私の行っていた高校は留学生でも1年間限定で授業料無料だった件

連投です。アメリカで感じたことの一つとして現地での生きた情報を日本人が手に入れることの難しさがあります。

それの象徴が私の行っていた高校では留学生でも1年間は授業料がタダなんです。それを知っていた中国人留学生はその高校で1年間勉強した後私立の高校に転校していました。卒業留学をする上で一番の壁となってしまうのが金銭面です。1年間、授業料と生活費などの雑費を合わせると最低600万ほどかかります。これは私費留学で交換留学などだったら安いじゃないか、と言われるかもしれませんが、交換留学で卒業留学することはまずできません。また個人的に交換留学は英語と文化、それ以上のことは学べないと思います。まず派遣される地域が田舎のことが多く、アメリカの田舎の公立校はどうしても教育環境が都会に比べると整っていません。アメリカに偏差値という概念はないので、どこの高校がいいのかと比較する基準は、生徒に提供されているクラスの数とレベル、プログラム、先生の学歴などです。

例えば私の行っていた高校はAPクラスがほぼ全教科、だいたい30教科ぶんありましたし、honors classもありました。また生徒一人一人にchrome book(パソコン)が貸し出しされていて、夏休みも自分のものとして使えます。先生のレベルも高く、doctorを取っている人が4割ほどです。(アメリカでは大学に進学する大半の人がdoctor,博士号をとります。)

しかし、田舎になると全クラスCPというもっとも標準的、まあ簡単なクラスになってしまうんですね。日本人だと英語は良くても、数学や理系科目はどうしても留学期間中の中で遅れを取ってしまいます。大学進学を考えている高校生で高校で交換留学をするリスクはこのようなところでしょうか。派遣先が選べないのに留学するのは少しリスクが高いですよね。

また、中国人韓国人留学生が多い原因として、現地に移住している中国人韓国人が多いということもあります。その移住者たちは留学生相手にビジネスとして保護者になったり、留学生を集めた家の管理人になったり、車の運転の仕方を教える講師になったり、と本当に留学後のサポートが整ってしまっているんです。日本人も移住者はいることにはいますが、そういうビジネスをスタートするという概念自体がないのか、そのようなサポートが得られにくいんです。

私がアメリカに行く前に知りたかったことはアメリカのクラスのレベルが日本と比べてどうなのか、運転免許の取り方、部活入部の仕方、海外でできる英会話の塾、海外でできる日本の勉強のオンラインクラス、などです。この生活の基盤を作っていくような情報は英語で得る方が勉強になるかもしれませんが、手っ取り早く日本語での情報があった方がいいです。後々後悔してしまいます。

次のノートでは私が知っておきたかったことリストを載せますね。

私の行っていた高校名はここでは公開できませんが、ツイッターの方にDMをください。留学を真剣に考えている人にはお伝えします。あまりにもたくさんの人が急に高校に押し寄せると高校に迷惑なので。

Twitter account- @LAhighschoolife

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