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四国八十八ヶ所巡り「高知・愛媛編2024.3.29-4.2 その1〜意外に急勾配な登り坂だった第35番札所清瀧寺〜」

今年、待ちに待った還暦を迎えた。
若い頃から、次の年代になりたい(20代の時は30代に、40代の時は50代に。)と憧れていたわたしにとっての60歳は、ご褒美のような、新しい人生のスタートのような、喜ばしい年。

50歳になった年には、年齢的に遠ざかってしまったロックフェスに、勇気を出して行ってみた。
還暦記念に何しようか、考えるまでもなく、例年以上にひとり旅を充実させようと決めた。

年々、女性のひとり旅に対する評判が変わり、10年前とは明らかにホテルや旅行会社の対応が良くなっている。
もうすでに、いくつか旅の計画を立てており、ワクワクが止まらない。

50代の頃、こんな60歳になると想像していなかったから、人生は何が起こるかわからないものだ。
からだも60年使い続けると、いろんなところに不具合が出てくる。
そんなわたしの肉体と相談しながら、楽しく還暦イヤーを過ごしたい。


<1日目 3/29(金)  雨の羽田空港〜快晴の高知龍馬空港、お遍路開始>
ネットの天気予報によると高知は雨。
早朝のANAで高知龍馬空港に到着すると、雲一つない快晴じゃないか!
雨具はいらなかったし、わたしの晴れ女パワーに驚いた。

空港バスを北はりまや橋バス停で降り、バッグをコインロッカーに預け、高岡行きのとさでん交通バスに乗車。
小一時間ほどで高岡高校通バス停に着き、歩いて第35番札所「清瀧寺」へ向かった。

ドラッグストアがある、車がビュンビュン行き交う道路を渡り、徐々に静かな田舎道になってきた。
ちょうどお昼時。
腹時計が正確に、飯食わせろ!と鳴いているではないか。

もう少しで札所の参道の門、という場所に、お遍路さんお接待用の小屋があった。

右の小屋でおにぎりをいただき、ひと休み。
お遍路道にはこんな休憩所がある。
これも地元の方々のお遍路さん達へのお接待の一つ。
清瀧寺の第一ゲイト。
緩そうな坂道だな、と予想していいたが。

門を通って少し歩いて氣がついた。
もしや意外に急な登りなのでは、と感じた頃、下ってきたお遍路さんに挨拶した。
「結構たいへんですよ」
50代と思しき男性が笑顔でおしえてくださった。

登山レベルとまではいかないが、急勾配の坂だった。
ホテルにトレッキングポールを置いてきたことが悔やまれたわ。

清瀧寺仁王門が見えてきたのは、高岡高校通バス停に下りてから1時間弱後ぐらいだったかな。

ここまでの登り坂を考えたらば、この階段など、ちょろいものだわ。
年月が経って薄れているけれど、仁王門の天井にカッコイイ龍が!
やっと本殿に到着。
かなりホッとして、のんびり過ごしたよ。

この日はここでお遍路打ち止め。
帰りのバス時間にギリギリ間に合うかな、と歩いたが、目の前で高知駅方面行きバスが行ってしまった。

ちょいとガッカリしたが、こんなちっちゃいことで凹まないわたしは、他の戻りルートを探索。
そういえば、前回もこのバス停から高知駅方面行きバスに乗れず、伊野駅行きに乗ったんだった。
時刻表を見ると、数分後に伊野駅行きバスがあり、もちろん乗車。

伊野駅より土讃線に乗って、終点高知駅で下車し、ネットで調べたお得切符(四万十・宇和海フリー切符5400円)を購入。

駅のお店でお土産を買い、ホテルにチェックイン。
明日は早朝から電車移動。
夕食までひと休みして、おいしいお料理食べてゆっくり休もう。

〜つづく〜


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