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浴衣を描こう!

さあ、すっかり夏ですね。

暑いばっかりだと気が滅入りますので涼し気なイベントも欲しい季節です。

てなわけで、今回は夏のお祭りに欠かせない浴衣を描いていきたいと思いますが、実のところそんなにガッツリ描くわけじゃないので…

あと、浴衣に限らず服を描く時はちゃんと資料を探して、資料を見ながら描いてください。特に浴衣を含む伝統衣装は意外と正確な描写が難しかったりして覚えてるつもりでも細部にミスが出やすかったりします。伝統文化にリスペクトを込める意味でもそこんとこはしっかりしときましょう。

では始めます。

ラフ

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こんな感じで横から描けば細部をごまかすこともできます(ぉぃ)

浴衣は簡易的なのですが着物の帯は周辺部分が複雑になってたり、描かなきゃいけない小物も多くなってきますので資料とにらめっこしながら丁寧に描いてください。あと、気を付けるのが帯の結び目ですかね。結び目の形の正確さもさることながら位置が帯に比べて上の方につくのが間違えやすいポイントでしょうか。帯の真後ろに描きがちなのでそこんとこも気を付けてください。

んで…

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アップにしてみました。

これで細かい部分をかなり減らせます(手抜きとかいうな)

顔の印象を強くして更に細かい部分の描写を減らせるのでアップにするのは実はかなり合理的で効果的な手法なのです。

じゃあどんどん進めていきますよ。

線画

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こんな感じで…

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修正作業!イェーイ!!

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いやー、線画は楽しいですね

色塗り

では色を塗っていきます。

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まあここまではいつも通りです。

ここで浴衣の部分だけレイヤーを別にまとめておきます。

そして、更に新規レイヤーを作って…

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こんな感じで浴衣の柄を描きます。

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これを縮小して、何個かレイヤーを複製します。

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これを浴衣の部分ごとに方向を変え、切り抜いてクリッピングします。

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そしたらレイヤー合成(確かリニアライト…?色々試してみてください)します。

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他の部分も同様に。

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後は線色とか目のエフェクトとか入れてキャラは完成です。

背景

それでは背景を描いていきます。

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ベースとなる背景をちゃっちゃと描きます。

ブラシと塗りつぶしとグラデーションしか使わない簡単なやつです。

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そこにテキトーにペンツールで丸を描いていきます。一応パースを多少考えて、丸の大きさを変えてますが、そこまで厳密でなくて大丈夫です。

仕上げ

あとはグラデーションレイヤーやキャラの強調処理を施して完成です!

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おおかわいい!(自画自賛)

今回浴衣の描き方をテーマにしつつ、そんなに浴衣のちゃんとした描き方には触れてませんが、それこそ本気で説明しようとするととんでもない分量になっちゃうし、実のところその都度調べながら描く方が効率的だったりします。場合によっては構図によって描かなくてもいい部分を作った方が絵的には映えたりもするし、ほんと各自工夫お願いします、って感じですね。

というわけでまた次回よろしくお願いします。

浴衣

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