見出し画像

広告漫画の単価を上げる方法~漫画×得意分野で自己ブランディング~


漫画制作会社から依頼される1ページ(A4サイズフルカラー)あたりの相場は1万円~1.5万円前後であることが多く、1か月に描けるページ数のキャパシティが、その作家のおおよその最大収益の目安となります。

広告漫画家なら誰しもが収入アップを目指していると思います。この記事を開いたあなたも、きっと収入を増やしたいと思ってますよね!?

それでは、限られた時間で広告漫画家が自身の単価をアップさせ、収入を増やすためにはどうしたらよいのか。今回は、その手段や漫画制作会社との付き合い方をまとめました!

広告漫画の収入を上げるふたつの方法

ひとつは作画スピードを上げて納品件数を増やす方法と、もうひとつは広告漫画家自身の価値を上げ1ページ単価を上げる方法があります。この記事では、作家の付加価値の上げ方について深堀していきます。

広告漫画家自身をブランディングする

SNSのフォロワーが数万人いるインフルエンサーのPR漫画は、通常の広告漫画より高い金額で依頼されます。インフルエンサーは、作家性や拡散力の高さから費用が高くても依頼されることが多く、自己ブランディングを成功させた結果といえます。
ただし、これはなろうと思ってなれるものではないので、まずはご自身が持つ漫画以外のスキルと掛け合わせて制作単価を上げていく方法をおすすめします。
それでもインフルエンサーを目指したい!という方は、ぜひ本業のかたわらオリジナル漫画やエッセイ漫画をご自身のSNSなどで定期的に投稿してみてください。なかなか評価されづらい厳しい世界ではありますが、今の時代何が急にバズるかわかりません。実際、広告漫画家からインフルエンサーに転身された方もいるので、新たな収入源として挑戦してみてはいかがでしょうか。

自分にしかない漫画×得意分野を考える

漫画以外にデザインやプログラミングができる、子育てをしながら広告漫画家をしている、昔○○業界で働いていたなど、ご自身の経験や知識を漫画と掛け合わせることで、その漫画家にしか描けない作品が生まれます。

作家に知識があると広告漫画の細部にもこだわりが垣間見え、素晴らしい作品が生み出されるので、漫画制作会社も広告漫画家にどんな経験や知識があるのか知りたいと思っています。そういった経験は自分からPRしないと伝わらないため、漫画制作会社の作家プロフィールに忘れず記載し、担当者へ近況報告を踏まえ強みを共有してはいかがでしょうか。新和性の高い案件が獲得できるかもしれません。

漫画以外の技術を身に付ける

クライアントから漫画制作の依頼を受ける際、併せてパンフレットやバナー、サイトも作りたいという要望があります。広告漫画家が漫画以外の制作物も対応できると漫画制作会社もまとめて依頼できるので、広告漫画家の収入も大幅にアップします。漫画以外の技術を身に付けると収入アップが見込めるかもしれません。

あるとうれしいスキル

  • ロゴ作成

  • WEBデザイン

  • パンフレット、チラシ作成

  • 動画編集

自分の得意分野のオウンドメディアに営業をかける

漫画制作会社からの依頼を待つだけでなく、広告漫画家自身がセールススタッフとなって案件を獲得して収入アップを目指すこともできます。漫画以外で得意な分野を検索し、上位表示されているオウンドメディアの運営会社に、漫画連載やSNS掲載漫画を作らせてくれませんかと面談までつながるような営業をしてみてもよいでしょう。漫画制作会社を介さず、クライアントと直接取引する案件は高単価で受注できるため、収入アップのチャンスになります。
元漫画事業部部長の井本が、もし自分が広告漫画家だったらという想定で書いた営業メールです。

オウンドメディアを運営している企業はコンテンツ作成の予算を確保しているため、新規提案を受け入れてもらえやすいというメリットがあります。営業をかけようとしている企業の記事を漫画化したサンプルと下記のメリットを添えて送ると企業の感触がわかってよいかもしれません。

オウンドメディア運営会社が直接広告漫画家に依頼するメリット

  • 既存記事を漫画化することで新規顧客獲得の可能性

  • 社員を充てなくて

  • 漫画制作会社を介すよりも格安で作ることが可能

複数の取引先を確保して安定収入を保つ

漫画制作会社は、ビジネスタッチの人気作家を除き、特定の作家に大量依頼をすることはそうありません。また、頻繁に案件相談がきていたディレクターが退職すると、その漫画制作会社から依頼がぱったりなくなったという話もあります。広告漫画家が安定的な収入を得るためには、複数の漫画制作会社と付き合う、クライアントと直接取引するなどの収入源を確保していく必要があります。

広告漫画の単価を上げる方法まとめ

  • 作画スピードを上げて納品件数を増やす

  • 広告漫画家自身の価値を上げ1ページ単価を上げる

  • 漫画×得意分野を考える

  • 漫画以外の技術を身に付ける

  • 得意分野のオウンドメディアに営業をかける

  • 複数の取引先を確保して安定収入を保つ

広告漫画家自身にも付加価値をつけることで受注単価を上げることができるかもしれません。そのためには、漫画制作以外の得意分野を外に向けて発信していくことも必要です。
自分が広告漫画でいくら稼ぎたいのか、どのくらいのボリュームが描けるのか人によってさまざまなので、自分に合った営業スタイルで漫画制作に取り組んでみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?