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スター・ウォーズに出てくる《フォースのバランス》という言葉の意味とは。

じぶんは『スター・ウォーズ』という映画が大好きです。

年末にはシリーズ最新作『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』が公開されるので、とても楽しみにしています。


そして今回のnoteは、そのシリーズの劇中にしばしば出てくる《フォースのバランス》という言葉の意味を、じぶんの住まい「ギルドハウス十日町」での暮らしになぞらえて勝手に解釈したものであります。


2015年5月に自ら立ち上げた、新しい住まい「ギルドハウス十日町」。そこに身を置いて生活していると、なにごとも《バランス》というものが大切なんじゃないかと考えるようになりました。

というのも、立ち上げから2年と4か月のあいだに国内・海外から延べ6,100人以上が訪れ、常に十数名が共同生活をしているような家なので、とにかくいろんな価値観が交錯するわけです。

つまりどれが正しいかとか、好きだとかどうだとか、それもおそらく一般的な住まいの何十倍も(!?)多様な価値観が交わされていると思います。

そんな家にもかかわらず、これまで大きなトラブルもなく、バランスよく日常が過ぎているようです。


さて、どうして他人ばかりの出入りの激しい家で、そんな絶妙なバランスが保たれているんでしょうか。


そういえば、この記事を書く直前に、自転車で日本一周中の旅人が数日うちに滞在していました。

そして、こんな体験談を残して旅立っていきました。

「旅先で、たまたま知り合った外国人ふたり組といっしょに、自転車を走らせていたときの話なんです。ひとりはとっても速く、もうひとりはのんびりと自転車をこぐひとでした。だからのんびりなほうに合わせて走っているのかと思いきや、そのひとたちはとにかく各自がマイペースで。でもどこかで待ち合わせたりしながらも、絶妙にペースが合っていたんですよねえ」


速いひとと、遅いひと。属性が異なるひとどうし、自然とバランスをとりながら、楽しい旅路を共にする。どっちが正しいとかではなく、どちらにもよいところがあり、それを互いに認め合っている。


ギルドハウス十日町でも、みんなそんな感じなんじゃないでしょうか。


初対面どうし最初からは難しいけど、相手のことを少しずつ理解しながら受けとめて。そうこうするうちに互いが自然と合わせられるようになる。

じぶんの価値観を他人に押しつけるばかりでなく。

そのひとの価値観をまずは受けとめられるようになっていって。

適度な距離感で相手を思いやりながら、じぶんがやりたいように。


そこにあるのは、じぶんという世界の解放でしょうか。

他人という世界との、相互理解のための、いわば国際交流でしょうか。

そこには刺激的で新しい発見があり、じぶんの可能性さえ広げられるような。


スター・ウォーズに出てくる《フォースのバランス》とは、たんに善が悪に勝利して平和が訪れるという意味ではなく、それまでのじぶんの固定観念からの解放、そして多様なひとたちとの融和・変化・成長なんじゃないかと思います。その先には、無理なく自然体でじぶんらしくいられる日常がだれかの価値にもなるという新しい働き方と、豊かな生き方が待っているような。

そんな期待を持たせてくれます。


May the Force be with us.

今日もみんなで楽しく、《フォースのバランス》が保たれますように。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。