見出し画像

「雇用関係にないチームだからこそ得られる多様性と柔軟性」 — by South Bold <vol.13>

第13回目を迎える今回は、アルゼンチンのInTactoやMediaMonksなどを経て、会社を立ち上げたNicolas Fonsecaさん代表の South Bold をインタビュー。社員として所属するメンバーは彼1人ということで、どのような座組みで、どのようなプロジェクトを遂行しているのか話を聞いてみた。

Question 1:
まず初めにSouth Boldについて教えてください。

South Bold は2015年に設立されたUIとアニメーションを得意とする会社で、拠点をアルゼンチンのブエノスアイレスに置き活動しています。会社と言っても所属しているのは私一人で、数名のデベロッパー、デザイナーと設立当時から一緒に仕事をしています。社員ではないものの、彼らを含めたチームがSouth Bold vであると言ってよいと思います。

Question 2:
受注するプロジェクトは、どのようなものが多いのでしょうか?

基本的には2種類の形態があります。一番多いのは、エージェンシーからの発注を受け、開発のみを担うパターンです。この場合は何をやらなくてはいけないのかがとても明確です。もう1つは、クライアントが直接私たちにプロジェクト全体を発注するパターンです。そのようなプロジェクトを受けるには、デザイナーやその他の専門分野も含むチームを組む必要があります。

Question 3:
プロジェクトを受注する前に、考慮されることはありますか?

小さいチームなので、そもそもそのプロジェクトを受けるためのリソースを確保できるのかを最初に確認しなくてはいけません。もし時間とリソースに余裕があり、プロジェクトが自分たちにとって新しくエキサイティングなものであれば先へ進めます。

Question 4:
自分たちがやりたい!と思う仕事と、お金のためにやる仕事とのバランスをどう取っていますか?

小さいチームですが、お金のために仕事をするということは避けています。たとえすぐに結果が出なくても、良い仕事をすればいずれ何かしらのリターンがあると信じています

KetoSports

Question 5:
クライアントとはどのようなスキームで契約を結ばれていますか?

シンプルな契約を心がけています。私たちの作業範囲に合意が得られたらまず頭金をもらい、納品時に残りの金額をもらうようにしています。プロジェクトによって若干の調整はありますが、基本的にはこのやり方を守るようにしています。

Question 6:
残業はどのくらい発生しますか?

なるべく残業がないように努めていますが、納期が近づくと、いつもより働きすぎる傾向にはあります。

Question 7:
リモートワークや副業は許可していますか?

もちろんです。と言うか、私たちは一般的な雇用関係のチームではありませんので、フリーランサー、企業、その他の優れた専門家など、様々な人とのコラボレーションを歓迎しています。これにより、多様なプロジェクトを手がけることができる柔軟性がもたらされています

Question 8:
他の企業やフリーランサーと協業する場合、コミュニケーション面で心がけていることはありますか?

可能な限り、指示や命令が必要となる系統を避けようとしています。最も重要なのは、クライアントとのコミュニケーションが直接的かつ効率的に行われることです。従って、私たちは常にすべてのメンバーを公平な立場に置いて、必要な時にいつでもクライアントに連絡できるようにしています。

Question 9:
「いい仕事」をするのに一番大切なものは、何だと考えていますか?

デザイナーとデべロッパーが優れた作品を生み出すためには、快適な環境が必要です。それは適切なツールが用意されていることであり、プロジェクトにとっても自分にとっても相性のいい仲間と協力することであり、モチベーションを与えてくれるプロジェクトに出会えることです。その上で、昨日のプロジェクトよりもうまくやること、をシンプルに追求し続けています

#OperationSamusReturns


※この記事内容は2018年6月公開当時のものです。

South Bold’s SNS account
Facebook / instagram / Twitter


前回までの記事はこちらから!

Vol.12:「間違った答えなどない。だから全ての可能性を見逃さず、最高のアイディアが引き出せる。」 — by Sosolimited

WORKS GOOD! MAGAZINE twitterもぜひフォローお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?