不動産を購入されたことがある方はご存知かもしれませんが、購入時にかかる諸経費の中に仲介手数料という費用がかかります。
できれば、できる限り安く抑えたいところ。
そんな時に目に入ってくるのが仲介手数料無料の文字。では、どのような仕組みなのでしょうか？

不動産売買仲介手数料無料には、主に以下の4つの仕組みがあります。

1. 両手取引

これは、売主と買主の両方の仲介を同じ不動産会社が行うケースです。不動産会社は、売主から通常通りの仲介手数料を受け取り、買主からは手数料を無料にすることで、収益を確保します。

2. 売主からの手数料を頂く場合

買主の仲介会社が、直接、手数料を支払ってくれる売主とお客様を契約させる場合は、売主様から手数料が入る為、買主から仲介手数料を頂かないケースも。


それぞれの仕組みのメリットとデメリット

両手取引

メリット
◎買主にとっては、購入費用を抑えられる。
◎不動産会社にとっては、両方の顧客から手数料を得られる。
デメリット
◎不動産会社が買主にとって最適な物件を提案するとは限らない。
◎不動産会社が売主寄りになり、買主の利益を損なう可能性がある。


売主からの手数料を頂く場合
メリット
◎買主にとっては、購入費用を抑えられる。
デメリット
◎売主が仲介手数料をお支払いしない物件の場合は、仲介手数料がかかる。
◎物件情報が少ない可能性がある。


不動産売買仲介手数料無料の注意点

不動産売買仲介手数料無料には、メリットだけでなく、デメリットも存在します。

◎サービス内容が限定されている場合がある
◎経験や知識が不足している担当者に当たってしまう場合がある
◎物件情報が少ない場合がある
◎不動産会社を選ぶ際のポイント

以下の点を比較検討することが重要です。
◎手数料無料の条件
◎提供しているサービス内容
◎担当者の経験や知識
◎物件情報数
◎口コミや評判

あくまでも、手数料が無料だからと言って対応が雑になることはないと思うが、基本的には担当者ベースになるというのが、個人的な意見です。
いい担当に出会えれば、手数料がかかったとしても良い買い物ができる。また逆も然りだが。