身体は痛いし気持ちは疲れきってた。

🌸産後5日目🌸
3時間おきに赤ん坊は泣き、胸は張り。
産院で教わった通りにマッサージがてらの搾乳を小さい哺乳瓶に注ぐように行うもんだから究極の猫背。首から背中ガチガチ。
相変わらず巣で寝起き。ずーっとベッドで寝起きしてたのを布団に切り替えたもんだから立ち上がるのすらしんどい。
だからトイレと水分補給以外と赤ちゃんのお世話以外は横になってる理想的な暮らしのはずなのに、胴体全てが激痛。
それでもメンタルは回復せず、もう起きてるのか寝てるのか、夢なのか現実なのかもだんだんわからなくなって来る
テレビを見ても内容は入ってこない、あれだけ愛した真島さん(龍が如く)も観たくない。
ひたすら母子の生理的欲求を満たす。満たすための準備(食事やお茶や沐浴やあれこれ)を夫が担う。
「大丈夫?」「何かしてほしいことはある?」と声をかけてくれる夫に対し、必要最低限のことしか言えない。
「疲れた」「お茶欲しい」「今食べたくない」「疲れちゃった」「背中痛い」「喉乾いた」「もうここにお茶置いといて」「疲れちゃった」
身体も疲れてたけど、それ以上に気持ちが疲れてて、何もしたくないのにやらなきゃならない責任感だけで動いてた。

欲しくて授かったけど、あんなに痛い思いをすると分かってまで欲しいという覚悟は出来てなかった。
産む前に戻りたい。でもそれは叶わない。絶望だ。
絶望の中、とにかくやらなきゃいけないことをするだけ。とにかく身体が痛かった記憶が強い。

🌸産後6日目🌸
5日目と同様に絶望しながら暮らす。
多少食事は取ったかな。体重を測る。3日前からさらに3kg減。ほとんど食べてないしそりゃそうだ。
身体が痛すぎ。
搾乳が頻回で、それに使った哺乳瓶の消毒が必要だからリビングで暮らしてたけど限界。
「もう搾乳はやめて、でも直接吸うのも下手だからハガキのように哺乳瓶の乳首をmy乳首に当てがって授乳しよう。」って試してみると、上手いこと陰圧が掛かり搾乳器のように母乳が出て来る。
お子もそれで飲めるため、夜は初めて親子3人川の字を描いて眠る。
乳首沢山持って入眠。

ニセ乳首onマイ乳首で授乳した結果、理由は分からないけど乳首に激痛が走る。
吸わせてる最中じゃ無く、終わってから。
陣痛のように、波が来るように、数分おきに乳首が針で書かれまくるような鋭い激痛に襲われる。
声出して泣きながら辛抱するほどの激痛。ほんの数日前地獄のような陣痛を味わったのに、瞬間的な痛みのレベルで言えば良い勝負だったかもしれない。(規模は陣痛の方が高いけど。)
それでも胸は張るから授乳して、授乳してない時は激痛で、痛みで眠れぬ夜を過ごす。また徹夜か。
退院してきてから3日間で数時間しか眠ってないよ。
あまりに痛くてそれ以外考えてる余裕が無かったから、加害妄想はひとまず収まる。

7日目の朝を迎え、産院の母乳外来にかからないか電話で確認。
当日診てもらえることに。

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