恋愛をがんばりたい話。スピンオフ(永い前置き)

 半年前『恋愛をがんばりたい話。』という6つの記事を書いた。

 5つ目の記事(#4.5)では最後に〈ホームセンターででかい花火を買ったので夏(11月)が終わるまでに誘いたい〉と書いた。
 私の家のクローゼットには、未開封のでかい花火がまだ居座っている。そういうこと。

 最後の記事を書いたのが8月末だった。
 あれから今日までなんだかんだ、仕事で心がぎゅっとなることが多くて、恋愛をどうにかしようという気持ちが起きなくなってしまい、恋愛感情もすーってなってしまった6ヶ月間だった。
 後輩のことは、後輩としていい人だと思うけど、好きとかそういうのはよくわかんなくなってしまった。

 恋愛相談をしたときに先輩が「恋は勢い!」と言っていたけど、本当にそうだったんだなと思う。

 どうして半年経った今、こんなことを書き始めたのかというと、後輩との初めてのデートを思い出したからである。
 というのも、奄美大島を紹介するテレビ番組を観たからだ。

 私は奄美大島に住んでいる。今は。
 奄美大島と言って、すぐに場所がわかる人はどれくらいいるだろうか。
 奄美大島は鹿児島県奄美群島の中で一番大きな島で、地図で見ると鹿児島本土より沖縄のほうが近い。
 興味のある人は地図で見てみてほしい。面白いから。
 恥ずかしながら、私は鹿児島県民でありながら、自分が奄美に来るまで、どこにあるか知らなくて、どういうところとか、そういうことも考えたことがなかった。
 『アマミノクロウサギ』とか『大島紬』とか、言葉は知っていても、土地を紐づけて考えたことがなかった。

 番組ではリポーターが奄美の自然や文化、食事を紹介してくれる。
 その中に、マングローブ原生林でのカヌー体験があって、後輩と一緒にカヌーに乗ったのを思い出した次第である。

(もう本当に前置きが長いね)

 後輩への恋愛感情は今ではよくわかんなくなってしまったけど、あの日のデートは楽しくてときどき思い出す。

 『恋愛をがんばりたい話。』を書いていたときは、なにか思うところがあって、デートのことは書かなかったけど、今は残しておいてもいいかなという気持ちになった。

 あの日のことは短歌にもしている。
 本当ならこういうのは、恋が終わったら黒歴史とかになるのかなと思ったりもするけど、私の場合はまず実っていないので、綺麗な蕾とか開きかけの花のまま、思い出だけ残り続けるのかなと思ったりした。(ポエミー)

 そういうことで、次はデートの思い出を書くかもしれないし、この前置きで力尽きて、書かずじまいの可能性もある。

 ともあれ、最後まで読んでくれた方はありがとうございました!

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