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超獣ブルーザー・ブロディと初遭遇!そしてその直後に悲劇は訪れた!!ジプシー・ジョーにナタで殴られた話。

1983年4月23日
横須賀市総合体育館
グランドチャンピオンカーニバル
中学生になった俺は先月に続き
隣の市で行われた全日本プロレス
を観に行く事になった。
今回の目当ては前回と同シリーズ
で後半から参戦した超有名選手
超獣ブルーザー・ブロディである。

そして初めて観るタイトルマッチ
でもあった。
相手は因縁のテリー・ファンク
(テリーマンのモデルレスラー)
インターナショナル選手権試合
60分1本勝負です。

しかしここ一年毎週プロレス観て
雑誌や書籍を読みあさってた俺は
ノーTVの横須賀で王座が移動する
なんて到底思えなかったんだよね。
それでもブロディのタイトル戦は
テンションが上がりました。
今回は初の前売り券での購入。
自分は早めに会場に到着しました。
開場を待っていたら全日本プロレス
の外国人を乗せた大型バスが到着。
大型バスに群がる少年ファン達。
自分もカメラを持って走りました。
バス扉付近の場所を確保していると
扉が開いてレスラーが見えました。
(38年前に撮影した本物の写真)

1番好きなハンセンも乗っています

美獣ハーリー・レイスも初遭遇!
(隣で付き人してるのはアポロ菅原)

レジェンド鉄人ルー・テーズは
特別レフェリーとして来日。
そして写真は有りませんがブロディ
も降りて会場に移動を始めました。
自分はハンセンやブロディを追い
カメラを構えました。その時です。

バチーンと言う音ともに激痛が!
あまりの痛みに仰け反りました!
背中が痛すぎて声が出ません!
恐る恐る後ろを振り返ると、、、

放浪の殺し屋ジプシー・ジョー
彼が大声で怒鳴りちらしていた!
手にはナタの様な模造刀を持ってる
入場の時に口に咥えてるナタだ!

とりあえず痛みに堪えながら
全力でその場を逃げ出しました!

屈強な外国人に模造刀でぶっ叩かれ
鬼の形相で怒鳴り散らされる!
この前まで小学生だった俺にとって
衝撃的な恐怖体験であった。
ジプシー・ジョー選手は中堅の
ベテランヒールレスラーでした
得意技はニードロップであるが、、
本当の彼の必殺技は、、、

パイプ椅子で殴られる事!!

椅子や机や色々な物で殴られる!

そして椅子や机はぶっ壊れるが
本人はニヤニヤ笑っているという!
もう試合が始まる前から大興奮!

でも本当はカメラに夢中になり
選手へのリスペクトを欠いた俺が
いけないんだよね。

メインイベントのタイトルマッチは
両者リングアウトで王者が防衛。
中学生の俺の予想通りの結果だった。
それでもブルーザー・ブロディの
凄みを会場で体感する事が出来た。

余韻に浸りながら横浜の自宅に帰り
風呂に入ろうとシャツを脱ぎました
すると母親が俺の背中を見て
「その背中どうしたの?」と。
俺の背中にはナタの形の大きなアザ
が出来ていました。
それは漫画「あしたのジョー」で
ホセが矢吹の肩に触った時に出来た

肩のあざの様な衝撃でしたとさ。

おしまい

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