見出し画像

短編小説を書いたことで、小説の読み方に幅が広がった

僕は読書感想文が嫌い。作者はどう思ったか◯◯字以内で答えよが嫌い。主人公はどう思ったか◯◯字以内で答えよが嫌い。そんなの、知らんし、わからん。

これもあって小・中学生時代に読んだ本は「夏休みの読書感想文」対象の本以外にほぼ読んでいない。割と近いところに『神様』のアトリエがあったためか、小学校の図書室には『神様』のマンガが多くあった。でも『神様』のマンガを読んだのは社会人になってから。図書室ではじめて読んだマンガは「はだしのゲン」なんだけど、あまりにも強烈なインパクトで、夜、寝られなくなった・・・

学校課題以外にはじめて読んだ小説はマーガレット・ ミッチェル「風と共に去りぬ」だと記憶している。「風と共に去りぬ」を読んだのは高校生の時。たしか映画「風と共に去りぬ」が映画館限定でリバイバル上映されることを知り、読んだのがきっかけ。あと読んだ小説で覚えているのは星新一作品を何冊か。学生時代は本を読まなかった、というより楽しみ方を知らなかった。

小説を読むようになったのは社会人になってから。スティーヴン・キングディーン・クーンツパトリシア・コーンウェルを中心に海外作家作品を読んでいったはず。日本作家作品とは無縁だったが「時と人 三部作」と呼ばれる、北村薫「スキップ」、「ターン」、「リセット」を読んだ頃から、もしかして読まず嫌い?と思うようになり日本作家作品を読み出す。映画『冷静と情熱のあいだ』がブームだった時期ということもあって、江國香織作品を読み始めて拡げていったと思う、たしか。でも『冷静と情熱のあいだ』は読んでいない。

そんな偏食ならぬ偏読だったということもあって、村上春樹作品、赤川次郎作品、東野圭吾作品などは読んだことがない。ある小説の世界に入り込み、主人公の隣だったり、主人公そのものになりストーリーを読んでいく。主人公が男性であろうが、女性であろうが、なんだったら主人公が動物だったとしても同じ。小説はそうやって楽しむものだと思っていた、というよりそれしか方法を知らなかった。

◇ ◇ ◇

そんな偏読体質なのに、よく短編小説を自分でも書いたなって思う。今まで小説なんて書いたことがなかった。小説の書き方なんて自分の中に何もないわけだから、多少は考えたとしてもそこはやっぱり行き当たりばったり。次、小説を書くようなことがあれば、もう少し小説らしく書きたいよねってなる。

起承転結、序破急。山谷、緩急。伏線、ひねり、ひっくり返し。表現、言い回し。セリフと地の文、視点のブレ。書いているときに気にしていたのは表現、言い回しだけ。あとは今まで読んできた小説の流れを、なんとなく真似ているだけ。あぁ、こりゃダメだね、てんでなってない、ということに気づきながら読み終える。

とりあえずセリフと地の文について、実際に小説を読んで学ぼうと思い、

を読んでみた。40ページほどなのでそういうの学ぶのに向いているかな?と思ったから。

「あ、このひっくり返しは、あれが伏線になっているのか!」、「え、さらにここでひねるのか!」、「おぉ、さっきのあの部分は、これを強調するためだったのか!」と学ぶところだらけ。さらには主人公(松尾先生)視点と元生徒(高輪佑)視点の違いによって、2つの感情を読み手に抱かせるとは「これが、プロ作家なのか・・・」と。

今まで、小説の世界から一歩下がった読み方(今までは映画スクリーンの中、それを映画スクリーンを観るイメージ)をしたことがなかったから、あぁ、こんな小説の楽しみ方ってあるんだと気付いた。次のためにと伏線、ひねり、ひっくり返しや、表現、言い回しは読了ノートにメモ書きした。

短編小説を書いたことで、小説の書き方が気になる。小説の書き方を学んだことで、プロ作家の小説の書かれ方が気になる。プロ作家の小説の書かれ方に気づき・・・

そして、小説の読み方に幅が広がった。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。あなたの「スキ」が、僕の中で幸せになります。あなたの「サポート」が、僕の中でたくさんの幸せになります。そして、あなたに幸せを届けられたらいいなぁ〜♫

「スキ」ありがとう! 幸せよ、届けぇ〜 (*^_^*)
25

雨に濡れた犬

年中雨中・・・でも、いつかは晴れる。そう信じながら、雨に濡れた犬が彷徨い、トボトボと歩く。

気分の冴えない昼下がり

思いの外快進撃
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。