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ボトルに蒸留した年を描く蒸留所【バルブレア/BALBLAIR】へ#41①

ーーー2019.8.19号①ーーー

どうも、散髪に行くと蒸留所めぐりの時間が減ってしまうため、髪を切れずにいるヒデイシです。自分で切ろうかしら。。

それはさておき、、

今日も蒸留所を巡ります^_^

1箇所目は「バルブレア蒸留所」

ここは1790年にできた古くからある蒸留所。実はそれよりも前の1749からエールビールを密造していたという記録も残っているみたい。

で、ボトルに熟成年ではなく、蒸留した年を描いている珍しい蒸留所で、これは2006年から行っています。このウイスキーはこのタイミングで瓶詰めするのがベストだなと判断して、ボトリングしているみたい。

ビジターセンターも見学ツアーもあるということなので、早速行ってみましょー!

宿泊しているテインからバスと徒歩とで30分ほど、

スコットランドに来てから一番小さいバスに乗って、バルブレアに向かいます。

(ハイエースよりちょいデカイくらい)

(美しすぎる自然の中を進んでいく)

テクテク歩いていくと到着しました。

樽に可愛らしくBALBLAIRと書かれています。

ちなみに、今ある建物は1894年に建てられたもの。

(歴史を感じる貯蔵庫)

ではビジターセンターの方へ行ってみましょう!

(この扉を開けると)

(貯蔵庫やモルティングルームみたい部屋)

が現れます。ちょっと薄暗くてなんだかワクワクしてきますね。天井は貯蔵庫を彷彿とさせるような感じ。

(天井)

受付を済ませ少し時間が余ったので、ショップの中をウロつきます^_^

(ウイスキーがずらり)

(蒸留年表記のミニボトルたち)

(ショップお決まりゴルフボール)

(熟成年表記のものも)

中をプラプラしているとツアーの時間になり、まずタイムカプセルという部屋に案内され、ビデオ視聴が始まります。

ここでビデオを見た後、スタッフの方から蒸留所の説明を受け、待ちに待った設備の見学です。

まずはモルトの搬入から。

(この鉄板をあけて麦を投入!)

(開けるとこんな感じ)

で、ここを通ってつぎはモルトストレージという大麦麦芽を貯めるタンクのようなところに運ばれます。

(モルトストレージ)

ここからつぎは麦を粉砕するモルトミルへ

(ポーテウス製のモルトミル)

で、つぎは粉砕した麦にお湯を加え糖化させるため、マッシュタンへ!

(マッシュタン)

糖化した後に粉砕した麦が底に溜まり、それを外に搬出するんですが、それが詰まってしまったらしくスタッフの方が手でほじくりだしたり、ホースで水をかけたりと必死に奮闘していました。

(手でほじくりだしたり)

(ホースで水をかけて流したり)

かなり大変そうでした。ちなみに、糖化した後にマッシュタンの底に溜まる麦のカスは「ドラフ」と呼ばれます。

(ほじくり出されたドラフ)

では次は発酵の工程へ!

(オレゴンパイン製のウォッシュバックが6槽)

次はは蒸留!

(ずんぐりとしたポットスチル)

バルブレアは、初留釜(ウォッシュバック)が1つと、最留釜(スピリットスチル)が1つの計2器あります。

加熱方法はスチームで、コンデンサーは外づけのシェル&チューブ式。

(ポットスチルの底。見えにくい。。)

(コンデンサー)

次は樽にニューメイクを詰める部屋へ!

奥にあるタンクにニューメイクがたまっていて、ガソリンを入れるホースのようなものを突っ込み、樽にニューメイクを注入していきます。

(タンク)

(ガソリンを入れるやつみたいなやつ)

(樽の穴にふたをするダボせん)

では次は貯蔵庫へ!

貯蔵庫は伝統的なダンネージ式。

壁にはびっしり黒カビがついていました。

最後にテイスティングをしてツアーは終了!

バルブレア12年、18年、2003ハンドボトル、1997ハンドボトルをいただきました。

奥には蒸留年表記のものが並べられていたのですが、テイスティングは熟成年表記のものでした。

(蒸留年表記のもの)

で、感の鋭い方は2枚前の写真をみて気づいたかもしれませんが、ここバルブレアは「天使の分け前」という有名なウイスキー映画のクライマックスシーンのロケ地になった蒸留所!

(映画のポスター)

「モルトミル」というシングルモルトのカスクをオークションにかけるシーンが、ここバルブレアで撮影されました。

天使の分け前をまた見たくなりますね!


ということで、バルブレア蒸留所は後にして、次に向かうのはドーノッホ蒸留所!

ドーノッホは個人的にとても楽しみにしている蒸留所です。

というのも、僕の生まれ故郷にお世話になっているバーがあるのですが、そのバーにドーノッホ蒸留所を建てたトンプソン兄弟が来たそうで、ぜひそのバーについてお話してみたいと思っていたから。。

(知ってる人は知っているそのバー)

ということで、次行ってみましょー!


【41②につづく】



素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃