路上は自由…??(フィリピンに住む女子大生のつぶやき第3弾)
「ストリートチルドレン」と聞いて、皆さんは何を想像するでしょうか。
道端で寝ている子ども、物乞いをしている子ども、やせ細ったこども
世界のストリートチルドレンを支援する日本発のNGOやNPOが沢山あるので、先ほど述べたような写真を一度は見たことがあると思います。
では、彼らがどうしてストリートチルドレンになったのか、その理由を知っていますか?
家がないから、親がいないから、お金がないから
そんな答えが聞こえてきそう(私も最近まで同じ答えしか思いつかなかった!)
しかし、それ以上に様々な理由があるのです。私が今インターンをしているNGOは元ストリートチルドレンやCICLと呼ばれる過去に罪を犯した子どもを保護して住居を提供し、ALS(非公式教育)を行っています。スタッフの中にピアエデュケーターというポジションがあり、子どもたちと同じような過去を持っている職員が精神面のサポートを行っています。
その職員から話を聞いて、一番衝撃だった言葉。
「路上は自由なんだ」
なんで??? 頭の中が?でいっぱいでした。
話を聞いて、実際に現状を見て、ストリートチルドレンになる理由は大きく2つに分けられるときづきました。一つは本当にお金も家もない子どもたち。
もう一つが、親からの暴力、育児放棄などを受け、家族から十分な愛情を注がれなかった子どもたち。
路上には友達もいるし、物乞いをすれば誰かしら食べ物をくれる、どこにいても誰といても、怒られない。先ほど述べたような家にいるくらいなら、路上にいたほうがまし。
そうして子どもたちは路上に出ていくのです。
先日、その子どもたちを住まわせている家から何名か逃げてしまったという話を職員から聞きました。すごくショックでした。あんなになついてくれた子たちが、なんでいきなり…。その子どもたちの変化に気付けなかった自分が情けなくなりました。そんなに自由が恋しくなったのか。ここにいれば、その自由よりも将来役に立つことが学べるのに。今は彼らが戻ってくることを待つしかないけど、どうしたら、勉強やここでの活動にもっと関心を持って、取り組んでくれるか。
彼らの気持ちはきっと努力してもすべては理解できないけど、上記に関して、毎日模索が続きます!
拙い文章、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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