読書摘み食い

見田宗介の『社会学入門』を読み返す。

メキシコの「死者の日」つまり日本のお盆の様なものではご馳走をひとつ余分に作るとある。

それは日本の様に先祖を迎えるだけでなく、親しかった血族以外も迎えるからで、更に誰にも呼ばれてない死者にも、迎える死者が気軽に声掛けして一緒に相伴するかもしれないからだとあった。

ずいぶんとフランクに一緒に行こうと誘う気風はラテンの国らしいなと。
日本のお盆に知らない霊や血族以外が来るなんて考え方はないので、やはり特に血を大事にするというのは世襲社会が根深く残っていることと深く繋がっているのだろうなぁとぼんやり考える。どちらが良い悪いではなく。

こういった考え方や風習は生者の社会の写し鏡だろう。
読めばこれだけでは決められない部分もあるが、どちらの社会が果たして生きやすい社会なのだろうかととても考えてしまった。

#コラム #エッセイ #読書つぶやき

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West side Nod

読書やコラム、記事、見聞したものに対して徒然に書いてきたいです🙂。omnivore(雑食動物、乱読、広く興味を持つ)なるままに。現代詩好き。茨木のり子、吉野弘、石垣りん、高橋順子、馬場あき子、河野裕子等。歌は洋楽AOR系が好き、青春はMTV、渡辺美里、大江千里。

コメント4件

日本の純血主義、私も色々と考えるところがあります。
ラテンの気風や考え方はとても寛容だなと感じますし、それが当たり前の社会は、そこだけを見ると生きやすいだろうなぁと思います。そこだけを見れば、ですが。
日本でも実は、「お友達」同伴で自分の家族に会いにきている死者がいるかもしれないですね、私達が気づかないだけで。

「死者の日」、″ Día de Muertos”、ですね。
9月半ば以降、秋グッズ・ハロウィーン・そしてこの”Día de Muertos”グッズが
棚に満載されて売られています。それを見ると秋の訪れを感じます。
ハロウィーンの扮装で、Día de Muertos風、かわいいガイコツファミリーになったグループとかが、キャンディもらいに来たりしますよ。素敵な文化融合だと思います。
ちひろ様ありがとうございます。クレメンティアは様々な接触があった民族で発達したのかもしれませんね。遺伝子が利己的であれば近親中心主義の様になるのでしょうし、人が本当に愛や友情で結ばれる紐帯は概ね12人と聞きますがそれは文化的で社会的な媒介を発達させることでとても広くする事が出来たのもまた人間だと言います。これはひとつには風土的なものもあるのかもしれませんね。良し悪しは別ですが。
magenta−hikari様コメントありがとうございます。なるほど素敵な融合ですね。日本の良さは翻ればそういう受容度の高さ、受容しつつも根本は変えずに換骨奪胎していく事の巧さかもしれませんね。明治以降の日本の発展のヒントもそこいらにあるやもです。日本でも実は親しい人たちも会いに来ているかもしれませんね。昔と違い霊界?も変化しているかもです。会いたい人にきてもらいたいというのもまた「お迎え」の在り方であれば素晴らしいことですね。
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