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アシヤオープンデータソンだん談

1月27日(日)に「アシヤオープンデータソン」を開催しました!芦屋市の政策推進課フェローとしての取り組みです。フェロー任期中の3か月に企画から実行まで収めてしまうという、なかなかの突貫工事でした。ご協力いただいた市川電産の市川博之さん・市川希美さん、諸国・浪漫の坂ノ下勝幸さん、NPO法人コミュニティリンクのみなさん、Code for Japanのみなさん、芦屋市役所のみなさん、そして何より参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

知らない方のために捕捉すると、「オープンデータソン」とは「みんなが様々なサービスで使える情報を町歩きを通じて登録するイベント」です。登録する先は、Web百科事典「Wikipedia」やWeb地図「OpenStreetMap」。これらに登録することで、他のサービスでの二次利用が可能になります。詳しくは講師としてご協力いただいた諸国・浪漫の坂ノ下さんがまとめられていますのでご覧ください。

今回は街歩きコースを2つ用意しました。潮芦屋でベンチや自販機など健康ウォーキングをテーマにOpenStreetMapに登録するコースと、 芦屋川で学芸員の方から芦屋川の文化的景観について学びWikipediaに登録するコースです。具体的には、潮芦屋では「震災復興住宅(市営・県営)アート&コミュニティプロジェクト跡」や健康ウォーキングコース周辺の散策、芦屋川では市指定文化財に登録されている「芦屋川の文化的景観」として「官設鉄道芦屋川隧道跡」「芦屋仏教会館(国登録有形文化財)」「猿丸君彰功碑」「ぬえ塚」を回りました。なお、潮芦屋がまちびらき20周年なので、その記念事業という意味合いもありました。

当日は24名の方に参加いただきました。成果としては、Wikipediaの登録が新規で「南芦屋浜コミュニティ&アート計画」「芦屋公園」「官設鉄道芦屋川隧道跡」の3件、修正で「芦屋仏教会館」の1件、 OpenStreetMapへの登録が潮芦屋の施設・設備・道路など113回アップロード(件数としては数百件)になりました。「オープンデータソン」は情報をWikipediaとOpenStreetMapの両方に登録して相互リンクさせることでさらなる価値を生むので、「南芦屋浜コミュニティ&アート計画」はその流れで登録しました。

参加されたみなさんからのアンケート(21件回収)では、満足度が5点満点中4.39点となっており、私にとっても芦屋市にとっても初の開催としては上々かなと思っています。当日はWikipedia側でのIPブロックなどトラブルもあり反省すべき点はあるのですが、庁や市の内外を問わず継続開催の機運が出てきたので、次に活かします。

また、庁内での成果として、政策推進課・情報政策課・健康課・生涯学習課・図書館・住宅という6つの部署が横断して関わるということがありましたし、某東北の県庁の方がFacebookでこのイベントを発見して「市民協働型のオープンデータ推進の参考にしたい」と来庁されることになるという、予想外の効果も生まれました。私自身も官設鉄道芦屋川隧道跡の記事作成をできましたし下見ではOSMで団地など十数件登録できたので、手を動かすことができたのも良かったです。集合写真とアルバムはこちら。

さてさて、気付けば昨年11月6日に始まった芦屋市政策推進課フェローとしての活動も来週2月5日で終了します。本当にあっという間…。上記の活動にご興味ある方は、最終日に予定している自主研「火曜どうでしょう」で全てお話しますので、是非お越しください!(その際は事前連絡下さいね^^)



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