GACKTはなんであんなにお金を持っているの?

GACKT初のビジネス書「GACKTの勝ち方」を読み、彼がビジネスの世界で勝つために貫き通している姿勢に感銘を受けた。
この本を読み始めたきっかけは純粋に「なんでGACKTはそんなに金持ちなんだろう」と、日本テレビの「今夜くらべてみました」を見て思ったからだ。
以下では本書から抽象化できそうなところをピックアップした。

GACKTが人生をマネタイズするために行う4つのこと

①徹底的なセルフブランディング
人は相対的な生き物だから、どうしても他人と比べてしまう。しかしGACKTは他人の目を気にしない。自分の理想とする一生追いつけない存在である“GACKT”を一生追い続けている。GACKTの描く“GACKT”は「自分がやると言ったことは必ずやる」。だから彼は「できない 」と言わない。彼曰く、「ボクが1番GACKTをナメてない」。

あいつ、やべぇ」「やばいけど、なんかいいよな。
自分なりの美学を持ち、それを貫き通すことができれば、失うものもあれば得るものも必ずある。
いつの時代も人を魅了する本当にカッコいい人は清濁を合わせ持った人間なのだ。

②コアな市場のターゲティング(ビジュアル系ロック)
GACKTの客は非常に絞られている。多くの人はGACKTの曲を知らないし、何で稼いでいるかも知らない。だがそれでいいのだ。GACKTのライブは最低3万円、最高300万円の席がある。グッズやファンクラブも非常に高額。それでも支えてくれるコアなファンがいる。それはGACKTが“GACKT”というブランドを作り上げているからだ。

③ファンとのエンゲージメントの創出
GACKTはファンを何よりも大事にする。
彼は売れていない時代、まず50人の「サポーター」を作ることに奔走したという。ミュージシャンはたくさんのファンに支えてもらわないと成り立たない一方で、ファンを作ることを後回しにする人が多い。それはファンを作ることが1番難しくて大変だからだ。「まずはいい曲をつくってから、、」という免罪符をかざして目を背けてしまう。
成功したいなら大変なことから絶対に逃げてはならない。

ビジネスにおいてもファンが必要だ。投資先の方や、上司などから、「この人のために何かしてあげたい」と思われる存在になること。失敗しても「必ず次に活かしてくれる」と信じてくれるのがファン。ファンをつくるということはとどのつまり期待に応え続けることなのだ。

④行動力
「知→覚→考→動」ではなく「知→覚→動→考(ともかくうごこう)」
今は知識がないから、お金がないから、と言い訳をしない。動いて失敗してでも学ぶ姿勢、そして死んでもやりきるという覚悟
GACKTはライブで自分の世界観を表現すること、そしてそれにファンが感動してくれることを1番重視しているため利益は度外視している。そのため音楽以外で稼がなければならない。不動産、リゾート地、輸出入、アクセサリーブランドなど、様々なビジネスに挑戦して利益を補っているのだ。


GACKTはこれら4つを徹底しているからこそお金を持っているし、勝っているのだ。

最後に彼が好きだという吉田松陰の言葉を引用して終わりたいと思う。

『夢なき者に理想なし
      理想なき者に計画なし
          計画なき者に実行なし
              実行なき者に成功なし
                  故に、夢なき者に成功なし』


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