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☆白い魔法使いからのお手紙☆ 2019.7.15~7.19(7.17山羊座満月・月食)Astrology&Runic divination

週のはじまり。月は山羊座。

「よし、これでよし。」と納得の上ではじまる時間、という雰囲気です。この納得には、少し諦めにも似たニュアンスがあるということは先週のお手紙でふれました。底打ちしたような気分を漂わせる蠍座の月から突き抜けた哲学と共に生きる射手座の月への流れがありました。「革新してゆくしかない」「変化してゆくしかない」と決心させるような流れ。決心は、自分でしたように思えて「そうならざるを得ない状況」のことも多々あります。相手がいる場合は特に、ですね。自分のことだけならば多少ダラダラして誤魔化していても「いつかやります~」と済んでゆくことも多いけれど、他者・相手・社会からジワリジワリと迫られた場合「そうなのだな。そうしてゆくしかないのだな。」と時を選ばず決意・決心する場面もあると思うのです。そこには「納得せざるを得ない」ということも勿論含まれるでしょう。他者を変えることは無理なのだ、私が変わるしかないのだ、と目が覚めるような時間を先週は過ごしてきました。決して派手ではないし、「一番身近な関わり」に目を向けさせるような雰囲気も濃厚でしたから、大袈裟に変化した!ということは実はあまりなかったかも知れません。ただ「納得して頷く」ような雰囲気でした。

納得してみたら「何故わたしはこれをあんなにまでして拒んできたのだろう?」という疑問すら出てきたかも知れません。その「何故?」の答えを知るよりも先に「既に新しい関係性が築かれ、いつの間にかもうその関係性は始まっていた」ということを知るような雰囲気が、この週のはじまりにはあります。そもそも、その関係性はそこにあった、とも言えますし、そこには目が向いていなかっただけ、とも言えますが、ともかく感覚としては「気づいたら始まっていた」みたいな雰囲気かと思います。

関係性・・というのは「私とあの人」という枠を作ってきた壁が外側にバーンと倒れる・・みたいな印象があります。その倒れた壁の真ん中には「私とあの人」だけが残る・・わけではありません。壁が倒れ、スポットライトの真ん中にいる人たち。そこには、あなたはいないかも知れません。あなたはそのスポットライトの中にいる人たちを外側から見ている・・そんな印象を受けます。真ん中にいたつもりが、いつの間にか外側に追いやられている?わけでもなく、ただあなたが大事にしている関係性の真ん中から少し距離を取り「実際にはどうなっているのか?」という相関図を観察している、というようなかんじです。ですから「センターじゃなくなった!」ということを殊更に寂しがることはないと思いますし、この時期ホッとできる立ち位置をしっかりと知っておくことは大事なことだと思います。

人生は確かに自分で舵取りしなくては流されるままに流れてゆきます。かと言って「真ん中に陣取っているつもり」でも流されて孤独になることもあります。力んでも上手くゆかない時や、意志を持とうにもそんな気力がない時には、このようなことを実感しやすいと思います。怒涛のように流れる時間を感じておられる方がいらっしゃれば尚のことです。「自分が作り出してきた世界」は確かにあります。「自分が生み出してきた世界に責任を持つこと」で変化は起きます。けれども全てがその理論で論破できるとしたら「私が全て悪かったのか?」と底なしの沼にはまる事だってあると思います。救われた気持ち、赦されること、というのは「~したから~してあげる」という条件は必要ありません。厳しいから良い・優しいから良い・厳しいから悪い・優しいから悪い・・・様々な判断が溢れる世の中ですが、あなたが例えば本当に落ち込んでいる時、どうしようもない時・・ただ俯瞰していられる立ち位置はどこにあるでしょうか?様々な判断や常識の中でも「大丈夫」でいられる場所はどこにあるでしょうか?もう少しいえば、この週のはじまりでは「活力を感じられる立ち位置はどこでしょうか?」ということまでテーマは広がります。

この広がったテーマの回答はまさに人それぞれだと思います。その立ち位置を知るために一旦周りに張り巡らせてきた壁は崩れ去り倒れ、スポットライトの中心部分からすら引き下がるのだと思います。私は今までそのライトのもとでどのように人と関わり、どのように判断し、どのように「当たり前」を創り上げてきたのか?知りたい、と思うそういう活力に溢れています。その引いた目線、俯瞰的でいられる場所、または実際に自身が身を引いた現実の中では今まで知りえなかった面白さを知ることになりそうです。「なるほど!そういうことだったのか。」と今まで何となく心に引っかかり続けてきた「何か違う」「本当にしたいことはこういうことじゃない」でも「簡単には抜け出せなかった」現実。そこから抜け出す人それぞれの「方法」や「道のり」すらクッキリと見えてくると思います。

現実を生きることは楽しいこと。はまりすぎていたから判らなかったこと。見えなかったこと。もう一度、再生してゆく転機としての場面転換・・・これもまた、現実の話ですから地味にひたすら地味にあなたの身の回りで小さくしかし力強く出来事が起きていると思います。現実が一番楽しい。これをする為に生きてるし、これをする為に生きてきたんじゃないか・・と思い出せるような週のはじまり。山羊座満月へ向けての調整が始まっています。

7/17。前日までの山羊座月のテーマをそのまま「まとめる」ような満月です。山羊座満月(月食)。

この満月、まずは体調が芳しくない時はしっかりと休息を取ることをお勧めします。週明けからとても長く感じるであろう月の動きです。気持ちが塞ぎがち、という目には見えない「何となく調子悪い」という部分も含め「何だか気分が思わしくない。」ということも多々あるかと思います。時が過ぎるのを静かに待つ、頭を低くして嵐が去るのを待つという選択もありです。この前の新月は「浄化」の意味合いが強いと書きました。その「浄化」のピークにあたる方もいらっしゃると思います。嵐の後には、きっと静かな世界が広がっているはずです。

新月の「浄化」。どのような形でこの満月「実る」のでしょうか?

何もなくなったかのような気分も経験し、ジックリと事を見据える、見守る、育む、という過程を経ての、この満月。

一度なくなったものはもしかしたら「ずっと続くと思ってきたこと」だったかも知れません。このままで間違いなく行ける、と確信していたことほど「違う」原因だったかも知れません。嘘をついてきた訳ではないけれど化けの皮が剥がされた・・ような一面もあったかと思います。嘘っぽくない自分、を追及してきたのはその為だったかも知れません。

このように変遷してきて「チーム」のように感じるメンバーが周りにしっかりといることを確認した方もいらっしゃるかも知れません。一度余分な概念が取り払われたから見えてきた本当に必要なメンバーであったり、本当に欲しいものであったり、本当に信頼できる考えであったり。大人になり社会にポンと投げ出された時代には知りえなかった「私が必要としていること」「私に求められている役割」が成長したら判る様になった・・このような成長と似た時間の変遷を感じます。かなり大人指数が上がったような(笑)

今、必要だとかんじるものや人、または、求められていると感じることやもの、役割に関してはそれこそ「責任を持ってやり遂げられること」です。

冒頭で書いた「あなたが世界を作り上げたのだから責任を持つ」という思想だけでは全ては解決しないかも知れない、というところの回答です。必要とされることを地道にコツコツとやり遂げてゆくこと、必要な時に必要なサポートを手助けアドバイスを求めることをお互いが厭わないこと。きっと、これらの条件がとても大事なのだと思います。「責任を引き受ける」ことそのものが大事なわけではなく「それに見合う力を自分も出し切ること」「要求をしても良い」ということ。この前提があって始めて、そのままの私でいながら、そのままの私を責任をもってやってゆくことが可能になるのだと思います。すっ飛ばして解釈してきたところが実は「出来ない」とか「不安」の原因であり、結局は「その人の責任論」に終始してしまっているところで終わっていることって世の中には実に多いように思います。端折ったつもりのところは理解できていなかったのだ、理解しようとしていなかったのだ、と反省する場面もあると思います。その時は心から反省したら良いのだと、この満月の配置から見て取れます。端折ったところで傷ついた人がいる、ということをこれ以上増やさないように、細部まで確認して認識してゆこう、という姿勢で挑む仕事も多くなると思います。これは様々な職種において、全てです。そのままを生きることと、そのままを鵜呑みにすることは違います。そのままを生きることと、細部に目を瞑って見えていない状態で突き進むことは違います。心も身体も取り扱う職種の方(広く言えば、やはり全ての仕事がそうですが。)は特に一度ふんどしを締めなおすような心新たにする時になると思います。

仕事(家事育児も勿論含まれます)を通じて私たちは社会と関わり合っています。タフな世界です。タフな世界であるからこそ「知ろうとする姿勢」が必要になります。これはお互いが知ろうとする態度、ということですが、その際に「どちらかが尽くしていなければならない」とか「尽くしているような態度を取っていれば認める」とか「言う事を聞いていれば認められる」という意見もこの満月あたりにはガンガン飛び交うでしょうし、それが本音なのだとしたらもしかしたらこの際飛び出したほうが良い意見なのかも知れません。隠されてきた本音、至上主義すらこの満月は照らし出します。

良い悪い、好き嫌いは置いておいて、浄化され残ったものを光のもとに一人ひとりが並べて見せているような印象を受けます。それぞれが作ってきた時間、それぞれが築き上げてきた造形物。この満月、「関わり」というスタンスが一歩も二歩を引いたところからの視線になっているので、隣の人の造形物もとてもよく観察することができます。「なるほど、あの人はああいうように今まで生きてきたんだ。」というふうに分かることも多いように思います。だからと言って無理に認めろ、というわけでは勿論なく「やっぱり本当に人ってこんなに違うものなのだな」と思えたら、あなたが「あなたそのものの瞳で物事を見られる位置にいる」ということの証だと思います。そういう位置にこの満月は何故だか運んでくれるような、そんな懐の深さがあります。経験してみましょう。知らない、分からない、と口にする前に一度過去や現在から切り離された特別な時間を体験してみましょう。

無意識であれ、弱点を突き合う関係を続けてはいないか?というテーマが根本にはあるように思う満月ですが、このテーマに関する答えというのは徐々にゆっくりと解消してくるようなテーマです。いきなり変わった、いきなり認めることができた、というほうが難しいテーマかも知れません。それぞれのプライドがあります。それぞれの信念があります。ですが、いつか必ず解消されてゆくであろうテーマとして、これからの社会のテーマとしてもリンクしています。この時代を象徴するようなテーマが私たち個人個人と向き合い見詰め合うような満月です。来年、私たちが具体的に向き合うことになるテーマもこの満月時の雰囲気にはよく顕れてくると思います。周りにどんな人がいて、私はここから何が出来るのか?私が出来ることは何か?という問いを大事にしてゆきたい、という実り。一人一人が実った問いを手の中に感じる、そんな満月であればと思います。

この満月が過ぎるとやはりジワジワと「僕らの地面はすぐには乾かないなあ」みたいな気分を感じ始めるような気配がります。

水瓶座の月。

一気にスコン!と解決。一気に飲み込む、みたいなことが難しい種類のテーマなのだと思います。プライドがあったり、これまでの信念があったり、というのがその主な理由です。例えばこのような気分になったら、本当に信頼が置ける突拍子もないことを言っても笑って聞いてくれるような人にだけ、あなたの意見や想う所を伝えてみると良さそうです。仲間や同士がいたら心強い、そんな時です。ただ聞いてみる、ただ「人って面白いなあ」というスタンスでいけそうな人は聞く立場になる可能性もあります。

こうしていなくてはいけない理由、と、もうこうしている必要はなり理由、両方ともが実は満月あたりには出きっている状態です。だからこそ葛藤するのだと思います。すぐに結果を求めようとしなくても、あなたのことを「面白い・見てると楽しい・魅力的」と思っている人は必ずいます。誰かと誰かの関係性をより善くしようと仲介する立場、ということを認識している方は「私が全てやらなくては」という概念からの解放が近いです。「どうにかすること」に躍起になりすぎてはいないか?チェック時です。

誰もがとても真摯に「生き方」と向き合っている雰囲気の満月明け。葛藤を引き起こしているプライドや信念を簡単に捨て去ることはできないかも知れませんが、摩擦を感じるほどに葛藤が高まって理解されよう、しようとしている、というように捉えなおしてみましょう。今までならば、もしかしたら暗黙の了解として見過ごされてきたかもしれないパワーバランスがテーマです。無意識の暴力・無意識の無視。これらについても満月後ではありますが、更なるテーマとして1つ目の前に積まれるようなそんな印象を受けます。苦手なこと、得意なこと、どちらも交差するような時です。捨てられないもの、捨ててきたもの。

「あなたはあなたよ。」という声をかけてくれる人がこの時にいたら、もしかしたらすごく気分が楽になるかも知れません。あなたがあなた自身に「私は私よ。」と声をかけ続けることも有効です。

7/19、引き続き水瓶座。水星が蟹座へ。

水星が移動することで、葛藤があることは承知しているけれども吐き出す出口がないと感じていたところに出口が開けます。感情として吐き出すことが最優先となりそうです。辛さが溜まりに溜まってくる方もいらっしゃるかも知れない時です。何でこうなっちゃった?という疑問ばかりが頭をグルグルすることも最終局面を迎えています。

シンプルに活力を取り戻す、ということだけにフォーカスしてみましょう、できる範囲で、できることをする。極力シンプルに、というところがポイントになりそうです。間口を広げすぎていたら締める、手を広げすぎていたら狭める、どれが本当だか分からなくなっていたら本当とか真実を自分の内側だけに感じてみる・・どんどん削ぎ落としてゆく作業を応援してくれる人も少しずつ現れてくると思います。

今まで視界が狭くなっていたことに気づく場面もありそうです。

無理しているところが徹底的に炙り出される可能性もあります。ただ普通に一日が終わる、ただいつも通りに夜眠り朝起きることが出来る・・・というようなことくらいまでシンプルに削ぎ落としてゆく必要があるのかも知れません。ああ、今日も頑張ったなあ、という実感が以前とは少し違った意味を持ち始めていることに気づく方もいらっしゃると思います。汗をかいて生きる、そんな雰囲気です。

7/20、月は魚座へ。

週末。もうこのあたりでこの週は「はあ!お疲れお疲れ!」と言いたくなるような気分です(書いているだけでもそう思うw)

ここでもやはり葛藤は引き続いていますが、すこ~しだけ制限が緩むような雰囲気です。

そもそも葛藤というものがあるんだわ~と分かることで制限が緩むような雰囲気。どうしたって出てくる心の内、どうしたって未だ真実と信じている信念は、ここから先12月あたりまでボコボコ出てきます。ですから、仕方がないと思います。けれども葛藤があるのだ、と知ったら随分と楽になることが増えるんだな、とこのあたりの星回りを見ていて感じます。

涙や悲観や寂しさで濡れた大地はすぐには乾かない・・かもしれません。けれども乾かし、強靭にし、さらにその大地に足を着けて生きてゆくのは私たち一人一人であるということ。自覚を持っているだけで変わってくる生き方。誰かと誰かを繋ぐのもあなた。誰かという役割も誰かからしたら、あなた。切れない点で繋がっているのが私たちです。後悔がないように生きようとする気持ちが奮い立つ場面もこれからはきっと増えてくると思います。

7/21、選挙へGo。

濃密な一週間。素敵な時間をお過ごし下さい。

親愛なる全ての友へ。

幸いあれ。

星言葉紡ぎ屋店主 白い魔法使い

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7月のあなたへのお手紙、7月中旬~8月中旬あたりの雰囲気をお届けします。

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