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「スノーデン事件」から6年

米中央情報局 (CIA) の元職員であるエドワード・スノーデンによって、米国家安全保障局 (NSA)が米電話会社の通話記録を毎日数百万件収集していたことが暴露された「スノーデン事件」以来、13日で丸6年を迎える。当時、グーグルやフェースブックなど、グローバルIT大手がこれに協力していたことも判明し、世界を震撼させた。だが今となっては、それも忘れ去られつつあるように見える。大きな脅威でも"喉元過ぎれば熱さを忘れる"といったところか。

"喉元過ぎれば熱さを忘れる"

世界各国と比べ、ITリテラシーがそれほど高くない日本は、特にその傾向が強そうだ。最先端のITスタートアップが集まる"米シリコンバレー通"を自称する大先輩は「Gメール(Gmail)はとても怖いんだぞ。いつも覗かれているからね」としたり顔でいうが、実際にはこのメーラーのヘビーユーザーだったりする。警鐘を鳴らしたいのか、シリコンバレー通を自慢したいのか、どちらかはっきりしてもらいたいものだ。

"ウィキペディア先生"によると、スノーデンは現在、ロシアで普通の生活を送り、仕事したり旅行したりしているという。14年7月に弁護士を通じ、同国での滞在期間延長を申請し、3年間の期限付き居住権を得た後、17年1月には居住許可が20年までに延長されているようだ。渦中の人であるはずだが、予想以上に地に足をつけて生活できている様子。ツイッターのアカウントを持ち、6月も頻繁にツイートしている。

地底人の存在

「地球のマントルの中に人類よりも知能の高い種族が存在している」ー。スノーデンはNSAによる通信記録収集と同時に、地底人の存在も明かした。わずかに一部の人たちには話題になったようだが、こちらは今やすっかり影が薄い。記憶にない人たちも多いようで、奥さんもまったく覚えがないという。それどころか、胡散臭そうな眼差しを向けてくる。この件についての続報が気になるが、直近でスノーデンの言及はなく、ちょっと寂しい。

(写真〈上から順に〉:エドワード・スノーデン=TechSource、最先端スタートアップの集積地・米シリコンバレー=4travel、スノーデンが明かした地底人の存在=NAVERまとめ)

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