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汗水流して稼げなくなった人

人間が生きる上で結構大切な事だけど普段あんまり意識しない汗をかくということ。

これがぼくはできなくなったらしい。

病名は「特発性後天性全身性無汗症」と言うそうだ。性が多すぎる。そして長い。

汗をかけない部分の割合によっては指定難病になるそうで、ぼくはほぼかいてないらしいからこれに該当するかもしれないとの事だった。

はじまりは今年の1月、仕事中に階段を登って降りてを繰り返していた時に太もも辺りが痛痒くなった。

寒冷蕁麻疹なのかな?くらいに思ってて、寒空の下で仕事をした身体を温めるためにお風呂に入った。

5分ほど入っていた時に背中にピリピリとした痛みを感じ始め、全身に痛みが広がり始めた。これはおかしいと思いタオルで身体を拭いて、濡れた髪を乾かすためにドライヤーを使った。

その温風が背中に当たって激痛が走った。
人生ではじめて部屋をのたうち回った。怖かったし痛かった。

とても仕事が忙しかったので騙し騙しで仕事をしていた1ヶ月だった。

3月になって近くの皮膚科に行くと「コリン性蕁麻疹の疑い」と言われて処方されたアレルギーに効く薬を数種類飲んだのだけれど全く効果は見られず、いつしか通院もやめてしまった。

そのあと交通事故を起こしてしまって、こちらの治療が疎かになってしまった。

で、事故の治療が落ち着いた11月に近くの大学病院へ行ってみた。

紹介状が無いと診察できないと言われたが、たまたま診ていただける事になって驚愕の事実を伝えられた。

「コリン性蕁麻疹じゃないかもです」

そうなんだ。なるほど。じゃあどうすればいいのかと。

この病院では諸々の検査が出来ないので東京医科歯科大学へ紹介状を書いてもらえる事になって、後日予約を取って診察を受けた。

状況を説明すると「無汗症」の疑いがあると言う事で検査入院する事になった。

内容は「60度のサウナに15分間入って発汗状況を測定する」という至ってシンプルなもの。サーモグラフィーや他の機械も使っていた。

自分でもびっくりなのだが、汗を一切かかなかった。ひとしずくも出なかった。そんな馬鹿なである。

その後、皮膚の一部をペロンと剥く手術をして、同時にアセチルコリンの何かと、あと2種類ほどを注射して反応をみた。どれもバッチリ反応してた。

ということで、僕は無汗症、汗をかけない人になってしまったようだ。

こうなると肉体労働はおろか、ちょっと歩くだけでも痛いし咳やくしゃみ、笑ったりするだけで痛いので普通に仕事が出来ない。なんてこった。人生詰んだかと思いきや、そうでもないかもしれない。

もう労働というものができないのであれば、違う方法でお金を生んで生きていくしかないわけです。

だからこれから色々と動こうと思っています。

なんとなくですが、闘病生活のあれこれを書こうかとも思ってます。

なんかこの病気の事を有料記事として書いてらっしゃるライターさんがいるんですけど、まぁ、そんな本格的に書けないしテキトーに「こんな感じでっせ」ということを残せればなと思っている。

さてどうなることやら。ぐふふ。

さまざまな人に出会うために旅をしようと思っています。 その活動をするために使わせていただきます。 出会った人とお話をして、noteで記事にしていきます。 どうぞよろしくお願いいたします!