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【地方就活生が東京で”ホーム”を作る方法】

【1章・地方学生による就活の現実】

今回は、地方就活生の地方就活生による地方就活生のための記事を書くべく、元地方就活生の大西が担当します。

私は昨年の6月から今年の3月まで、北海道という遠く離れた地から就活をしていました。
ベンチャーを中心に受けていたので、最終選考までは交通費支給無し…
もちろんオンラインでの面接も設定してくれて入るんですが、私は人当たりの良さや快活さをおしていくパッション系だったので、オンラインではその良さを伝えきれず。。。
こうして、志望度の高い企業は一次面接から東京にある本社へ出向くというスタイルを貫き通していたら、なんと就活にかかった費用が10万円を超え…(´;ω;`)
自分の良さを十分に発揮することができたため選考順調に進みましたが、一歩間違えばとてもコスパの悪い就活をするところでした。

上の話しはほんの一例にすぎず、地方就活生というのは首都圏の就活生よりも断然に就活がしにくいんですよね。
これは変えることができない事実なので、この条件で戦っていく他に手段はありません。

【2章・経験の”差”は経験で埋める】

では、地方学生は交通費というコストの他にどのような点で首都圏就活生と差があるのでしょうか?

地方学生がまず首都圏就活生に対して感じるのは、首都圏就活生の「就活に対しての慣れ」です。


集団面接なのに堂々と自己アピールできているし、GDでは答えがわかっているかのように議論の流れを決めていく。
特に地方学生が自分しかいないGDのときは、置いてきぼりにされてしまったという経験をしたことがある人も少なくはないでしょう。

これらを引き起こしているのは「経験」の差であろうと、ある程度の読者は察しているでしょう。
御多分にもれなく、そうです。

しかし、この点に関しては正直、首都圏に住んでいようが地方に住んでいようが、GD練習会や面接練習会を行っている就活支援団体は存在するので、そのイベントに足繫く通っていれば「経験値」は稼げるはずです。
「経験」の差に嘆いている人は怠惰な自分を省みて、今日からでも積極的に就活イベントに参加をするようにしましょう。

【3章・東京で”ホーム”を作れ!】

では、何が首都圏就活生と地方就活生の間に差を生み出しているのか。

それは、環境の問題です。

首都圏の就活生は基本的に自宅から選考会場に向かいます。
一方で、地方学生はあまり訪れたことのない土地に宿泊を伴う滞在を強いられます。

この過程で、宿泊費を抑えるためにカプセルホテルに泊まったり、繁華街に出向いたりと慣れない行為をしてしまっていないでしょうか?

もちろん、これらの行為が悪いことではありません。
せっかく東京に来れたのだから、観光して帰りたいですしその中でも安く済ませたいですよね。

何が悪いのかというと、

ルーティンがバラバラになっているのです。

スポーツでいうと、「ホームアドバンテージ」という言葉があります。
ホーム(いつも試合をしている場所)という慣れた環境で試合をすることによって、普段の練習での力が発揮しやすくなるというものです。

就活でも同様に「ホームアドバンテージ」というものがあり、首都圏就活生と地方就活生の間に差を生み出してしまっている一因でもあります。

地方就活生は、普段しないことをすることによって、浮足立ってしまったり、疲労がたまりやすくなってしまう、これらが選考での「違和感」を生み出してしまっているのです。

では、どのように解消すればいいのか…

答えは簡単です。
なるべく、同じホテルに泊まるようにしましょう。

選考会場が異なるので毎回の滞在でまったく同じホテルに泊まるというのは厳しいです。
そのため、なるべくチェーン、そしてコンセプトが均一なホテルが望ましくなってきます。

果たしてそんなホテルが存在するのでしょうか?

今回は、私が就活中によく利用していたホテルを二つ紹介します。

1.アパホテル

みなさん、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

新都市型ホテルとしてビジネスパーソンだけでなく、旅行客にも人気が高くなってきているチェーンのホテルですね。社長の顔が全面に出ているので、メディア露出も多いホテルです。

東京都内だけで50以上存在し、駅近なので選考会場へのアクセスも良く重宝します。

部屋の内装はというと、

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このように非常にシンプルな形です。

机にはドミノピザの注文票、ベッドの上には折り鶴が一羽。
これらの内装はどのアパホテルでも異なることはありません。

ベッドも枕も最適な硬さ(個人差はありますが)に設定されており、快適な空間となっています。

何よりも他のホテルよりも値段がリーズナブルなんです。

繁忙期を除けば、おおよそ6000円あれば宿泊できます。
安い時には4500円くらいと、少し高いカプセルホテルと同等の値段で個室空間を手に入れることができるんです。

前述したとおり、どこに泊まっても同じような客室なので、回数を重ねるとまるで実家の部屋に帰ってきたかのようにルーティンを整えることが可能になります。

2.ファーストキャビン

最強で最高のカプセルホテル、それがファーストキャビンです。

カプセルホテルのイメージである、「安い・狭い・暗い」を一掃するような客室が魅力であり、普通のホテルと遜色ないくらいに疲労が取れます。(体験談)

どんな客室かというと…

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このように、天井が高く、カプセルホテル特有の圧迫感が全くないように設計されています。
また、どことなく宇宙船の一室感が漂うデザインになっているので、男心がくすぐられる、そんな客室になっています。

このように清潔感と広さを兼ね備えたホテルですので、お値段が…と気になる人も多いでしょう。

なんとファーストキャビン、お値段最高でも4000円程なのです!


カプセルホテルの相場が約2500円~3500円ですので、繁忙期でない限り、他のカプセルホテルと同等の値段でより上質な部屋に寝泊まりすることが可能です。

アパホテルほどの値段は出せないけれども、キレイなホテルに泊まりたいという人は真っ先にファーストキャビンを調べてもらえればまず間違いないと思います。


上記のホテル以外にも、上質かつリーズナブルなホテルが増えてきています。
そのため、これらはほんの一例に過ぎないのかもしれません。

また、ホテル以外にも地方就活生が宿代をタダにすることができるサービスとして、タダ宿やジョーカツ等もあります。


このようなサービスの中から自分のスタイルに合ったものを利用すると、コスパの良い就活が可能になるでしょう。


このように多方面から、地方の学生が就活をしやすい環境が整えられてきています。

これからの本選考で本来の実力を発揮するためにも、秋冬インターンで自分のリズムを整えやすい定宿を見つけるなど、「いかに東京を”ホーム”にするのか」ということも重要な就活かもしれません。

(文責:大西)

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