V.ファーレン長崎 #1


男もすなるnoteといふものを、女もしてみむとてするなり。
生憎僕には文才のかけらもないのですがアウトプットの場を増やすことでフットボールをより深く理解できるのではと思い立ち行動に移してみました。
もし読んでくれる方がいらっしゃいましたらお手柔らかにどうぞ!
(紀貫之よろしく僕も男性ですので誤解なきよう)
今回は下平長崎のボール保持について考えたことを書いてみます。

✅GKからのビルドアップ

こちらの動画で仰っているとおり下平監督はやはりビルドアップからサッカーを考えていくスタイルなのでしょう。

長崎でもGKを使ったビルドアップにこだわりを見せています。

長崎はビルドアップ局面でピッチを広く大きく使う鳥かご(ロンド)をしながら隙を見つけて前進します。
特徴的なのはインサイドハーフとアンカーの中盤3枚がボールに寄りすぎないこと。
一見味方どうし距離が近い方がボールは繋がりそうですが、当然相手選手も近づいてきてしまいます。なので適切な距離感でプレーすることが長崎のやり方です。
このビルドアップを成立させているのがGK、CB、アンカーの個人戦術が伴ってこそ。
パスを繋ぐことが目的化していないので、ただ次の選手に渡すのではなく自分に引き付けてリリースしたり体の向きで相手を騙したりと受ける味方がフリーになりやすいよう工夫していて非常にスムーズなビルドアップを展開しています。
原田岳はここまでできる選手なのかと正直本当に驚かされました笑
新井一耀もここ最近でかなり良くなっているので怪我の状態が心配です。
田中隼人、秋野央樹はもう言わずもがな。
甲府戦での一例
自分のXの投稿なので恥ずかしいのですが参考までに↓


✅アタッキングサードの崩し

ビルドアップから上手く前進いざゴールへ
ピッチを3分割した敵陣側1/3をアタッキングサードというのですが、そのアタッキングサードへ侵入してからはビルドアップとまた違う特徴を出してプレーすることが多くなります。
ブロックの隙間を縫うようにハイテンポで人とボールが動き、テクニックとイマジネーションでゴールをこじ開ける狙いです。
こちらも甲府戦から↓

甲府戦
これと同じ現象が右サイドでも。
飯尾は人ではなくスペースへ運び、シュートには至らなかったものの密集で複数人が関わりサイドを攻略しました。
これもまたリレーショナルなサッカー。

✅相反する2つのスタイル

自陣と敵陣では当然相手の振る舞いが変わるので一概には言えませんが、アタッキングサードに入ると攻め急ぐ印象があります。
2つのスタイルを局面に応じてあえて使い分けているのか、それとも、、、
正直僕にはわからないのですが、アタッキングサードでもう少しポジショナルの文脈でプレーしてみてもいいのかなと個人的には思っています。


最後に
まだまだシーズン序盤
この段階でここまでいいサッカーができるなんて思ってなかったのでこれからのもっと強くなるであろうV.ファーレンを見るのが本当に楽しいです。
もし気が向けば次はもう少しミクロな視点でグループ戦術、個人戦術を見てみようかと思います。
稚拙な出来にもかかわらず最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます!

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