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アイルランドってどんな国?

皆さんこんにちは!文学部3年のMidoriです。
私は2年次の秋学期に、認定留学でアイルランドのダブリンシティ大学に留学していました。皆さんはアイルランドにどんな印象を持っていますか?
実は、私がアイルランドの話をしても知らない人が多く、いつも悲しい思いをしているんです。
 
今回のブログでは、私が見てきた知られざるアイルランドについてお伝えします!
 
「アイルランドに留学していました!」と言うと、「むちゃくちゃ寒そう…」、「雪とかやっぱすごい?」「オーロラ見えた?」などと言われることがよくあります。
それ、アイスランドと間違えていませんか?

アイルランドの気候

アイルランドは北大西洋に位置し、グレートブリテン島(イギリス)の西側に浮かぶ自然豊かな島国で、冬季も雪はほとんど降らず、残念ながらオーロラが見えることはありません。
私が行ったときも一番寒い日で0度くらいで日本の冬とそう変わらない印象でした。
 
しかし、寒さの代わりに私たちを困らせるのが、曇りと雨です。とにかく曇りの日が多く、アイルランドの人はそんな自国の天気を皮肉を込めて“Irish lovely weather”と呼びます。

本当にLovelyですよね。 雨も突然降りだすことが多く、折りたたみ傘は必須です。

温かいアイルランドの人々

アイルランドの良いところは何といっても人の温かさだと思います。
アイルランドは陽気で明るい人が多く、道を歩いているときもよく話しかけてくれます。バスの乗り方が分からず、困っていたら通りかかったおじさんが教えてくれたこともあります。
 
アイルランドの人は人にぶつかりそうになったときにSorryと言い、バスを降りるときは運転手にThank youといいます。他の国から来た友達に聞いてもそんな国は珍しいらしく、人の温かさを感じました✨

ダブリンってこんな街

続いて私が留学してたアイルランドの首都、ダブリンについて紹介します!
アイルランドの人口の約4割が住んでいると言われるダブリン。
 
そんなダブリンのメインストリートはO’Connell street という通りで、The spireというとても高い鉄塔や歴史を感じるダブリン中央郵便局、ダブリン城などがあります。

ダブリンのメインストリート

ダブリンは古い町並みが続き、私の思い描いていたヨーロッパそのものでした。近代的な外観の建物は少ないですが、いかにも歴史のありそうな建物に入ってみると意外にも中はH&Mだったりします。

クリスマスシーズンには、ダブリン城でクリスマスマーケットも開かれます!

ダブリンのCity Centreの中で最も観光客が訪れるのがテンプルバーというエリアです。
このエリアではパブや雑貨屋さん、服屋さんも多く、歩くだけでも楽しいのでおすすめです!留学中、行く場所に困ったらとりあえずCity Centre とりあえずTemple barというように足繁く通っていました!

テンプルバーのシンボルである有名なアイリッシュパブ

 いつも人で賑わっているアイルランド1の都市ダブリンですが、自然も豊かです!中心地から少し離れると公園がたくさんあり、とても気持ちが良いです。

このような公園がたくさんあり、いつも散歩中のわんちゃんでにぎわっています。

City Centreから電車に乗って40分ほど行けば、のどかな港町Howthに着きます。Howthにはクリフウォークコースがあり、下の写真のように崖から海を見渡すことができます!

観光客が皆崖を目指して歩いていくので、流れに乗って向かってみたはいいものの、崖登りは想像以上に大変。しかし崖の上からの景色はとてもきれいで、雄大な自然に感動しました。
野生のかわいいアザラシにも会えました!✨ 海を覗くとアザラシが当たり前のようにいてびっくり! ほとんど100%の確率で見れるそうです!
Howthはfish and Chipsの本場でもあり、Fish and Chipsのお店がたくさんあります。 すごくおいしくて、アイルランドで食べたものの中で1番のお気に入りです!

ダブリンの交通

ダブリンでの移動では主にバスを使います。
ダブリンを走っているのは二階建てのかわいらしいバスですが、このバスを使うのにはいくつか心得ていないといけないことがあります。

1つ目はほとんどのバスは時間通りに来ないということです。
時間より遅く来るならまだ分かるのですが、時間より早く来ても定刻を待つことなく出発してしまいます。運休も多く、時間に余裕を持っていたとしてもどうしようもない場合が多いので、一番の対策は心に余裕を持つことだと思います。
 
2つ目は、ダブリンのバスはよく素通りをするということです。
手を挙げてバスを止めるシステムなのですが、手を挙げなければバス停にいても素通りされます。また、手を挙げていてもバスが満員の場合は素通りされます。
 
こんな日本人から見れば散々な状態のバスですが、ゆったりとした時間が流れるアイルランドでせかせかしてはいけません。のんびりとしたIrish Lifeを楽しみましょう。

ダブリン市内を走るバス

アイルランドの食べ物

アイルランドの家庭料理は基本的に写真のような感じです。
じゃがいもとにんじん、鶏肉やブロッコリーなどがよく登場し、味付けは塩とブラックペッパーととてもシンプル!ヘルシーなので私は気に入っていました!

こちらはハロウィンの時期に食べられる祝祭料理であるコルカノンという料理。マッシュポテトとケールを混ぜ、上に揚げた卵と生の刻んだ玉ねぎが乗っています。

こちらがコルカノン。郷土料理だよと言われてこれが出てきたときは驚きましたが、おいしくてさらに驚きました。

ホームステイの様子

私はホリデーの関係で2つのお宅にホームステイしました。
一軒目は、とても明るいホストマザーがいる家でしたが、少しルールが厳しく、日本との違いに困ることもありました。しかし、日本人のルームメイトがおり、彼女と相談しあって現地の生活に慣れていくことができました。楽しくホームステイができたのは本当に彼女のおかげです!
 
二軒目は、優しい夫婦とかわいい犬が住んでいるお宅でした。2人はいつも私に、あなたも家族の一員なんだよと言ってくれて、とてもよくしてくれました。夕食後には毎日映画の時間があり、アイリッシュティーを飲みながら色んな映画を見ました。映画の内容が分からないときは丁寧に教えてくれて英語の上達にもつながりました。

ホームステイ先の様子。こんなにかわいいわんちゃんがいました!

大学の様子

留学先のダブリンシティ大学はダブリンの北側にある大学で、新しくきれいな校舎にジムや薬局、バーなどもありとても充実していました。
私が勉強していた語学コースは4つのレベルに分かれており、自分の語学レベルに合わせて英語を学ぶことができました。日本人が一番多かったですが、クラスにはクウェート人、イタリア人、韓国人、フランス人、ペルー人などもいて様々な国の友達ができました!
 
授業は1日4時間で、文法も学びますが、スピーキングの時間が多くあり、リスニングとスピーキングの力を重点的にのばせたと思います。宿題は長文のライティングの課題が多く、満遍なく英語運用能力を身に着けることができたと思います。
放課後はたっぷり時間があったので、クラスの友達とご飯に行ったり、買い物をしたりして楽しく過ごしていました。

霜が降りた日の学校!皆写真を撮っていました!
こちらは学食の料理。学食で食べたものはどれも美味しかったです!

今回のブログを通じて、アイルランドについて少しでも知っていただけたでしょうか。
 
実際に留学してみて日本との違いに驚くことはありましたが、穏やかな風土性もあってかその違いも楽しみながら、充実した留学生活を送ることができました。留学先の候補にぜひアイルランドを入れてみてはどうでしょうか。

MIDORI