Shelly

毎日、全力で無気力。無意味な独り言が言いたいだけです。

Shelly

毎日、全力で無気力。無意味な独り言が言いたいだけです。

最近の記事

選択肢

ピアノの音を聴いているうちに、 無性に会いたくなった。 胸の中が温かくなって、 不安や心配を消してくれる笑顔。 液晶の中に永遠に刻まれている。 過去を全て消してやり直せるならば、 どんな人生を送っていたのだろう。 彼と出逢いは、沢山の選択をして辿り着いた証。 もし過去の選択肢を1つ変えたとしたら、 彼と出逢えたのだろうか。 眠れずに朝を迎えた。 今日もただ時間が過ぎていくだけ。

    • 空白

      1年経った。 今でも彼が居ない現実から目を逸らしている。 だって彼が突然居なくなるわけない。 日本に居ないだけで、世界の何処かに居るはず。 早く帰って来て欲しい。 みんな待ってるから。 「ごめんごめん、遊び過ぎたわ」って笑いながら戻って来て欲しい。 帰って来ないなら、私が行けばいいんだよね。 この1年は空白しかない。

      • 無駄な時間

        自粛の週末。 自宅での引きこもりは天国。 ダラダラ過ごす時間の無駄遣いは幸せ。 外に出たくない病が進行中。 もうすぐ1年。最初の春。 あれから何かを考える事をしなくなった。 感情を揺さぶられる事は遮断した。 人に会う事もなるべく避けている。 すれ違う人々に苛立つ。 最近言葉がうまく出てこないし、 スムーズに喋る事が出来てない。 自分がどれだけの病みや闇の中にいるかも分からない。 これからも時間を無駄に過ごす。 彼に逢える日までの時間潰し。

        • 笑えない

          今日は猫の日。 来世は猫になりたいと願う日。 ニャー。 この1ヶ月間。 なんとか毎日を凌いできた。 鬱全開な気持ちをココに吐き出す程に重症な事もなく、時に穏やかな日もあった。 それが昨日、野良猫くんに 思いっきり心臓をえぐられた。 あまりにも不意打ちで、 戦意喪失で立ち去るしかなかった。 血はダラダラ流れているけど、 痛みより呆れている。 言語の違いではない「言葉が通じない人」という、会話が成り立たない人と出会う事が度々ある。 それが野良猫くんだ。 ごく

        選択肢

          冬眠

          今日も予定のない一日。 昼過ぎまで寝たり起きたりゴロゴロ。 どうして私は猫じゃないのだろう。 猫になりたい。 たまにしか行かない目的地へのバスの窓から、何年か前に彼が仕事で来た場所が見える。 以前彼が一緒に仕事をしていた仲間が活躍している姿に、彼はこれから何をしようとしていたのだろうと思いを馳せる。 彼が大好きな映画を、映画館で観ようと思っているがまだ行けずにいる。 暖冬と言われながらも寒い今冬、 外に出るのが本当に辛い。 誰にも会いたくない。 ずっと家に居

          窒息

          丸一日寝ていた。 何度も目を覚まして、 ご飯を食べたり、 珈琲を飲んだり、 煙草を吸ったりしても、 すぐに眠気に襲われる。 メンタルの不調が極限で、 眠る事でしか平静を保てない。 幾ら寝ても心身の疲労は取れず、 悪夢のような不快な夢ばかり見た。 起きていても、寝ていても、 気持ちが晴れる事はない。 心の拠り所がなくて、 どこにも行けずに漂う。 お笑いが好きで、ライブへ行っている。 お目当ての芸人さんもいる。 面白いのに笑えない。 笑っているのに涙が溢れる。 そん

          リスタート

          年が明けた。 大晦日にはモヤモヤを吹き飛ばすくらいに大笑いした。 1年を振り返る事も、新年に向けて目標を立てる事もせずに。 今日は一日中、家でゴロゴロ。 不意に気持ちが振り切れた。 今年も来年も10年後も、彼を想いながら過ごす事。 救いを求めたり、細い蜘蛛の糸のような光にしがみつくのはやめる。 どんなに苦しくても辛くても、現実逃避は出来ても自分を消す事は無理だった。 だから彼の元へ行けるまで、淡々と過ごして行こうと決めた。 何も要らない。 求める事も、求め

          リスタート

          クリスマス

          1年前の彼の姿。 真剣な眼差し。息遣い。汗。足音。 明日があると信じて疑わなかった日々。 逢いたさと後悔がとめどなく溢れる。 彼のいない世界に、何度でも絶望し続ける。 サンタさんは彼を連れて来てくれなかった。 心がガラスのように割れる音が聞こえた。

          クリスマス

          最悪な1年

          東京に住んで長いが、銀杏並木を見る機会は少ない気がする。 見上げても、地面を見ても、黄色。 彼に似合う色だから、今年は目に映りやすいのかもしれない。 野良猫くんと出会った事に意味はあると思いたい。 ただ一緒に時間や記憶を共にしていくご縁はないのだと思い知らされる。 このまま無理に突き進んでも近づく事自体が自傷行為だ。 出会った事を後悔しそうな結末は容易に見える。 そもそもが噛み合わない歯車を無理矢理に回していただけで、歪みは酷くなるばかりだ。 ひとときでも心に

          最悪な1年

          砂利道。

          音楽と共に刻まれた思い出達。 音色はタイムスリップさせるスイッチとなる。 長い時間を過ごして来た事。 笑ったり、喜んだり、怒ったり、泣いたり、寂しかったり。 そこにいつもあの人がいた。 育った環境も、生き方も、言葉のチョイスも、笑いのツボも、思い描く未来も、何一つ共通点のないあの人。 一緒にいる時の安心感や、機嫌を伺うような目も、たまに見せる自我も、ストレートにぶつかる私を交わしたり受け止めたりする優しさや冷たさ。 能天気さに苛立ったり、心配でヒヤヒヤする事も多

          砂利道。

          友人と。

          久々の友人と呑んだ。 友人とはこの3年程、苦楽を乗り越えて来た仲間の一人。 2人で呑むようになって2年くらいで、いつも共通の思い出話や趣味について好きなように話す。 彼が旅に出て以来、私は人に会う事を避けていたので、半年以上ぶりに顔を合わせた。 いつもの他愛のない話に沢山笑って、いつもより遅くまで呑んだ。 友人と思いがけぬ場所でバッタリ会う不思議な縁がある。 意外と価値観も合うし、何度同じ話をしていても飽きない。 私にとって貴重な異性の友人。 少ないけど大事な

          友人と。

          うつ伏せ。

          ここ半年程で気付いた事がある。 ストレス過多の時はうつ伏せで寝る事。 特に意識しているわけでも、それでストレス解消されるわけでもない。 眠れなくて寝返りを打ちまくった結果がうつ伏せだ。 この数日、うつ伏せで寝てる。 彼は今頃、何処を旅しているのだろう。 あの人はまた少し痩せてたけど、いつも通りに自分の役割に徹していた。 不満が溜まりつつあって野良猫くんに冷たくしてしまい、自滅寸前。 1年前に戻りたい。 もしやり直せるなら、もっと彼と話をしたい。 「また今度

          うつ伏せ。

          寒い日々。

          11月は何かと慌ただしく過ぎた。 ゆっくりと自分の気持ちに向き合う時間がなくて済む。 相変わらず野良猫くんに会えない。 今冬は何度風邪ひくんだろう。 せっかちな私は、スムーズに物事が進まないと放り出す悪い癖がある。 タイミングが合わない野良猫くんに、ストレスが溜まる。 明日は夏以来にあの人に会う。 戻りたくても戻れない。 思い出にしてしまうには、まだ鮮明すぎる。 大切だと思えるものは、もういらない。

          寒い日々。

          歳の差。

          野良猫くんと会えず、待ちぼうけを喰らった。 しばし会えぬ時間が、願望夢として登場したくらい、 逢いたいと思っているのが私だけでも、 早く逢いたいと思っていたから、 少しでいいから逢いたかった。 話したい事を話したい時に話す事の大切さ。 「また今度でいいや」と思う事が、 一生の後悔になる事。 明日は必ずしも訪れない事。 それは彼が教えてくれた事。 私は今でも時折不思議な気持ちになる。 何故、彼に会えないのか。 彼が好きな映画がもうすぐ公開される。 TV

          歳の差。

          居場所。

          野良猫くんとの始まりの場所。 私はその場所が苦手だ。 雰囲気の良い建物だし、街は雑然としてるが可もなく不可ない。 でもその場所は何故か居心地が悪く、帰りたくなってしまう。 今日も途中で帰ろうかと思ったくらい苦痛だ。 理由の一つは、彼が旅立ったばかりの頃に行った場所だから、彼を思い出して感情が波打つ。 でもそれだけではなく、場所に拒まれている感覚が強い。 野良猫くんと出会うまで行った事はないし、場所自体に思い出も思い入れもない。 この強力な苦痛は一体何なのだろう

          居場所。

          真っ直ぐに。

          風邪は一向に治る気配を見せず、鼻声と鼻水に時折咳き込んだりして数日が過ぎた。 楽しい1日になるはずの数日前。 多少の拍子抜け感。 野良猫くんは相変わらず野良で、 私の前に現れなかった。 だから余計に恋しくなって。 「あぁ、片想いが始まったんだな」と、 どこか客観的に自分の感情を眺めた。 風邪のお供に観ていた【ROOKIES】の映画版まで辿り着いた。 映画館へ足を運ぶ事は数年に一度の、その貴重な1度がこの作品だった。 意外とストーリーを忘れていて、ちょっと新鮮な気

          真っ直ぐに。