「白血病です。」って言われるまで

元々僕は、体が丈夫なタイプではありませんでした。ずっとサッカーをしていたのですが、疲れてしまうし、若干冷え性だし、すぐに熱中症っぽくなる。だから冬に寒気がするなんて普通のことだったんです。高校の時は教室でストールを膝にかけてました。

そんなのだったので、正直あの冬は例年より寒かったり若干体調がすぐれないくらいだと思っていました。寒いところに10分くらい放置されるとすぐに全身を寒気が包んで、シャワーとかで体を温めるまではそのままみたいな。寒い地域に住む冷え性の方にとっては特に珍しいことではないのかなと。そう思ってたんですけど、頭痛が激しい夜が急激に増え始めるんです。しかも悪いときには熱が出る。寒気をいつもより過敏に感じ始めるようになって2か月弱くらい経ってからそのような状況になりました。試験期間とも重なっていたので、疲れてるのかな?とか、風邪かな?とかしか思いませんでした。

それが始まって1カ月くらいすると、頭痛と発熱が止まらなくなりました。1日中ベッドで寝込むしかなく、気づけば体温計は40度を指してる。インフルかなって思うんですけど、鼻水とかもそんなに激しくない。身の回りでインフルの人間もいない。病院で検査しても、おそらくウイルス性の何かだろうって言われて葛根湯とカロナールが処方される。

それを一旦は受け入れるわけですが、40度以上の発熱が4日とか続いていたので。それにしてもどうなの?ってなるじゃないですか。それで前回の診察から3日後にもう一度行くわけです。そこでも全く同じことを言われる。

納得いかないんで、なんか懸念されるものとかないのかと質問したところ、血液検査をする運びとなりました。検査結果は2日後に伝えると言われました。

検査をした翌朝、診療所も始まらない朝一番の時間に、診療所からの電話が来ました。診療所に呼び出されたのです。なんかすごい不安でした。でも、これと言ってイメージがある訳でもなく、ちょっと大変そうだなって。でもまあなんとかなるでしょ。1週間くらいの入院なら最悪いいや。それくらいでした。その後、絶望のどん底に落とされるわけですが。

楽しく生きるために大切に使わせていただきます。