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ノドから手すさび短歌集(第461首~474首)

短歌集です。
年末調整の時期だなーとなんやかんやと雑事に追われてやりたいことも中途半端にこの良い季節を通り過ぎつつあります。忙しい…。
気がつけばもうすぐ立冬、寒くなってきてもうお鍋もしています。お手軽で栄養も暖もとれていいですよね。
なんだか立冬も近く秋も忙しくなり慌てて秋の歌を整理しつつエイヤーと投稿です。
テーマは「秋」で14首ですが、昨年以前のも混じってます。
こころ響く歌あれかし

【第四百六十一首】
秋楡のパーク色づき落ち葉踏む押し葉の日々は遠き彩り
-押し葉-


【第四百六十二首】
プラタナス葉の黄色つき赤づきに恋はさざめけ鈴懸の径
-鈴懸の径-


【第四百六十三首】
鈴懸の出逢いと別れプラタナス並木通りを子らと歩めり
-プラタナス-


【第四百六十四首】
ホルトの木ポートワインで酔ふがごと見違ひしごと朱染めに差し
-ホルトの木-


【第四百六十五首】
血相をかえしサイレン五台過ぎ南天焦ぎて猫鰯雲
‐非日常・日常-


【第四百六十六首】
この地にて入鹿の首は散りぬるか蜻蛉寂しき秋の首塚
-飛鳥-


【第四百六十七首】
色白き美しきひと頸筋にひと筋の青ひんやりと秋
-白き秋.青-


【第四百六十八首】
青白き美しきその頸筋を朱に染めにし秋ひんやりと
-白き秋.朱-


【第四百六十九首】
断末に落ちる枯れ葉のひとことに耳澄ませども樹々はこたえぬ
-声なき声-


【第四百七十首】
さっぱりとせいせいとした筈なのに自由の翼もてあます空
-悲しいほど自由-


【第四百七十一首】
ほろ苦いコーヒー湯気の逃げる恋テーブル独りぽっかりと秋
-空虚-


【第四百七十二首】
鰺鰯もんどりうてる苦しみを咀嚼してやる豊漁の秋
-もんどり網-


【第四百七十三首】
土となり今度は地下で支えんと席を譲りて秋の葉は落つ
-交代-


【第四百七十四首】
ため池の尾越しの鴨は潜りたり浮かび潜りてまた潜るるぞ
-浮沈-



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ヘッダー画像引用元: <a href="https://www.photo-ac.com/profile/1706330">ぺたぽん</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

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West side Nod

読書やコラム、記事、見聞したものに対して徒然に書いてきたいです🙂。omnivore(雑食動物、乱読、広く興味を持つ)なるままに。現代詩好き。茨木のり子、吉野弘、石垣りん、高橋順子、馬場あき子、河野裕子等。歌は洋楽AOR系が好き、青春はMTV、渡辺美里、大江千里。

ノドから手すさび短歌集

手すさびに折々につくった短歌を集めています。

コメント2件

469、断末、枯れ葉が今にも落ちそうな感じと素っ気ない冬の木の感じがして面白かったです。
まさる様ありがとうです。素っ気ない冬の木っていうのもおもしろいですね。なるほど纏し葉っぱも無くなって素寒貧とはよく言ったものです。
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