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☆白い魔法使いからのお手紙☆ 2019.7.1~7.7(7/3蟹座新月・日食) Astrology&Runic divination

今週は7/1~7/4までの間は「浄化」の期間だな、と私は思います。自身の「地盤」としてきた信念が崩れ去ることもあるかも知れません。「これをしていれば大丈夫」「これだけやっていれば大丈夫」そう信じてやってきたこと。「これは今でも信じられる「大丈夫」なのか?一体何を根拠として「大丈夫」と思ってきたのか?」というように「今まで」を問うような数日が続きます。安定している状態、を私たちは出来るだけ続けてゆきたいです。揺らぐことや、崩されることや、軌道修正することは出来るだけ避けたいことだったりします。「私はいつも正しい」「私はやっている、やってきた」自分で自分を認める為には、少しぐらい「何だか違うかも・・」と気づいても上手くそのシグナルを無視したりすることもできます。「間違ってなんかいない」「ちゃんとやってきたじゃないか」と。

自分の力だけではどうすることもできないこと、というテーマに突き当たって初めて「私が信じてきたことって、私が信じていたから正しかっただけなんだ、そういう世界に偶然今までは生きていただけなんだ」と気づきます。「信じる」という形のない曖昧な世界の中で私たちは今この瞬間も生きています。「どうすることもできない」という非力さに出会った時「信じる」の意味が変化してきます。

「そのままを認める」ということを、ここ何ヶ月の間お伝えしてきましたが、この7/3蟹座新月が本格的にこのテーマと向き合うスタートとなりそうです。それがどのような状況であれ「そのままを認める」ということについて、「今まで」を振り返り「これから」を一から構築してゆく、そういった雰囲気があります。

いつの頃からか「普通」とか「当たり前」という定義になっていることが目の前のテーマとしてあらわれてくることが多くなりそうです。「本当にそれだけやっていればいいのか?」「それは本当にやりたいことなのか?」「いつ頃から、それが普通になっていたか?」等。「私」という個人を超えた「他者」「社会」にまで目が向けられてゆく、視界が開けてくるといった「浄化」が進んでゆく週のはじまりとなりそうです。

何故だか今週は前置きが長くなってしまいましたが、ここからはいつもどおりお話を進めてゆきたいと思います。

7/2(火)月は蟹座。火星が獅子座へ入ります。

冒頭で書かせて頂きました「過去を振り返る」「今まで」というキーワード。この火曜日あたりから本格的に意識に上るようになりそうです。過去のことを鮮明に思い出したり、誰かの話に触発されるような形で、あくまで「私」が主体の過去の想いが掘り起こされる、といったことも多くなりそうです。「どうして今まで、あの頃の想いにフタをしてきたのだろう?」と不思議に感じるほど鮮明に思い出すことがありそうです。

「あの頃の、この雰囲気」というように過去にご自身が経験した雰囲気そのものを「今」経験するような不思議な感覚を持つ方もいらっしゃるかも知れません。知らない人の話を見聞きして、自分のことのように感じる、ということもあるかも知れません。

このあたりで「感じる雰囲気」というものには、リアルな感覚が伴っていると思います。夢の中で実際に「何かに触れた感覚」がある時のように。ですから、ちょっと時間軸がずれると言うか「ここ」にいるけれど「過去」とは実はものすごく近い距離に行くこともできる・・というようなことを実際に経験される方もいらっしゃるかも、です。「今」と思い動き続けてきたら何故だか「過去」に出た!みたいな何とも不思議な感覚。でもちゃんと「今」の私は存在しているわけです。生身の人間として「ここにある」ということを体・身体感覚が伝えてくれています。もしも「過去の想い」や「味わった感覚」に巻き込まれているな・・というふうに思われたら、身体のメンテナンスを是非取り入れてみて下さい。身体を擦る、とか、身体をゆっくりと動かす、とか「ここにあるもの」として身体を扱うことで「今」に戻ってくることが可能だと思います。

「今まで」との和解、ということを身体が仲介してくれている、ということが、この週のはじまりに置かれた面白さです。身体は「ここから」「未来」に繋がれてゆく為の大切な器として一人一人に受け継がれてきたものです。「記憶」という曖昧なものをずっと確かに刻み続けている物質です。「自己解放」「浄化」という大きなテーマは、過去にも何度も実は経験してきている私たちの肉体。身体に頼ってみることを許すとホッと一安心できることも多くあります。身体の声を聞き、安心することを心がけてみましょう。このことは「過去に触れたくない」という気持ちすら溶かしてゆきます。

この火曜日には火星が獅子座へ入ります。

「私は!」「私が!」と主張する火星です。「私はやっている」「私がやってきた」と主張したくなる、そんな雰囲気です。実際「下支え」してきたことや「縁の下の力持ち」的な役割って誰しも社会の中で生きているいじょう、必ずどこかでその役割を担っているのだと思います。ですから「私は!」と主張したい人だけに関係する火星ではないということが言えそうです。人それぞれ「今まで積み重ねてきたこと」「影ながら頑張ってきたこと」があるのと同じように。主張したくなった場所や役割は、きっと今後さらに一歩踏み込んで関わってゆく場所であり役割なのだと思います。怒りり、というかたちでこの主張が発動される場合もあると思いますし、突然の発熱というかたちで発動されることもあると思います。この時「私はものすごく努力してきた」ということを、その場、その役割、その人間関係に知ってもらいたいのだなあ、と思いを巡らせることができれば怒りだけで終わることなく「未来」への架け橋となるような思考も出てくるような雰囲気があります。

「何故、こんなにも認めて欲しい」「知っておいてほしい」と熱っぽくなっているのだろうか?と。こんな想いを大事に抱ききながら翌7/3(水)蟹座新月(日食)をむかえます。

7/3、蟹座新月(日食)。

この新月前までに、感情と感覚と共に「何だか表現し難いもの」が内面に降り積もってくるような時間を私たちは通過しています。身体を通して、いくつかのことは「安心」に至ることもあると思います。新月はスタートのタイミングです。この日は「過去」「今まで」から「未来」へと目が向き始める方向転換の時間です。「何か始まる」という高揚した気分もありそうです。

矢印が過去にも未来にも伸びているような線の上にいる、という感覚。そんな雰囲気の時間の中では、もしかしたら「何もしない」のかも知れません。ただ、ジッと観ること。ただ、動じずにいること。という時間も大事なのかも知れない・・と、この新月図を見ていると思えてきます。

「今まで」という膨大な時間を理解し、飲み込み、認める、ということが大きなテーマとしてある新月です。短時間で「そうか!分かった!」となるものなのか?どうか?と私は思います。地面に水が染み込んでゆくのには時間がかかるのと同じように、私たちにもきっと「何もしない」「ただ見ている」という時間も必要な気がするのです。

実際には平日ですし「何もしない時間」が取れるかと言ったら、それぞれやることがありそうです。ですから、この新月には「無理に事を動かそうとしない」「そのままの流れで行ってみる」「断らない」等、目の前にきた出来事にスンナリ乗ってゆくことが最善のような気もします。

「自分の力だけでは、どうしようもできないこと」ということを冒頭で書かせて頂きましたが、この新月にはどこか「自分の力でどうこうしない」という行動が何故だかスンナリ出来ていた・・というようなことが起きそうです。「何もしなかった」「何もしない」ということを特別積極的に選んだわけではないかも知れませんが、結果として、今までいかに他者に対しても出来事に対しても「どうにかしてやろう」というような態度でいたのか?ということが分かる・・みたいな雰囲気です。「気にしない」とか「ありのまま」とか「そのままの私」という言葉の意味が、この時、随分と近しく感じられると思います。それから「信じる」という概念についても、今までならば漠然としたものだったけれど「力を抜いた時ほど傍にあるもの」というように、これもまた実感として「なるほど」に至ることもあると思います。

形のないもの、は「時間」であり「過去」であり「未来」であり、そして「信じること」や「希望」や「夢」であり。言い尽くせないほどの「形なきもの」を私たちはいつも追いかけたり、頼ったり、甘えたり、時には嫌いになったりします。そして、形なきものは、いつからか「隠れているもの」「隠されたもの」「秘密にしておくべきもの」とされてきたような気がします。この新月が明らかにすることがきっとあります。あなただけに分かる感覚で。あなたが辿ってきた過去と共に。

形なきものに形を与えられるのはあなたです、ということをこの新月は強く訴えているように思います。

              ☆

この新月へのアドバイスをルーンで見てみました。

<遅すぎた・・もう壊れてしまったことだ・・もう間に合わない・・そんな感情がともなう過去や思い出を洗い流して どこまででも流れてゆける どんなふうにでも姿を変えることができる そう信じることができるのはあなたしかいない 洗い流せ洗い流せ 取り戻せない時間も崩れ落ちた瓦礫も洗い流せ 感情と共に>

大雨などにも注意かな?というルーン展開でした。(新月前からできる準備があれば備えておきましょう。)

7/4(木)月は獅子座。金星は蟹座へ。

感情や想いが、ここでやっとスッと波が引くようにおさまってゆくような印象を受けます。

新しいことや革命的なことをバンバン打ち出す・・というような態度が刺激的になりやすい時ですが、できれば、今までならば勝手に「私とは合わない」と決め付けていた人たちとの交流・・くらいから始まってゆくほうが穏やかに物事が進んでゆきそうな気配です。初対面の人、人生初体験の場、等で自分がどのように振舞うのか?また、今まではどんなことを「苦手」としてきたのか?ということがハッキリと分かると思います。そうなると、生きている場が広がりますし、「私」という概念すらも一時境界線が薄れます。この「決め付けない態度」というか「定まっていない状態」を楽しむ、ということをコツコツと積み重ねてゆく時間に面白さのウエイトを置いてみると、今後、内面がピカピカと輝き始めるきっかけを得られそうです。新月頃、少し重すぎた感情がいつの間にか「今、目の前にある面白み」ということだけにフォーカスを定め始めていることを、ご自身の在り方から知るというようなこともあると思います。予測してこうなったわけじゃないけど、ちゃんと運ばれている・・とか、乗せられていた・・とか。全てが受身というわけではなかったはずだけれど「来るものを拒む」ということで、どれだけ否定してきたものが多かったことか・・と知るきっかけとなるかも知れません。コツコツと積み重ねてゆく時間の中に新月前とは少し違った趣を感じ取れるのも、この頃になると思います。ジックリと時間をかけて結果を焦らず日々を過ごしてゆきたいです。

革命的な思想や物言いは魅力的に響きますが、「時は熟しているのか?」と判断してゆく必要もありそうです。

7/6(土)月は乙女座へ。

そのままを認める、というキーワードには「自分の居場所を見つける」というテーマもあります。そのままを認めてくれる場所を自ら探す・・ということはとても大変な道のりのようにも感じますが、息苦しさや窮屈さや惨めさの中で生きてゆきたくない、という強い意思が発動したならば行動へと結びついてゆきものでもあります。

前提として「辛いのは嫌だから」「苦しいから」ということを掲げなくても、もしかしたら私たちはもっと自由に「居場所を選ぶ権利」を持っているのではないか?と気づいてゆけるような出来事が身近で起きたり、世の中の出来事として起きる可能性があります。辛さがなければ選択してはいけない、となっていることがとても多い気がします。辛くなくても、今わりと悪くない状況であっても私たちはそもそも「自分の居場所を自分で決めて良いはずなのでは?」とスッキリと想える・・そんな雰囲気がこの乙女座の月にはあります。

頑張り屋さん、努力家さん・・そう言われるのは悪くない気分だけど・・それがなくても私は私!と言えるなら、どんなに素敵でしょうか。才能についても堅苦しく定義しなくとも良くなるような気がします。そのものを表現して生きる・・ということは今ではまだ「ワガママ」と言われがちですが、世の中の流れとして、身体を壊すまで頑張らなくては認められないということが少しずつでも減ってくるような気配を感じます。自力で居場所を求め始める、ということが心も身体も綺麗にしてくれるのかも知れません。努力や頑張りというものは、夢中になれるものだけに使えばいいのでは?というような力強くしっかりとした意見も交わされるようになると思います。このような意見の受け皿も少しずつではありますが増えてきている様子を、この頃の星の配置からは感じます。シッカリ大地に根を張ることができるのは、もしかしたら「私を知っている者」なのかも知れません。

               ☆

今週は一週間を通じて「軸となるもの」「支え」のような存在を意識することが多くなりそうです。周囲の様子をジックリと観察しながら、事が来たら恐れずにソッと乗り込んでゆく、そのための「支え」です。「私をいつも持ち上げでくれるもの」がその支えなのかも知れません。昔から大好きだったこと、にヒントが隠されているかも、です。

素敵な一週間となりますように!

親愛なる全ての友へ。

幸いあれ。

星言葉紡ぎ屋店主 白い魔法使い

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