沖縄から帰ってきた週末にスイミングの進級テストがあって、今日は見ててと言われてガラス越しに見ていたら、いつもよりずっと力強くて、スピードもあって、クラスの中で合格したのはひとりだった
あの海に行く前とは明らかに変化していた

海は苦手と、カニと魚におびえてた初日
最終日には私のクジラ泳ぎを追いかけたり、遠浅の海の、もっと奥の方まで行きたがった

沖縄では、見たこともない形や色の虫、子が絵に描いたようなコウモリ蝶々を近くに見た

虫におびえるのは変わってないけど、きょうみがあって、ただ、何者か知らないのがこわいだけにみえた

スイミングの帰り
セミがころがっていて、ぜったいに動かないことを確認したあと、そっと足を掴んで持ち上げて、嬉しそうに見せてくれた
初めて持てた、生きてるのはむりだけどね

環境の変化で、知らなかったことを知ったり
経験を積み重ねて、できないことができるようになってたり　
一つ一つの出来事は小さくても大きな変化につながる

わたしが子に映すのは自分の姿で
そういったこと全てが自分の身にも変化として起きていることがわかる

いつも自分の能力が子に反映されていることを忘れがちで、この子はパパの血が強い、と人には言ってしまうんだけど、半分はというか、どちらかというとわたしの血の方が強めに出てるのは、私の中身を知る人にはわかるらしい

インスピレーションでオーナメントに沖縄で見たものを絵に描いていたら、子が隣でものすごい集中力で描いていた　
こんなに黙っていられるのかと驚く
歌うのも踊るのもおしゃべりも、これと同じ集中力を使っているんだなと知る
いつかママみたいに描けるようになりたいと言う
わたしのことをよくみている
わたしが子を見ているのとおなじくらい

目の前に現れるのはその時自分に必要なひとであり、自分を映し出している
Who are you?