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☆2023.10.15 天秤座新月(日蝕)のあなたへ☆

この新月は北・中央アメリカ・ブラジルなどで金環日蝕が起きます。
わたしが金環日蝕を体験したのは2020年の夏至でした。(日食ですが観測地域によって金環日食になりました)
記憶を頼りにその時のことを思い出してみると、不思議なフィーリングがありありと蘇りました。
真夏の陽射しが燦々と照り付けているはずなのにサッと視界が暗くなり気温すら下がります。天文現象だと予め知識は持っていても、身体の感覚は正直なので得体の知れない未知の感覚にゾクゾクするような、いつもとは違う状況に対して、ただ感じて把握しようとするアンテナが立っているような。野性や本能や知恵が身体の中で渦巻いていることを知りました。
身体が記憶していることは、月日が経ってもスピーディにこんなふうに思い出せるんですよね。
蝕は「目には見えないけれど確かにそこにあるもの、影になり隠されているものの姿」
を浮かび上がらせ顕します。
今回は日本では金環にはなりませんがこの新月では
「いつもとは違う状況下でわたしはどんな反応を示しているか」
を観察してみて下さい。
「今までとは違う状況や環境を意図的に生活に取り入れ構築してゆくと、この先のわたしはどうなるだろうか?」
と、今まで閉頑なに閉ざしていた感覚や才能や予感がインスピレーションを受け、進化してゆくことに対して純粋に興味の矢印やアンテナが立ちそうな気配です。
少しの時間、何もしない環境を整えただ感じてみませんか?

              🌕🌖🌗🌘🌑🌒🌓🌔🌕

この新月は、
<個人の進化>にフォーカスしています。
進化を熱く望んでいます。

疎外感と感じることもあるほど
<一人である・一人の人間である>
ということに太い真っすぐな軸を持っている新月。
例えば例にあげた「疎外感」は優劣をつけたがる癖から派生する感覚。優劣のジャッジや勝ち負けへの執着があるんだなあ・・と分かれば、それはもうほとんど終了したテーマとなるはずです。
「気づけば変わるからね。気づいた時点でもう事は動いたんだよ。」
と、一人一人が持つメインテーマ、人生の主軸のテーマに対してそれに見合った応答の囁きが聞こえる新月なのです。

進化は実は、今ここに生きてるあなただけのものではなく、あなたの中に溶け込んであなたを形成している何人もの人が望んでいることである、ということをこのエンジェルの囁きのような現象は熟知しています。
知らせを運ぶ存在たちは「信頼」を基盤にしたところ有ります。
あなたが求めた答えをあなたは必ずキャッチする、という信頼です。
何度も答えを運んできているんだけれどそれに対して反応がないなあ・・という経験がいくらあっても「信頼」は消えません。
個々の進化にフォーカスさせ自然に
「謎になってしまった複雑な現状への答えを求めること」
を推し進める新月になるのだと思います。

悩みや苦悩がピークに達するように感じることもあるかも知れませんが、
「このどうしようもなさを解放し、もうちょっと先へ進んでみたい。」
だとか
「なんとなく大丈夫な気がする。セイフティネットが用意されているようなかんじがする。」
新月です。
新月は「その先へ」と潔く後押しするでしょう。
「今ならきっと」と本能的に思うことってありますよね。この新月はその「今なら」を熱く信頼しメッセージを発しているようにわたしには感じられます。

エンジェルの話をしましたが、目に見えない存在たちに協力を求めること(協力や応援を求めたことがない方はトライ!)、ライクマインドな人たちと共にいること・・等もこの新月ならではの楽しみ方の一つ。
マインドの変化を同時に共有し目撃することは、喜びやワクワクする時に放たれるハーモニクスが倍増し、ハートが開いたり個々が持つユニークなバランスをより確固たるものに高めてゆく可能性も秘めています。

「独立していながらそれぞれが輝きを放つことは可能である」
このテーマに対して一切の迷いなく絶対的な信頼を寄せているのがこの新月です。
信じてみたいことや、信じていることに対してすら、疑う余地があるか?ないか?のような余地や狭間で揺れ動いて進化することを躊躇ったりします。俯瞰的に見ると、本人が葛藤や苦悩に陥っていたとしても、それはどこか「遊んでいる」ように見えることがあります。
ちょっとムカッとする言い方知れませんが、悩みであることが嬉しい、みたいなことってありませんか?なんか必死で生きているかんじがするので満足感が得られる・・みたいなループ。(わたしはこれを体験したことがあるので例にしてみました)
離れて観察してみると面白おかしくすら思えることって多々あります。明解に答えを出せることもあります。
自分を離れたところから観察し、今何が自分には必要なのか理解できる状態にある時「なんだかんだ言っても信頼している」って自分に言える時であり、完璧に独立しながらも周りと一緒になりながら調和し、協力を得ながら滑らかに進化を選んでいる瞬間です。

「さわやかに心強く潔く進化するシーン」
この新月で目撃しましょう。
そのシーンの中にあなたも勿論含まれています。

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もう一つの観点からこの新月を見てみます。
今、太陽は風エレメントの天秤座にあります。(この新月は⚖️21度~22度)
次に太陽が風エレメントである水瓶座に入るのは、来年2024年1月下旬。
この大量の動きとほぼ同時に冥王星は水瓶座へ入ります。
今この期間「風エレメント・天秤座」を有意義に過ごす価値は十分にあります。
(そして今日は天秤座の新月ですものね!)

天秤座が持つ秤は「公正の秤・正義の象徴」です。
ミカエルの季節のお話にも書いたように天秤座のはじまりである秋分からはじまる季節は
「自分の内なる闇と対峙する時」
です。
変えたかったことと向き合い、それに対して「強さ」が必要であればいくらでも力を貸してくれる太陽。それが天秤座に太陽があるときの恩寵です。
内なる闇はやがて静まり、あなたに溶け込み、冬という魂が自由に解き放たれる季節を豊かにする養分となります。
勝ち負けではないけれど「勝つか負けるか」という場面もあります。
闇や光が曖昧であると感じるならば
「内なる戦いをやめる」
シンプルなテーマに絞れば対峙する闇が何なのか明確になります。
もちろん光もそれと共にもっと強い光になります。
いつの間にか、二択しかなかった世界や限定された世界から抜け出し、あなたにとって完璧にフィットする新しい道の選択肢が姿を顕します。
それまでは自己対峙が必要ですが、意欲的に進化を求める力に星々も協力的です。

この新月に先立ち10/11には冥王星は逆行終了しています。
今は山羊座の部屋を前に前に進みはじめました。
「戻ることはない」
という決意と
「必要ならば過去はいつでも取り出し思い出せる」
という確信を感じる動きです。
自己対峙することも、信頼も、先へ進むことも、
この新月は様々に訴えてきます。
これらが苦手分野だとしても何らかの道が目の前に準備されます。あなたが行くための道です。

冥王星が山羊座にあった時代は(今もそうですが・笑)、その道はとんでもない荒野でガタガタの道石ころだらけの道を苦難しながら進む、そして獲得して進む時代、獲得したことが満たされる感覚の全て。
だったとすると、
冥王星が水瓶座にある少し先の未来では、荒野には変わりないけれど道は滑らかに整えられています。
照りつける陽や乾いた空気のなか新たな旅がはじまります。
「その旅の中で必要な道標は何だろうか?わたしがわたしになるとはどういうことだろうか?」
この新月然りこの先の星回り然り常に根底にはこのような
「次の旅への支度」をしているかのような、自分自身をバージョンアップさせ対応可能にしてゆくテーマを持っています。たぶんそれほど意識せずとも勝手に更新されるようなバージョンアップではあると思います。
それぞれの選択に寛容な流れですが、わたしは心持ちも、意図もすべて楽しんで支度をしてゆきたいと思っています。
内なる戦いをやめることで本来のあなたに戻り、何が必要か明確に分かり、ただ一つの目的のために穏やかにある意欲と共に歩み始めます。もしあなたが、この道のりを覚えておきたいと思われたのなら意識的でいましょう。
冥王星のことは今までは長期の視点で星読みしてきましたが、これほど直前になってきてわたしは「次への支度」が思いがけず楽しく感じられています。
あなたはどうですか?
上昇気流に乗る感覚としっかりと大地に足をつけながら今にいることを両方体験できる時間はだんだん少なくなってきました。
結果皆が飛翔してゆくにしても今の特別感を敢えて言うならば
「夜明けの瞬間を見られる」
という特典が付いている、みたいなかんじ。
明けゆく空の移り変わりってダイナミックで大気からは活力を得られます。
そんなシーンが今目の前で繰り広げられているようにわたしには感じられます。


どうぞ素敵な新月を。
幸いあれ。

親愛ある友へ
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