なぜスコットランドへ行くのか?#0
いま僕はスコットランドへ行くため、アラブ行きの飛行機の中にいる。
アラブに着いたら、アイルランド行きの飛行機に乗り換え、そのあとスコットランドのエジンバラ行きの飛行機に乗りかえる。
乗り換えは2回、離着陸は3回ずつの計6回することに。
これまで生きてきた中で、今回の移動がもっとも長い距離となるのは間違いない。
なぜ日本との時差が8時間もあるスコットランドに向かうのか?
飛行機のなかではあいにく電波も繋がらないので、スコットランドに行く理由や、いまの気持ちを文章に残しておこうと思う。
ではなぜなのか?
話せば長くなるので、まずは端的に言うと、スコットランドがウイスキーの聖地・本場であり、僕はそのウイスキーがめちゃくちゃ好きだからだ。
これ以上言う必要はないんだけど、さっきも言ったとおり、飛行機の中は電波が通じなくって、フライト時間も11時間くらいあるから、せっかくなのでもう少し掘り下げてみる。
もし良かったら先も読んでみてね。
そしたら僕がウイスキーを好きになった理由から。。
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もともとボクは今年の3月まで、公務員として市役所で働いていたんだけど、その時の大きな楽しみの一つが、
『家に帰ってお酒をのむ』ということだった。
昼間は仕事をして、仕事帰りにスーパーやコンビニに寄ってビールを買う、、。
これが本当に楽しかった。
今日はアサヒスーパードライにしようか、キリン一番搾りにしようか、プレモルにしようか、新発売のものにしてみようか、、、、今でも想像だけで十分楽しめる。
だけどこれには問題があった。
そう、ビールはなんとて値段が高い。。
ビールは高いけどお酒はのみたい。だけど毎日ビールを買うわけにはいかない。じゃあ発泡酒にしよう。なんて思っていたときに、
「ウイスキーを買って炭酸水で割って、自分でハイボール作ったほうが安くすむんじゃね?」
と、ひらめいてしまいました。
自分の飲み代を節約するためという不純な動機が、僕がウイスキーに興味を持ち始めるきっかけなんです。
全国のウイスキーラバーの皆様、どうぞ罵倒してください。「ウイスキーは安く酔うためのお酒ではない!」「好きになった動機がそんな理由なんてけしからん!」と。
ですが、これがウイスキーとの出会いなので仕方ありません。過去には戻れません。
なにはともあれ、ハイボールをのみ始めたわけですが、次第にウイスキーに対する興味が強くなり始めます。
初めて自分で買ったウイスキーが「富士山麓」というもので、家ではそれを炭酸で割っていたのですが、居酒屋でのむハイボールとは味が違うことに気づきました。
ちょうどその頃、バーに行く機会があり、せっかくなので色んなウイスキーを飲み比べてみることに。
そこで僕は衝撃を受けました。
ウイスキーによって、こんなに味が違うのかと。。
バナナの香りがするものだったり、甘みの強いものもあり、中にはめちゃくちゃ煙たいスモーキーなものもあったり。
あまりに衝撃的だったため、時間を忘れて飲み比べをしてしまい、気づけば閉店時間になっていました。
たぶんこの時に、僕はウイスキーに心を奪われてしまったのだと思います。
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これがウイスキーを好きになったきっかけですね。
それからというもの、バーに行ってはウイスキーをのみ、いつのまにか家にウイスキーが何本も届く(買う)ようになりました。
(家にあるウイスキーを並べてみたときの図)
もともと飽き性な僕ですが、なぜかウイスキーに対しては熱が冷めなかった。
次第にウイスキーを仕事にしたい、ウイスキーを扱うことをしたいと思うように。
で、これからやることが具体的に決まっていなかった訳ではありませんが、勢いで公務員を辞めることにしました。
どうかしています。
で、職場に辞めますと伝えた後、なぜか世界一周したいと思うようになりました。笑
(旅の道中に青島ビールをのむヒデイシ)
なのでとりあえず、今年の4月15日に香港から世界一周の旅をスタートしたのですが、色々あってやはりウイスキーのことが頭から離れず、途中で旅を辞めたんですね。
どうかしています。
6月中旬に台湾で2ヶ月ぶりにウイスキーを飲んだんですが、そのとき感動のあまり涙が出そうになりました。
どうかしています。
そして台湾に行った後、いったん日本に戻り、スコットランドに行くことを決めました。
これからウイスキーに関することでやりたいことは山ほどありますが、やっぱりまずは本場を自分の目で見てきたい、肌で感じたい。
目で見てきたから、肌で感じたから何なのかと言われればそれまでですが、僕はそこに意味を感じる。魅力を感じる。
明日にはスコットランドに着いているのかと思うと、手に汗にぎるものがありますね。
ということで、スコットランドで得られるものをとにかく得て、大きくなるとともに自分を熟成させてきます。
今回は以上です!
つづく
素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃