わたしのあこがれの
うつくしいひとたちは

喫茶店でくつろぎ
たかくて質のいい服を纏う

ささやかで自分らしい化粧をし
やさしくて美味しいものを食べる

たくさんの世界を知り
愛する人を見つけ結婚した

いつだって彼女たちは
うつくしいまんまで

わたしのあこがれの
うつくしいひとたちは

知らないところで
いそがしくはたらいている

自分らしさをどこまでも追い求め
たのしむときは大いにたのしむ

おだやかにみえて世間の裏側で
せわしなく生きていた

いつだって彼女たちは
うつくしいまんまで



わたしも三年後
そんなふうにあれる？

つよく匂いたつ
花の盛りでありながら
この身はぼろぼろ
それでどう
三年を重ねていく？

いつかわたしも
彼女たちのように
うつくしいまんまで