀬さんが言ってくれたように、パーパス・バリューを浸透させていく架け橋という認識もありましたが、率直に「重いな」「ブレてはいけないな」という二つを感じました。

上と下を繋げる役割に関しては、岡崎営業所にいたころから当時の所長に意識するよう言われていました。今回エバンジェリストの肩書きをもらったということは、改めて、会社の方向性を同じ課のメンバーにちゃんと浸透させる役割を担うということ。しかし、メンバーから上がってくる意見も汲み取らなくてはいけません。そういったぶつかりの中で、会社として目指す先の軸としてはブレてはいけないと思うので、とても難しい役割であり、もっと頑張っていかなければと思いました。

■パーパス・バリューは「やるべきことを思い出させてくれる」

──WEMEXのパーパス・バリューについてはどんな印象を持ちましたか?

津金:パーパスに関しては、言葉や表現は違えど、事業活動を通じて果たしたい目的や叶えたい未来像はメディコムソリューション時代からそれほど変わっていないのかなと。会社の規模は大きくなっていますが「お客様に対してどうするか」という働く上での目的意識や内容は変わっていないので、違和感なく、素直に受け止められました。

バリューに関しては、みんながいろいろな気持ちを感じつつ働いていた部分を端的な言葉で言語化された感じですね。このバリューを初めて見たときは、ずっと働き続けていると慣れてきて忘れてしまいがちな大切な指針を思い出させてもらったような感覚を覚えました。

荒瀬:私は、パーパスについては、日頃ブレてしまいがちな「働く意味」を再認識させてくれるものであると感じました。

バリューに関しては、クロスしている3つがどれも欠けてはいけないものだと思います。ただ、正直具体性がないので、みんなで掘り下げられたらいいなと感じています。具体的にするのがエバンジェリストの仕事だと言われましたが。

木暮:パーパスは、聞いた時にすんなり受け入れられたのですが、“幸せ”というワードひとつ取っても、何を持ってそれぞれが幸せだと感じるかにはかなり差があるのかなと。しっくりはくるけれど、ちょっと漠然としている。最終的な行き先は分かるけれど、その人が何を持って達したと思えるかが明確ではないなという気がしました。

バリューに関しては、6つ言葉があり、それぞれ左側が昔からやってきたこと、右側がこれから取り組んでいきたいことだと聞きました。ですが、社歴が浅い方だと、他の皆さんがこれまでどのような気持ちで取り組んできたのか、正直なかなか分からないことも多いかと思います。

言葉としては理解できますが、どうしても少し漠然としているので、例えば「“誠実”は、具体的にこういう取り組みをしてきた」という部分を共有してもらえる機会があれば、よりバリューへの理解が深まるかなと思います。

■自分が理解して体現し伝えていくことが使命

──業務の根本は変わらない中、社内ではパーパスやバリューといった新たな言葉が出てくるようになったと思いますが、どういうタイミングでこれらを意識していますか?

津金:エバンジェリストとしての僕の使命は、バリューを身近に感じ、一歩先へ進めるために掲げられた6つの言葉を具体的に噛み砕いて伝えることかなと。例えば“先駆”だとしたら、自分が経験のない業務を振られ「誰がやる?」となった時に、億劫になるのが当然な中、「ちょっとやってみようかな」という気持ちにさせ、そこのフォローに入るのが、エバンジェリストのひとつの役目だと思います。

バリューの6つの言葉をそのまま「頑張ってやってくれ」と言うとなかなか難しいですが、実は日々の業務の中に、それに当てはまる細かなものがたくさんあると思うので、それをまず自分が理解して体現し、少しずつ整えて伝えていけたらいいなと考えています。それこそがエバンジェリストがやるべきことだと感じたので、最初は正直「重いな」と思っていました。

荒瀬:僕は、一方通行だと嫌になってくる人がいると思うので、みんなが納得するために双方向でやり取りができる、それが伝道師ということだと解釈しています。

個人的には、自分がずっと伝道師であり続けなくてもいいかなと思っていて。ただ、それには新しい“伝道師”になるべき人を作らなくてはならないし、そのためには自分が憧れてもらわなくてはなりません。つまり、それなりの成果を出す必要があると考えています。

人は強制されては動かないと思うので、メンバーが自ら進んで動けるように、自分から動けない人のことは引っ張ったり支えあったりしながら…という立場で頑張りたいなと思っています。

木暮:正直、言葉だけを聞いても、「誠実って、何をすることが誠実なんだろう…」と思ったのですが、エバンジェリストに任命されてから「私が関わる中で、この言葉に誰を当てはめるとしっくりくるか」を想像し、その人がどんな行動を取っているから“誠実”だと感じるのかと考えるようになりました。「じゃあ私もその行動を取ったら“誠実”というバリューに近づけるのかな」と自分なりに解釈し、行動に移すようになってきたと感じています。

■目の前のお客様の、その先の未来を見て伝えていけるエバンジェリストに

──最後に、エバンジェリストとしてこれから意識しようとしていることや目標、来年の今頃に達していたいゴールがあれば教えてください。

荒瀬:新しくできた渋谷のヘッドオフィスでは、開かれた空間(もしくは、オープンなスペース)で仕事ができるので、仕切りや垣根なく、自然と一人ひとりの仕事の幅が広がってきていると感じています。

僕は営業所所属なので、営業所のことはもちろんやらなくてはいけませんが、同時に営業所を超えていかなければならないとも思っています。職種に固執せずに出来ることを、自分たちで作り上げていってもいいのかなと。それが許される環境になってきていると思うので、職種や営業所を超えた新たな活動に挑戦していきたいです。

また、今はまだ、一人ひとりがプレイヤーとして仕事をしている感覚があります。「自分一人が出来ていればいいや」という意識があるように感じるので、そこをクロスさせ、人と人とが関わるからこそできるチームでできる仕事を作っていきたいです。お客様対応で手一杯になってしまうことがあるかと思いますが、その先の未来を見ていけるような、そしてそれを伝えていけるようなエバンジェリストを目指しています。

津金:この1年で自分は何をしたいか考えた時に浮かんだのは「良い営業所にしたい」ということでした。社内のしがらみや各々の気持ちなど、メンバーを見ていて感じることはあるので、パーパス・バリューを浸透させていくエバンジェリストではありますが、まずは身近にいる一緒に働くメンバーとコミュニケーションを取り、職場をより良くしたいです。

ネガティブな感情やちょっとした気づきなどは口に出して言ってもらいたいし、一緒に考えたい、手助けしたい、出来ることはしたいと思っています。楽しく働けて、何でも言えて、要望を伝えられる組織作りをまずは身近なところからしていきたいです。だからこそ、“誠実”にメンバーと向き合っていますし、誰よりも一番働こうと思っています。「津金さん、こんなにやっているんだ」と思ってもらい、そこから横のクロスでコミュニケーションをしっかり取れたらと。それがまず1年間での目標です。

木暮:まずは自分がエバンジェリストとしてパーパス・バリューへの理解を深めるところが最初かなと。メンバーに伝えるのが役目ですが、自分が理解していないことには伝えられないので…。一個ずつ紐を解き、理解し、自分がその行動を取れるようにすることが先決かなと思います。

そして、私がいる部署は社歴が浅い人が多いこともあり、自分の仕事で手一杯で、横の繋がりが薄いと感じています。今はまだ横よりも上に相談することが多いですが、パーパス・バリューといった共通の目標ができた時、横に相談しようという気持ちが生まれる気がするので、そういうきっかけを作り、横の繋がりを強くすることが目標です。

──同じエバンジェリストでも、同じ方向を向きながら、それぞれが自分の方法でパーパス・バリューを理解し行動に移していることが分かりました。ありがとうございました!

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