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「新書を売る」というスポーツ ~『未来のセックス年表2019-2050』執筆裏話④~

本日は、仕事の合間に新刊『未来のセックス年表2019-2050』(SB新書)のPOPを作成。

こちらは地元の新潟。

こちらは福岡。

Amazon用のPOP(謎)も作りました。シュールですね。。。

これまでの約7年間で、合計11冊の新書を出してきました。

私は「書く努力の5倍、売る努力をせよ」という勝間和代氏の金言を7年前の著者デビュー時から胸に刻んでいる人間なので、新書の著者の中では、どちらかと言えば「自ら積極的に宣伝&営業するタイプの著者」だと思います。

約7年間、新刊を出すたびに、毎回新書の売り方をあれこれ試行錯誤しているのですが、本の売り方って、これといった決定打が無いんですよね。

販促POPにしても出版記念イベントにしてもサイン会にしても広告にしても書評にしても、「これをやれば確実に売れる」という方程式のようなものはない。

明らかに「やってもムダ」なことをやらないのは当然ですが、「やらないよりはマシ」なことを愚直に積み重ねていくしかない・・・という感じでしょうか。

実際、本の内容や執筆に費やした時間・努力よりも、時代の流れやタイミングによって売れ行きが左右されてしまうことも多々あるので、「売れる本をつくる」ということを突き詰めて考えていけば、似たような内容をとにかく大量生産して、そのどれかが当るのを確率論的に待つ、という「数打てば当たる作戦」に行きつくような気もします。

もちろん、そうした「数打てば当たる作戦」=手数と物量でゴリ押しする作戦を取れるのは、そもそも実績や長年の蓄積のある著者だけなので、私を含め大半の著者にはできない話なのですが。

いずれにせよ、「新書を売る」ということは、頭を使ったマーケティング云々というよりは、どちらかというと身体を使うスポーツに近いような気がします。

つまり、自らの心身の健康とバランスを整えた上で、とにかく愚直に手を動かした(動かせる)著者が勝つ、と。

新書業界で無双状態を誇る歴戦の兵たる著者の方々を見ても、「結局スポーツなのかな・・・」と感じる今日この頃です。

というわけで、今回の新刊『未来のセックス年表2019-2050』(SB新書)も、大量行動の原則を胸に抱いて頑張りたいと思いますので、皆様のご声援+ご予約を何卒お願いいたします(笑)。


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