ヴィランヴィランとうるさい
　TRPGを含むワシの周囲のフィクションを見るに、ヴィランヴィランとかまびすしい。
　まぁ、ステイツあたりのコミックからやってきた「悪」というヤツらしいのですが、どうもいきなり日本で「ヴィランでーす。アメコミとかで、悪やってまーす」と言われても、マダマダ日本では、あやふやな概念チックな何かとしか思われてるだけじゃにないかと思うんです。
　んじゃ、このヴィランという小うるさいヤツがなにものか？、我が電卓並みの記憶力と、ファミコン並みの思考力で何か考えてみましょう。
　第1に、まずこの人ら、「ニンゲンです(例外そこそこ)」うん、人間、どうも日本人の感覚からすると、悪のエッセンス凝縮の純正悪い何かの・・・・妖怪悪霊その類いのなんとも言えない人間っぽくないのを想像したくはならないかなぁ。
　かの映画にもなったジョーカーさんも、Ｘな人のマグニィトおじいちゃんも、人間ですよ。
　けっこう重要なんです。得体のしれない何考えてるか理解不能なヤツではちょいと都合が悪い。メンタリティというヤツが、そこそこ理解を得られる状況じゃないとTRPGには使えないなぁ
　んで第2、攻撃目標は国とか世界で、なんとかぶっ壊してしまおうと頑張って活動するわけですが、大きめに出れば地球粉砕から宇宙そのものとか、そこそこになればステイツ丸ごとから人間世界をヒャッはぁいいながら壊したくなってみたり。
　比較的小さな所では、バットマンがナントカしているしている「ゴッサムシティ」ご町内壊滅ですが、ご町内壊滅だけでも大概な被害でしたねぇ。そこでヒーロー、頑張って防衛よろしくと言うことになります。
　で第3、理由はともかく世界が憎い・社会が憎い・全人類が憎い
　お話の途中ですが、ちょいと日本の悪いヤツ、見てみると、うーん、欲望まみれ
　お金が欲しい！金銀財宝がほしい！名声がほしい！（今風に言うなら承認欲求か）とにかくナニカがほしくて頑張る！
　こういった動機で悪いことしている奴らもいっぱいいますが、良くて中ボス小悪党のやることデスネー。
　西洋のヴィランさん達から志の部分が何か違うんですねぇ。
　日本の悪にこれぞヴィランの鑑って人物はいるのか？・・・・
　ひとり思い当たった！　ガンダムＳＥ○Ｄの仮面のザフトパイロットの人！人間だし（コーディネータ－だ）、全世界も人間も嫌いっぽかったような。
　日本のＴＲＰＧもヴィラン相手に頑張る気配は見えたのですが、数年前までゲームマスター家業をしていたのでなんとなく日本のＴＲＰＧは難物に手を出したのかな？という気が！
　そう、ヴィランさんだけ見ると非常にドラマチックなんです、つまりＮＰＣとしてプレイヤーの前に出して相応の華があると思うのです。
　人もしくはそれに近い存在で世界や人類から阻害されまくり（ジョーカーさんそんな感じ）それがモチベーションになって世界＆人類憎んで・・・
ゲームマスターが落としどころを着けなくていいなら、なんとかなるんでしょうけど。
さぁ、西洋からやってきたのは結構な難物だと思うのはこれ書いている人だけなんだろうか？