見出し画像

☆2023.9.29 牡羊座満月のあなたへ☆

お元気でお過ごしですか?
こちらは日中の陽射しはまだまだ強いですが木陰に入ると涼しい風が心地よい季節になりました。内地では金木犀が香る時期かなとか秋祭りの笛の音や提灯が灯る町並みが懐かしいなとか、この季節になるとよく思い出します。こちらではこの中秋の名月に合わせて昨夜民謡を唄い合う「とぅばらーま」が開催されました。交差する思い出や想いを唄います。満月の夜は明るいので昔は月に一度は必ず野や浜に出てこうして遊んだのだそうです。こちらは、遊びの要素や脱力の大切さや笑いについて内地とはちょっと違う文化を持っていて、わたしはそれに随分助けられてきました。
まるで何処か遠くの岸から静かに音も立てず船が来たかのように差し出されている今という時は、いつか心から願ったものに違いないなという思いを深めている今日この頃です。

今願ったものが忘れた頃に戻ってくる、とか、最近レスポンスが速いなぁ、とか「願いの構造」について、ちょっと不思議な感覚と安心を伴いながら知る満月。
この満月は視野をぐんと広げてくれる満月です。
秋の高く高く澄んだ自由な空のような気持ちや、また新しくはじまる季節に胸が高鳴るような気持ちがが湧いてきたなら、その気持ちをエネルギーとして感じてみましょう。
気持ちや気分は高揚した時にはよく分かるように「感情が伴う力動・エネルギー」です。これがlowになっていると「曖昧なもの」になります。ある朝目覚めた時いつもよりずっと体は軽く心もフレッシュで意欲に満ちていたり、何か素敵なことが待っている予感がしたり・・こういう経験きっと誰しもあると思います。
偶然でも、きっかけが何であろうと、時々そういうことは起きますよね。自ら努力せずとも満たされていて世界は広く綺麗に見えて・・。
そのプレゼントされたような時間をじっくりと経験してみる満月がこの満月です。
「求めていたものが形になる時はこういうように訪れるよ」「目が覚めるんだよ」と教えてくれている満月です。そして「実はいつでもこの状態に居続けることもできるんだよ」と優しい声で明るく心を照らし出してくれています。いつもの癖やパターン化した思考から抜け出すには絶好のタイミング。もしもあなたがこの満月を機に、何だか突然パターンを変えられた、誘惑に負けなくなった、暗いほうへ安住を求めなくなった・・としてもそれは偶然でも何でもなくて「意思を手放さず諦めず願っていた」からなのだとわたしは思います。

9/15の新月記事では「強い意志」についてかなりしつこく書きました(笑)
とりわけ「変わりたくて仕方がなかったこと」について新月あたりからこの満月までの間はもしかすると「はじめてのパターンのレスポンス」が外側から多くあったかも知れません。ただ「意志」を意識するだけでどれくらい現実として加速するのかを知った期間だったかも知れません。
ある時ふと大きなものに包まれているかのような気分になるその不思議と、その大きなもののなかでちゃんと意思を持ち息づいている「わたし」という一人は同等です。夢みたいなものも現実として目に見えて触れられるものも同等。
創造したものや意図したものを受け取るに値するということです。
「どちらもわたし」
これから季節が深まりゆくなかで熱い魂のような意思と一緒になりながら冴え冴えと目が開かれてゆくことに意識的でいられたら、と思います。

この満月図。
「ふたつのこと」が同時進行しています。
ひとつは
「当然だったものが緩やかに崩れはじめている」
もうひとつは
「バラバラになったものが集まりつつある」

砂時計の砂が落ちてゆく、というふうにもとれるし、砂は底の集まりつつある
みたいなかんじです。
底に集まった砂は前の意識とはまるで違う意識でもってイキイキと活性化している、そんなイメージもあります。まるで違う意識でもって世界を見渡せばいつでも視野は広くなるので、この満月は「今まで」とか「過去」よりも未来にギュッとフォーカスさせて今に立ち戻らせ着地させる作用が強いかも知れません。
スピードアップに対して殊更に怯えすぎないことも大事ですし、自分自身を立てておく術を知っておくことも大事、そして「あなただけじゃない」「一人じゃない」ということも覚えておいて下さい。
不思議だと思うようなことも、ありふれたことも、あなたという人間がいてそこで起きていることに違いないのですから。

            🌕🌖🌗🌘🌑🌒🌓🌔🌕


少し先のお話を。
来年2024年1月に冥王星は水瓶座へ再び入ります。その後、一度山羊座まで引き返しますが来年の1月からはもう社会の雰囲気は相当変化してくるはずです。
水瓶座というサインは「自由・平等・博愛」がテーマ。
この満月からもすでに「同等であること」や「等しくあること」「包含する・される関係」ということについてだんだんと濃密なテーマになってきていることを感じます。
とりわけ、自分自身に対して差別的な意識があるとしたらそこにジャンジャン光が差し込み続ける星回りが続きます。
「誇りを取り戻す・回復してゆく」
「あなたはあなた以外のものにはなれない」「目の前に既にセットされ続けていることに気づく」等、
傷つくような形ではないけれど体験しながらリアルにこのことを受け取って理解してゆく・・そこそこ「強い」星回りです。そして未来的です。希望のあるほうへ押し出そうとしているようにわたしには思えます。
来年の冬、あなたは何をしていますか?どんなあなたになっていますか?
あなたはあなたのままでそれを体験したり表現したりできます。
そうは言うけどそのままって何だ?
という疑問にいつも舞い戻るのなら、それこそがパターンです。
ただあなたの声を聞くとか、静かにする、とかシンプルにやってみましょう。
一人で行う内観も進みやすくなりますし、この満月を境目にヒントや手がかりになるような状況や環境が整備されはじめます。と言うのは、すでに意識が冴え冴えとしてきている人たちが「あっ、自分の番か・・!」みたいな雰囲気になってきているから、場がセットされてくるのです。自由な雰囲気、広々とした雰囲気、そういうものへあなたも一歩足を踏み出します。
水瓶座のキーワードとして大事な要素「仲間」。
一集団のなかの「わたし」でありながら、それを包含するさらに大きなものの一部の「わたし」という構造に気づく人もいらっしゃると思います。
どんどん増幅してゆくその構造を見ていると「永遠性」だとか「果てのない憧れ」だとか「郷愁・望郷」だとかいうキーワードも見えてきます。
果てしないと帰還したくなります。帰還する場所はいつでもあなたです。あなたはそこであなたに出会い、果たしたかったことを喜びと共に果たしてゆきます。
冥王星がサインを変える時、それは「変化」よりも「変容」という言葉がぴったりな出来事が起きやすいのも事実です。
けれどこのステップは「小さな音なき変化の足音たち」が寄り集まって「変容」を起こしてゆくタイプだと思います。

「あなたひとりじゃない。わたしたちは高い空の元にまた集う、明るく丸い月の光の元に笑い合う。」
この満月なら意思に誓うように言うでしょう。

とても素朴なことですが、シンプルな構造や真の喜びや、愛について、複雑になり過ぎたものは解かれ、また新しく繋がります。
小さな変化が集まって大きな変容になってゆく過程はきっとそんなかんじ。
冥王星の移動なんてずっと先・・・と思っていたらもう目の前。
あなたの内側で次々と起きている変化に対してお祝いを告げているようなこの満月、先へと続いていることを実感できますように。あなたがあなたの愛の元へ帰還されますように。

I&I  With Love

親愛なる友へ
幸いあれ。

星言葉紡ぎ屋 白い魔法使い









サポートをいただきましてありがとうございます!励みになります! 白い魔法使いより