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イングヴェイはやっぱり凄かった

ギターを速く弾きたい
ギターを弾く皆が思うこと、そんな多くのギタリストが一度は憧れた事があるイングヴェイマルムスティーン
超絶速弾き、高速スウィープ、感動的なヴィヴラートここまでギターを泣かせ表現できるギタリストって中々いない
Youtubeを開けば沢山のギタリストが彼の曲をコピーしていますね
僕もイングヴェイめちゃめちゃ練習しましたよ
でもどう頑張ってもなんか彼のような音にはならない
もし仮に同じ機材を使ったとしても同じ様な音出すことが出来ないんですよねきっと
何故だろうとずっと頭を悩ませていたのですが
どうも最近これじゃないかと思うことがあって
ギターソロって指板上を一気に駆け抜け最後の締めにヴィヴラート(幅の広いチョーキング繰り返す)で終わるパターンが多い
もし仮に彼のように早く弾けたとしても最後のヴィヴラートが何だかのっぺりしちゃうと非常に間抜けに聞こえる
スキャロップド加工されたストラトを弾いてるからかもしれない、もしくは一般的な人よりも非常の大きな手のせいかもしれない
でも僕はもっと深い所にあるのではないかと思っている
大概のプレイをみてもイングヴェイの手が大きすぎるので細かな指の感じが見えないんだけど
非常に大きな振れ幅で弦を揺らしているように思える
僕がヴィヴラートをかけるときって結構細かな振れ幅になりがちでヴィヴラートのかける速度が早くなりがち
イングヴェイ自身が強い握力を持っているのかどうかわからないけどあんなに大きくヴィヴラートするのって割りと指に力を入れないといけないわけでそれこそ弦をゆるくしないとあんなにはならないと思う
彼は半音下げメインのギター使用しているが彼のシグネチャーストリングスのゲージ表記を見てみるとかなり細い弦を張っていた
しかも6弦だけ太くしてある
008−048のセット本当は6弦が038何だけどそこがイングヴェイのこだわりなのかな?
しかもフレットもかなり背の高いものを使ってて弦高もガンガン高くしてるとか.…
おまけにジャンボフレットにスキャロップド加工
僕はイングヴェイ大好きだけど、彼のモデルだけは試奏だけして絶対に欲しくないと思うのは単純に凄え弾きにくそうだからだw
イングヴェイ愛としてコレクションにしてもいいけど弾かないのに部屋のインテリアに使うの大嫌いなのでそんな勿体ないことしません

思えば僕が始めてイングヴェイの曲を聴いたのは
Facing animalだったと思う
当時ipodが出てきて早速買ってめちゃめちゃ曲が入るって感動してゲオ行って大量に中古CD買い漁って入れてたんだけど
確か適当にイングヴェイのアルバム買ったのがFacing animalsとオデッセイだった

それで僕は交通事故にあって
顔面ズタズタになる怪我を負った
フロントガラスに思いっきり顔面打ち付けたからだ(昔は背後席にはシートベルト義務つけられてなかったから)超血だらけになって走馬灯が見えたときは死ぬんかなと思ったw
結局顔の怪我だけで済んで今では元通りだけど
その入院中僕はイングヴェイと本格的に触れる事になった

facing animalsに収録されてたタイトル曲が
死ぬほど格好良くてこれは超やばい〜って喜んだ
マッツレヴィンの声がまたパワフルで良いんだよな(マッツもこのアルバムもあまり評価が高くないけど)
今までイングヴェイはRising forceなどを聴いててもネオクラの色が強かったからどうしても当時の僕にはあまり受け付けなくて
割りとモダンな音に加えてイングヴェイのメロディーセンスが光るバラード曲まで収録されてて
僕はもう虜になった

折角交通事故になったのに
オデッセイからハマれば真のイングヴェイファンとしてガチ勢に受け入れられたと思うんだけどw
僕がオデッセイに触れるようになったのはその後だった
今では多分5本の指に入る程好きなアルバム
まぁ兎に角ジョーリンターナーは偉大過ぎるよねって
事故の後遺症を負って確かに粗が目立つ
でもそれを指し抜いてもめちゃめちゃ弾きまくってるじゃんw
普通そんな事故あればあそこまで弾けんよ
彼の元々のテクニックがどれだけ凄かったか垣間見れますね

イングヴェイを語る上で先ず話題に上がるのが
彼の速弾きソロ
でも僕がイングヴェイを好きになったきっかけは
早いリードパートよりもセンスの塊でしかない彼のリフ
イングヴェイの曲ってリフが兎に角カッコいい
オデッセイ頭から聴いてるとまぁリフかっけえなって
Rising forceのリフなんて世界一カッコいいリフなんじゃないかと思う
特にキーボードのソロパートに鳴ってるリフなんてヤバいでしょあれは!!
何だか彼のリフを聴くとアドレナリンが出まくってゾクゾクしてしまう
だからきっとFacing animalsにハマったのかなと感じた
イングヴェイのストレートなリフワークと難解なリードその大きなギャップこそがイングヴェイの魅力なんだろうなと思う
バラードもいいしね

プレイがめちゃめちゃ上手くても
いい曲作れないと僕はどうしても好きなギタリストにならない
やっぱり曲がかけるギタリストって凄い

ヴィジュアル系って好きじゃないんだけど
唯一僕が聴くバンドでムックってあるんだけど
そのギタリストの書く世界観が僕は大好きで
異様な雰囲気おどろおどろしさのなかに光が見えたり
何よりドラマチックなんだ

イングヴェイってただ上手いギタリストってだけならここまで評価されなかったんじゃないかと感じてる
ただ指板上を一気に駆け抜ける豪腕ギタリストだけならただの上手い人だけど
彼に曲を書かせても一級品の作品を作り上げてしまう(唯一欠けてるのは彼の歌唱力の無さなのだがwそれでも今では歌っちゃう神経に強さ)
僕はイングヴェイに対してギタリストという評価というより作曲家及び芸術家という認識でいる
表面上ではイケイケドンドンなプレイをして
派手なパフォーマンスして正にロックンローラーなイメージだけど日本でオーケストラと共演したときは彼の佇まいが非常に美しく見えた
芸術家の佇まいだったなぁって

近年ではどうも歳のせいなのか身体のせいなのか
どうも手グセに任せたプレイが多く
ミスタッチやノイズが増えて少し粗が目立ちすぎてる感が強いんだけど
ギターのテク云々よりもエルビスプレスリーばりに長いもみあげが気になっちゃってww

今にエルビスが着てたあの衣装着ちゃったりして
似合うと思うんだよな今のイングヴェイww

SNS界隈ではイングヴェイ人気が強いらしく
SNSやめたけどちょろっと見に行ってみたら
某ギタリスト系ユーチューバーの方がFire and Iceの阿野ポーズを披露してる写真がいいねついてるらしいとのことw

皆あれ必ずするよねw
でも彼はリスペクトがあっての事だからそれでいい
でもファンでもないのにイングヴェイウェーイとか真似するのはいただけないな

春一番だって猪木の熱狂的なファンだから真似しても面白いわけで好きでもない人が真似してもおもんないねんて

彼のFire.and iceのポーズは完璧でした
芸術です

というかイングヴェイあれ自分の知らないところでネタにされてるのどう思ってるんだろw
本人にあのジャケどう思うか聞いてみたい
超イケてんだろ〜!?って言われたらどうしようw
マジで反応に困りそうだな..…



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