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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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#家族

仲間、見っけ!

仲間、見っけ!

ーゆとりがない人たちサクラが散った余韻に浸る間もなく、早くもツツジが見頃を迎えている。残念なことに、季節が移ろうテンポが早くて付いていけていない。あまりにもったいない。そんなわけでツツジがよく咲いている公園に行って、その様子をスマートフォンでパチリ。両親に送ると、日々病院に通う父親から「早いですね。今年も花見にも行けませんでした」と返信。スケジュールに追われ、季節の移ろいを楽しむゆとりがない人がこ

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きょう誕生日

きょう誕生日

ー義父との縁きょう(3月2日)誕生日を迎えた。奥さんによると、他界した義父と誕生日が同じらしい。かつて奥さんからそれを聞いて驚いた。ビックリしたのは義母も同じだったようで、「何か縁があるんでしょうね」と言っていた。以来、誕生日のたびに頭のどこかで義父を思い浮かべるようになった。きのう大学受験に臨んでいる甥が志望校の一つに合格したそうだ。

桜咲くー。義父もさぞかし喜んでいることだろう。

両親招いて節分の日

両親招いて節分の日

ー父だけ静かに恵方巻今年(2024年)の節分は2月3日。わが家は父親、母親を自宅に招いて恵方巻きを食べ、邪気を払って無病息災を祈った。今年の恵方は東北東。スマートフォンのコンパスできっちり方角を確かめ、みんな揃ってそちらに向かい、恵方巻きをモグモグ。ハーフサイズとはいえ、食べ切るのに時間がそこそこかかる。ホスト役として、この静かな間に耐え切れず、頬張る皆に声をかけた。つられて会話を始める母と奥さん

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義母、娘と張り合う

義母、娘と張り合う

ー中吉に落胆奥さんと義母はきのう(1月5日)「高幡不動尊」という名前で親しまれている金剛寺(東京都日野市)にお参りに行ったそうだ。義母は「ことし(2024年)は絶対おみくじを引かない」と息巻いていたにもかかわらず、早くもそれを撤回し、おみくじを引いたらしい。義母をからかう材料がまた一つ増え、笑いが込み上げてくる。次に会う機会が今から楽しみだ。

宣言撤回

「おみくじは大吉だったのに良いことがちっ

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初詣の行方

初詣の行方

ーそれぞれの優先事項ことし(2024年)は年明け早々に初詣を済ませたわが夫婦。これで周囲から責められたり急かされたりすることもない。余裕をぶっこいていると、気になるのは父親、母親、そして義母の状況。果たして初詣に行くのだろうか。もちろん、単なる興味本位。よそさまに口出しする気は毛頭ない。

体調優先

元旦、初詣の帰り道。新年のあいさつも兼ね、父、母と一緒に喫茶店。二人に混み具合などを伝えつつ、こ

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かなえたい夢

かなえたい夢

ー家族揃って小旅行今年(2024年)かなえたい夢ー。まず思い浮かぶのは、父親、母親、姉、奥さんと一緒に小旅行に出かけ、その様子を写真や動画に取ってオモシロ動画をつくることか。カギを握るのは通院中の父。父が安心できるプランを年内に提案し、実現への一歩を踏み出したい。

良いこと尽くめ

昨年も手術し、依然通院している父。お腹にパイプを通して外部に出している事情もあり、いろいろ気にして遠出を避けている

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きょう姉のバースデー

きょう姉のバースデー

ー誕生日プレゼントきょうは姉の誕生日だ。土曜、日曜が必ずしも休日とは限らない職場のため、"バースデー出勤"の可能性もあるが、どうだろう。出勤であれば職場の先輩や同僚からプレゼントをもらえるチャンスがある。浮かれ気分で、弟が贈り物をまだ準備していないことがばれないよう祈る。

『ポケモンGO』

姉とは頻繁に連絡を取るわけではないが、スマートフォンゲーム『ポケモンGO』を通じて安否確認している。最近

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INDEX

INDEX

ー連載『義母86歳と行く台湾』連載『義母86歳と行く台湾』(全9回)をINDEX(インデックス、目次)にまとめ、いつでも楽しかった思い出を一気通貫に振り返られるようにした。各回いずれも、目次にあるタイトル、あるいはその下にあるカードのトップ写真をクリックすると、そのページに移行するようになっている。

(1)開かないスーツケース(2)クレカ決済不能!?(3)オキニの杖はいずこ?(4)さらば苦手意識

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心遣いで気持ち良く

心遣いで気持ち良く

ー義母86歳と行く台湾(9)年齢を重ねると、交友関係は広がる。86歳の義母は社交的な性格もあって、とにかく知人・友人が多い。そのため、義母にとって、お土産を買うことは、もはや旅行最大のイベントだと言っても過言ではないように見える。それに買い物それ自体を楽しみのようだ。他方、こちらはよほど近い間柄でない限り、お土産は荷物を増やすものでしかない。大違い。

匙加減

義母はかなり多めに買う印象。正直な

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"龍虎対決"のとばっちり(下)

"龍虎対決"のとばっちり(下)

ー義母86歳と行く台湾(8)「あなたたちはいつも私を除け者にする」ー。義母はやにわに視線をこちらに移し、キッと睨んで謂われのない責めを浴びせてきた。ホエールウォッチングツアーに出かける当日の朝。ツアーに参加するしないで義母と奥さんが揉め、義母はこのままでは埒が明かないと踏んだのか、奥さんからこちらに怒りの矛先を切り替えたようだった。とんだとばっちり。

怒りの矛先

義母と奥さんの"龍虎対決"は、

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"龍虎対決"のとばっちり(上)

"龍虎対決"のとばっちり(上)

ー義母86歳と行く台湾(7)義母と奥さんの"龍虎対決"がついに勃発し、とばっちりを受ける羽目になった。きっかけは奥さんが申し込んだホエールウォッチングツアー。参加に気乗りしない義母と、どうしても参加したい奥さんの意見がぶつかった。やがて義母の怒りの矛先はこちらへ。謂われのない責めを負わされることになる。旅行の定番イベントだと割り切ると、そこまで気にならない。

ホエールウォッチング

このツアーは

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使いそびれた高齢者割

使いそびれた高齢者割

ー義母86歳と行く台湾(6)義母は台湾でもシルバー割引が適用されるー。恥ずかしながら、礁渓温泉(宜蘭県)に向かう高速バスの切符を買うとき、たまたま窓口の女性スタッフに教えてもらって初めて思い出した。なんたる失態。先んじて気付いていれば、日本を発つ前に奥さんに伝え、コストを大幅に抑えられたのに。こんなときに使う台詞はこれしかない。どうしてこうなった!?

"独り反省会"

「あなたのお母さんは高齢者

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突然の雨に備えなく

突然の雨に備えなく

ー義母86歳と行く台湾(5)杖なしではわずかな距離しか歩けない義母にとって、雨は厄災だ。傘を持てば片手が塞がるし、濡れた路面に滑って転ぶ恐れがある。身体が冷えて体調を崩しかねない。義母と奥さんご一行の旅程6日目。こちらと合流し、しばらくするとなんと雨。傘なし、雨ガッパなしの義母と奥さん。恨めしそうに空を見上げる。おいっ、日本を発つ前、雨具を忘れないよう言ったよな!

「今晩は寝かさないわよ」

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さらば苦手意識

さらば苦手意識

ー義母86歳と行く台湾(4)高齢の義母との台湾旅行。義母の面倒を見る奥さんを手助けするのが当方最大のミッション。とはいえ、自分も楽しまなければ、機微に敏感な義母が変に気を回す。そのため、個人的な目的も持って日本を発った。今後、奥さんと二人で旅行したとき、そして父親、母親と一緒に行くときのため、快適かつお得に過ごせるよう下調べしておこうー。そう決めて出かけた。

個人的な目的3項目

SIMカード、

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