見出し画像

第56回通関士試験 合格体験記

2022年10月2日、通関士試験を受験してきました。

まず通関士試験について知りたい方はこちらのみこ会のブログを参考にされてください。

今回は通関士試験合格への道のりと合格発表までを事細かに記していきます。とんでもない文字数と詳細のため、途中から有料記事となっておりますこと、ご了承ください。

私のスペック

基本情報

・メーカー勤務(海外営業、輸出業務)
・20代後半
・独身、実家暮らし
・学生時代からの遠距離の彼との結婚は…??笑

関連する資格

・貿易実務検定A級(2021年合格)
・TOEIC990点
・英検1級

私の性格

・興味を持ったこと、得意だと思ったことはとことん極めるタイプ
・のめり込み型
・勉強は割と得意で勉強習慣あり
・集中力がある
・他人の何気ない一言にメンタルをやられるタイプ
(勝手にストレスやプレッシャーを感じてしまう)

受験しようとおもったきっかけ

入社した頃、早く会社の役に立ちたいと5ヵ年計画でスキルアップの計画を立てました。その際に一度通関士試験も検討していましたが、合格率の低さと、試験内容が業務内容とドンピシャじゃなかったこともあり、貿易実務検定を極めることにしました。

その貿易実務検定もA級まで取り終わり、当時取得したかった簿記3級に合格し、次の目標だったFPの勉強をはじめ合格圏内を確信した12月下旬、ふと「私がA級の勉強をしていたときに、一緒に勉強していたみんなが受けていた通関士ってどんな資格だろう?」と、改めて興味がわきました。

2021年のクリスマス、みんながおしゃれなデートをする中、私は彼氏を引き連れ、ルンルンで本屋さんへ行き22年度版のテキストを吟味。(田舎なのに、奇跡的にヒュー赤と合格ハンドブックが置いてある書店を見つけたんです。)あ、ここでは買わず、あくまで吟味しただけで。後日ネットで購入したんですけどね。

動機(モチベーション)

ただの、「興味」です。
純粋に55回の受験生が楽しそうだった印象。貿易が好きでさらに知識を深めたいと思っていたこと。難関国家資格持ってたらかっこいいな。勉強するもの他になくなったから通関士にしようかな。こんなかんじ。

特に通関士になりたいわけでもなく、転職したいわけでもない。メーカーなので、取ったからといって給料が上がる訳でもなければ、特に評価もされる見込みもないし、昇進するわけでもない。でも、好きな貿易の仕事を続けていくためには、資格を持っていた方が説得力はあるよね~、と。

ただ興味があるから勉強したい。それだけのモチベーションで勉強を開始しました。

勉強開始!

みこ会の55回受験生の座談会に参加し、みなさん約1年間必死に勉強されて合格にこぎ着けていると知り、やっぱりそのくらい勉強しないと受からないよな… それでもギリギリ不合格の人もいるし、全力で10月まで勉強しなければ…と。

使用した教材

・通関士試験合格ハンドブック 2022
・通関士完全攻略ガイド 2022
・計算問題ドリル2021
・みこ会の記事と課税価格の決定テキスト
・LEC 貨物分類講座
・過去問(業法と税法は5年分、実務11年分)

※きちんと勉強をはじめる前に、そして途中に誤植や誤記の情報が出ていないか確認することが重要です。間違えたまま覚えると命取りなので…。

使ったツール

・iPad Air
・Apple pencil
・Goodnotes5
・NowThen (時間計測アプリ)
・実務電卓

みこ会について

みこ会とは、通関士試験に効率よく合格することを目的としたオンライン指導会です(サイトはこちら)。私は一発合格を目指したかったし、試験に関する情報が全然見つけられなかったため入会しましたが、入って大正解でした!みこ会がすごいということは55回の受験生を目の当たりにしていてよーくわかっていました。合格率が15%前後とは信じられないほどに合格者でTwitterが埋め尽くされるほどだったのです✨

みこ会に入会すると、直近の過去問や関連問題集で受験生が疑問に思う設問の解説が丁寧にされており自己解釈での誤った知識が減ります。勉強の進め方についての記事もあり、それでもわからないことや相談したいことはみこさんに直接質問することが出来ます。ほとんど私たちが疑問に思うことは過去の受験生も疑問に思っているためすでに情報が載っています。まずは探してみてください。最新の法改正にも対応しているのがおすすめポイント!
アプリで隙間時間も勉強出来るし、ZOOMの勉強部屋を使用すれば通関士試験の仲間が勉強しているのでモチベーションも上がります。独学について不安があるのであれば、入会を強くおすすめします!

2022年1月~2月中旬

1月になったら区切りよくはじめよう!そう思っていたので、みこ会へ入会し、端から記事を読み進めました。1年分のカレンダーを印刷し、みこ会の記事にあるスケジュールの立て方を参考にして予定を決めて壁に貼りました

具体的な勉強は、まずは合格ハンドブックの実務の部分とみこ会の課税価格の決定テキストをコツコツ読み進めることからはじめました。そして、計算問題ドリルを解いてみたり、実務が合格の鍵だと聞いたので、試しに過去問を解いてみたり。

その後、業法→関税法と進めていきました。法律系の文章は読んだことがなく、貿易に関する知識も通関に関してではなかったので、はじめて知ることがたくさん・細かすぎる内容 という印象で。テキストを読み進めるだけでとても時間がかかるし、テキストが分厚くて何度も心が折れそうになりました

その間、MHJのデジタルパンフ請求したり、TACとLECの通信講座の資料も取り寄せたりしました。みなさんそうなのかわかりませんが、LECは近い教室からメールもくれたし、資料請求しただけで55回の試験問題と解説をまとめたものを送ってくれました。
TACは頻繁に試験についての説明や対策のオンライン講義みたいなのが行われるので試聴したりしました。

1月後半にみこ会とLECのキャンペーンがあり、大幅割引きだったためそこで「難関科目攻略パック」を受講することに決定。
まず貨物分類講座がきて、順次開講次第テキストが送られてきて動画視聴が出来るようになるスタイル。

届いたらすぐに、貨物分類講座を視聴しました。55回受験生の評判がとてもよかったので楽しみにしていました。しかし、一発で理解することは難しく… 「先生咳き込むけど大丈夫?」「え〜」っていう回数多いの気になる… 「こんなの覚えられるの?」「脳内再生されるようになるって本当?」と半信半疑になりました。なんたって、想像以上に量が多い。見ても見ても終わらない…と思うように。
(のちにこの講座に助けられます。)

ここから先は

19,365字 / 21画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?