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Bubbleとは?新規事業〜本格運用の万能ノーコードツール

こんにちは、NoCode Ninjaです。
前回記事で、「Adaloとは?新規事業との相性が良い理由」についてを紹介しました。

学習コストの低さに加えて、最速でネイティブアプリ(iOS,Android)開発ができる=新規事業との相性がいい、という内容でした。

さて今回は、日本で非常に人気のあるノーコードツール【Bubble】について紹介します。
なぜ人気があるのかを最初に書くと、

・プログラミング(コーディング)よりも工数が少ないのに、深く作り込みができる
・新規事業〜本格運用までのバランスの良さ

大きく、この2点に尽きます。
この特徴に対し目的が当てはまる方には、見逃せない内容です。

読みやすいようにシンプルに仕上げることを心がけました。
それでは、紹介します。


Bubbleとは

2012年、アメリカ・ニューヨークで創業。

・作り込みのできるUIエディタ
・人間にわかる言葉で動きを設定できるシンプルさ
・本格的なデータベース

などの機能を持ち、瞬く間に人気ツールとなりました。
現在は300万人以上のユーザーがBubbleを使用しています。
ユーザー数を一目見て、その人気がわかるほどです。

Bubble公式サイトより:https://bubble.io

特徴(メリット)

コーディングに比べて工数が少ない(学習コストが低い)

アプリ作成というと、プログラミングスキルを学ぶ必要があるイメージかと思いますが、先述の通りコードを書かずにアプリ作成ができるため、工数や学習コストはプログラミングに比べてとても低いです。
エンジニアではない社員自らが学習して身につけやすいということにつながります。

深く作り込むことが出来る

作るものの要件さえまとまれば、多くのことが実現できるツールであることも大きな特徴です。
ツール自体でできないことは、htmlやCSS、JavaScriptを書いて補完することができ、プラグインによる拡張も可能(自分でプラグインを作ることもできる)なため、他のノーコードツールにはできないレベルでの作り込みが可能です。
ノーコードの中でも最もエンジニアリングに近いツールであると言えます。

新規事業〜運用までバランスが良い

着手ハードルが低いため「このアイディアがあるから、まずは形にしてみよう」という発想から、すぐに着手することが可能です。
見た目の作り方は、ボタンなどのパーツを置いていく作業が基本ですので、気軽に進められます。
そして初期フェーズだけでなく、多くのユーザーを抱えての運用が可能です。
ここが先述のAdaloと大きく違う点となります。(Adaloのスピード感にはかないませんが)
Bubble公式によるとユーザー数の制限はないとのことで、数十万人のユーザーを抱えての運営実績もあるようです。(とはいえ同時アクセスがどこまで耐えられるか、の明確なエビデンスは無し)
つまり、管理運用や更新をエンジニアではない社員だけで完結してしまえるのが良いところ。
ITのことは外注に全てお任せ、の状況に一石を投じることができます。
外注エンジニアとのコミュニケーションも、一歩進んだものになりますね。

特徴(デメリット)

英語である

ノーコードツールの多くに言えるのですが、提供元が海外であることが非常に多いため、英語での使用に慣れる必要があります。
とはいえ大体決まった単語を使って仕上げていくので慣れの問題の部分も大きく、ブラウザでの翻訳機能を使うなどの対処も可能です。(翻訳機能は正しく変換されないなどもあり、あまりおすすめしませんが)
「英語苦手だな。。」のような最初のメンタルバリア部分が大きいですが、慣れてくれば苦手意識を持たずに使うことが可能です。

誰でも学習せずに使えるわけではない

できることの幅が広い代償ともいえますが、他のノーコードツールと比べてもBubbleは相応の学習が必要です。
とはいえ、プログラミングに比べるとその工数はおおよそ3分の1程度。
挫折する例も聞かれますが、研修などの体系だったカリキュラムを元に学習することで、短時間(30時間前後)で習得ができます。
そして一度身につければその自由度の高さを存分に活かせますので、習得後はそのあまりあるメリットを享受することができます。

プラットフォーム依存の部分がある

他のノーコードツール同様、Bubbleというツールに依存せざるを得ない点があります。
例えば、BubbleはAWSを使用していますので、サーバーが落ちた時などAWSの状態に直接影響を受けます。
Bubbleがもし終了してしまったら、の問題もありますが、そちらについてはBubble側がオープンソースにすると公言しているため、終了したとしても移行がスムーズです。

プラン一覧

構築中の範囲であれば、基本的に無料で使用することができます。
(APIなど、複雑な実装となると有料プランに切り替える必要あり)
公開運用となると、Starter以上の有料プランが必要です。(1アプリ単位)
多くの場合は、Starter~Growthプランで運用しているようです。

年間払いバージョン(表示は12ヶ月で割ったもの)
引用元:https://bubble.io/pricing
月払いバージョン
引用元:https://bubble.io/pricing

そしてBubbleは、データベースへのアクセスが発生する分だけ課金が発生する、従量課金制度(Workload)を取っています。
Workload Unitは量に合わせて事前購入をすることができ(Tier)、下記で一覧できます。

Bubbleの従量課金ユニットを事前に購入できる「Tier」
引用元:https://manual.bubble.io/account-and-marketplace/account-and-billing/pricing-plans

当然ながら事前購入の方が結果的にリーズナブルになることがほとんどで、Tier2~3が選ばれることが多いようです

Bubbleの活用シーン

やはり、その工数の少なさや安定的な運用面から新規事業の際に選ばれることが多いです。
とはいえ業務改善の例に使われることも珍しくなく、フレキシブルに作ることができるので、あらゆるケースにて活用されています。
スキルを一度身につけられれば、事業を起こす時に「まず作ってみる」の選択肢が出てくるため、気軽に挑戦ができる環境を内製化によって作り出すことができる=より強い組織を作ることができる、と言えます。

ノーコード研修なら、NoCodeCampへ

NoCodeCampは、2020年4月よりノーコードの専門家として500以上のアプリ作成実績、研修実施などを進めてきました。

・社員がノーコードを習得し、自分たちで作れる
・ITリテラシー向上により、社員が自らITを取り入れて活用できる
・外注エンジニアとの会話がワンランク上がることにより、より強固な組織体制を形成できる
・作ったアプリやシステムを、自分たちで運用保守できる

のように、新しい体制を無理のないコストで形成できます。

ノーコードは現在最も「人に優しい」IT技術。
非常に高いポテンシャルを秘めており、IT導入やDXについて課題を抱えている日本中の企業に対して、「最もハードルの低い内製化」による風穴を開けることができると強く感じています。

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