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労いの言葉が見つからない

ーサッカー日本代表、GSで姿消す

ブラジルで開かれているサッカー南米選手権「コパ・アメリカ2019」。招待国として参加している日本代表チームは、25日のエクアドル代表戦で先制しながらも引き分け、惜しくもグループステージ(GS)での敗退が決まった。決勝トーナメント進出には勝利が絶対条件となっていた。前の試合で強豪ウルグアイ戦と分けて勢いに乗っていただけに、もはや「悔しい」という言葉以外に出てこない。

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「よく頑張った」という言葉は使いたくない。ウルグアイ代表、エクアドル代表、さらにほかのグループの代表チームすべても、同様に頑張っているからだ。サッカー文化が浸透している南米の大観衆の前で手を抜く選手はほぼ皆無のはず。頑張るのは当然で、必要なのは勝ちという結果のみだ。

格上の代表チームと競り合った選手たちを労いたくないわけでは決してない。労うにふさわしい言葉が見つからないだけだ。頑張った結果が0勝1敗2分で、それを大健闘と讃えるほど、日本代表を見くびってもいない。むしろ、GSを勝ち抜く潜在力があると期待していた。

募る悔しさ

あらためて思い浮かぶ言葉は、やはり「悔しい」しかない。ウルグアイ戦、エクアドル戦ともに、あと一歩で追加点というところまで迫るシーンが幾度もあった。それを振り返ると、悔しさが募る。インターネットメディアの「グループステージ敗退」の文字を見て「悔しいなあ」と独りごち。

それを聞いていた奥さんは「あ、そう」と一言だけ返してくれた。

(写真〈上から順に〉:惜しくもGSで敗退が決まったサッカー日本代表=Legends Stadium、決勝トーナメント進出がかかったエクアドル戦で先制点の中島翔哉=サカナビ、悔しい結果に肩を落とす選手ら=Infoseekニュース)

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