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簿記3級 合格体験記

今日は、簿記検定3級の合格体験記を書こうと思います。

資格の説明については、こちらの記事へ💁‍♀️

貿易実務検定の勉強をしているときに、絶対これが終わったら簿記検定のリベンジをしたい!とおもっていました。
仕事で必要な英語も貿易ももう山を登ってしまったので、次は苦手意識がある数字を克服しなくては…
いまなら勉強の習慣が身についてるし、いける!と思いました。

試験について

下記詳細の出典は、商工会議所さんのページ。

試験時間

ネット試験で受験しました。3題で60分です。
だいたい40分~50分程度で解き終えて、残りで見直しをしました。

配点

仕訳(15問)    :  45点
帳簿・伝票など  :  20点
決算表・財務諸表 :  35点
       合計:100点

合格ライン

70%以上で合格です。

ネット試験はどんな感じ?

サイトから近隣で実施している試験会場を探して、問い合わせました。インターネットで申し込むCBTのほうが手数料分高く、また私の家から遠かったので、会場問い合わせ方式で実施している施設を検索して問い合わせを行った上で申し込みました。

私の受験会場は、
①その場所へ行き受験料を支払って申込
②メールで必要情報を伝えて仮申込の上、当日支払って本申込
の2パターンの申込方法が可能でした。

私は②でお願いし、当日30分程度早めに行き申込書の記入と支払いを行いました。

試験会場へ案内され、試験会場のノートパソコンで受験しました。
そのほかに、A4の紙とボールペンが用意されており、それ以外の紙やペンは使用できません。
それプラス、持参した電卓1つです。

PCを操作し基本情報を入力してから、一斉に試験開始です。
そして、解き終えたら結果印刷処理をします。
問1~3まで何点、合計何点で、合格か不合格かが書かれている紙をもらいます。
合格であればそこにQRコードが載っているので、それをスマホで読み込むと電子合格証が表示されます。

いつ合格したの?

2021年11月です。

簿記3級 デジタル合格証書

採点は?

問1:45/45点
問2:15/20点
問3:35/35点

試験後渡される、試験結果の紙

正直、100点取りたかった!!という気持ちでしたが、問2を最も苦手としていたので、仕方ないかなという印象。

どのくらい勉強した?

総勉強時間は、96時間でした。

10月6日から勉強をはじめ、11月6日に受験したので、ちょうど1ヶ月の学習期間でした。

正直、50時間ぐらいで合格圏内には達していて。試験が2週間に1回だったため1ヶ月勉強しました。そうでなければ、もう少し早く受験していたかもしれません。

使用した教材とどうやって勉強したか

・ふくしままさゆきさんのYouTube

上記リンク先の簿記3級のYouTube動画で学習しました。
行きと帰りの通勤時間に視聴していました。
暗記ではなく、どうしてそうなるのかを重点的に説明してくれたので、一時的な記憶ではなく、きちんと理解することができました。

動画の中で、仕訳の説明とそこに該当する仕訳問題を出してくれて、インプットしたばかりの知識をアウトプットします。で、すぐになぜその回答になるのか答えを教えてくれるので、仕訳はほぼこれで覚えました。

よくある勉強系のYouTubeはしゃべり方がゆっくりで何倍速で聞く?って感じですが、ふくしままさゆきさんは速めのテンポで進むし、そんなに重要でないところは1.25倍などで説明してくれていたりします。

基本的にじっくり解説するタイプの方で、たまにうんちくタイムが入るのですが、それも含めてへぇ〜って感じ。私は割と受け入れるタイプなので問題なかったですが、さっさと要点だけ教えて!仕組みとか原理とかどうでもいいから!ただ合格したいの!って言う人には向かないかもしれません。
でも、ちゃんと見ればしっかり理解できて、4ヶ月経ってもほぼ忘れてないので、わたしはおすすめします!

・ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ Kindle版

上記YouTubeのふくしままさゆきさんの連動しているテキストです。電子書籍のみで、ただでさえ99円と格安ですが、アマゾンプライムに入っているので無料で読めました!

通勤時間にYouTubeで見た範囲を帰宅してからテキストで読んで復習していました。テキストの単元ごとに練習問題もついています。動画で見た範囲なのでパラパラと読む程度でしたが、動画で聞き流してしまった箇所やよくわからなかったところは読み込めたのでよかったです。

このお値段で勉強できるなんて、さすがメジャーな資格!最高!っていう感じでした。(最近マイナー資格しか勉強していなくて、全然情報が見つけられなかったので、感動しました…!!)

・スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集

YouTube1周とテキスト1周を経てから、この予想問題集を解きました。決め手は、予想問題が9回分と多く、ネット試験にも対応していたからです。

紙ベースとネット版の両方併せて、37回解きました。
決算表・財務諸表が苦手だったため、繰り返し解いていました。

予想問題の出来ですが、70点が合格ラインなので、90点以上をめざして勉強していましたが、途中から「めざせ本番でも100点!」に切り替えて学習を進めていました。

問題集では2回の100点、90点台は17回でした。
この甲斐もあって、本番で95点が取れたのだと思います。

私が仕訳を覚えた方法

仕訳で、どっちが貸方?借方?っていう難関が待ち構えてますよね。簿記でつまづくのはそれが覚えられないからもあるのかなって。仕訳ができないと簿記検定受からないとも聞きますし…

以下の覚え方は私の自己流であり、該当しないものもあるかもしれませんがご容赦ください。

まずよくテキストにあるのが、借方貸方は左右を表しているだけです。っていうもの。かかたは左に払うから左側、かかたは右。まずこれを押さえれば、指示や問題文で万が一、借方貸方の文字が出てきてもおっけー。

でも仕訳は別問題。じゃあ、体で覚えればいいじゃん!っていうのが私の考え方。

みなさん、キャッチボールしたことありますか?
ここからは皆さんが右利きだという前提で話を進めます。キャッチボールをする時、右手で投げて左手でキャッチしますよね。この体が勝手に知っている動きを簿記に利用してしまおう!

商品を100円で仕入れて、現金で支払った。
仕入 100 / 現金 100
これが回答です。

じゃあどうやってキャッチボールを利用するの?
現金を払う→右手で投げる!
商品を仕入れる→左手で受け取る(キャッチ)!

商品を100円で販売して、代金は掛けで受け取った。
売掛金 100 / 売上 100

こちらは、売上(商品)を右手で投げて(渡して)、左手で売掛金をキャッチするイメージ。

売掛金が当座預金に支払われた。になったら、
当座預金 100 / 売掛金 100

当座預金にお金を受け取って、売掛金という項目はもう不要だから投げて返す!というイメージ。

どうでしょう?なんとなくイメージ掴めましたか?
仕分けするときに手も動かしてみるとわかりやすいのではないでしょうか💡

裏話

私は、学生時代経営学部だったので、会計学や管理会計、簿記の勉強をしたことがありました。しかし、いつも電卓の打ち間違いや転記ミス、何がどの費用なのかがわからなくて合計が全然一致しないので最も苦手としていました。私は当時も今も、漢字ばっかりなのが苦手で、それもあって苦手意識が強かったのです。(当時、授業の半分以上は英語で行われていました。)

簿記3級の勉強を初めて、「あんなに苦手だと思っていたのにわかる!!」とびっくりしました。ましてや、こんなに点数が取れるようになるなんて。

今となって気づくのは、あの頃3級の基礎を誰も教えてくれなかったのに、2級の商業簿記の内容を勉強していたように思います。
こんなに簡単ではなかったし、あの頃学習した内容はほぼ出てきていないので。

おわりに

こんな感じで、勉強を進めて、高得点で合格できました🌸

この試験を受験した日、体調もあまりよくなく、めまいがすごかったのです… 勉強のしすぎ?貧血?緊張?わかりませんが、とにかくそんな状況にもかかわらずこの点数が取れて、学生時代の苦手意識は克服したな~って思っています。

3級の知識では、ほんのさわりの部分しか学習しません。メーカー勤務の身分としては、2級の商業簿記と工業簿記の知識は必要かなと思いました。起業するなら、2級の簿記知識はあった方がいいだろうな、とも思っています。

今はまだ着手したところですが、簿記2級に進もうかなと思い、2級の商業簿記の学習を開始しました。もちろん、ふくしままさゆきさんのテキストとYouTubeで。

今日も、読んでいただきありがとうございました♪簿記、受験したい方のお役に立てれば嬉しいです!

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