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フィリピンに住む日本人大学生のつぶやき

はじめまして。現在フィリピンで大学生をしている日本人です。

初回は、ただただ、現在の自分の心のうちを書き連ねて参ります。笑

私は大学3年次を休学し、奨学金団体の海外研修制度を利用して3月にフィリピンに来ました。3月から7月までは犯罪者の更生プログラムを行う法務省保護監察局で研修をし、8月からはフィリピン大学に通っています。それと並行してNPOでインターンをしています。

なぜ私がこの国を選んだのか…

理由は、以前から途上国の貧困問題に関心があったから。
法学部生として犯罪と貧困の関連性を自分で確かめたかったから

今まで発展途上国と呼ばれる国へ行ったことはありましたが、どれも短期のプログラムで、現状と現地での課題を知って、帰国。日本にいても何かアクションを起こそうと思えばできたと思うけど、しなかった。将来「国際協力の道に進みたい」とか言っているのに、実際自分では何もしていないと気づいたのです。

あ、このままの大学生活を続けちゃいけない。研修制度を知った時、脳にピピッときて、行くしかないと思って、空を飛んできたわけです。

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一年間の研修でリアルな貧困状況をこの目でしっかり見て知る、根本的な原因とその解決法を探す、今の自分にできることを考えて実践する。最初にきめた目標はとても漠然としていました。

最初は何事にもとても積極的でなんでもやってみよう精神でした。フィリピン生活2か月目に一人で高速バスに乗って、NGO訪問に行ったり、現地のスタツアに参加したり。
でも、時がたつにつれて、現地での生活が自分の日常になり、研修の目的を見失いました。1年も休学しているのだから、それを超えるような実りある活動をしないきゃと思う反面、貧しい人々が置かれているリアルな状況を知って、この社会問題の複雑さを知って、私が何やったって無理なんじゃないかと思うようになってしまったのです。一番沈んでいた時は、もうこの問題から一度離れたいとも思いました。

だからって、何もしないで半年過ごすわけにはいかない。自分のスキルと今までの経験を活かして、ここで何ができるのか、何をすべきなのか。
21年生きてきて、ここ2か月くらいが一番のモヤモヤ期だったと思います。すごく辛かった。ゴールが見えていることなら、段取りを決めて、一直線で向かっていくのはできるけど、はっきりとしたゴールが見えないこの問題を目の前にして、足踏み期間が続きました。


モヤモヤ期終息近く、半年ぶりに日本に戻り、私が尊敬している友人とIkebukuroで朝活。
人と話すことで、こんなにも自分の考えや気持ちはっきり表れてくるものかと驚きました。今まで自分の中にため込め過ぎて、自分のしたい事とか何だったっけ?状態でしたが、人と話して、「自分はこうしたいんだ」というのが少しずつ見えてきて。

私の性格はよく言えば、好奇心旺盛。悪く言うと欲張り。あれもこれもと手を出して、それらをコントロールできずに自分で自分の首を絞めてしまうことが今までよくありました。
最近までもそうなりかけていました。NPOでフィールドでの活動に力を入れたいけど、企業という立場からどう社会問題のコミットするのかも知りたい。ビジネススキルを身に着けたい、などなど…

一度立ち止まって、21歳大学3年生の私が現在から2020年1月末までという限られたフィリピン滞在でできること、したいことに優先順位をつけて、少し絞りました。笑

結果…残りの滞在では、NPOでのインターンと学業に専念することに決めました!!
このひとつの選択をするのに一体どれだけの時間がかかったのか…笑
でもそれも自分に必要な時間だったのだと自分に言い聞かせています。
「NPOでのインターンだって、課題見つけて色んなアイデア出していけば面白いんじゃない?利益を生み出していなくても、随所にビジネス的な考えって必要になってくるし。」
と先週セブ島で出会った素敵な日本人の大学生に言われて、that makes senseでした。

今は無事にモヤモヤ期から脱出し、自分の中のワクワク度が上昇中です。笑
定期的に立ち止まって、反省し、次のステップへと、少しずつ歩みを進めていこうと思っています。

で結局なにしているの?と思う方もいると思います。次回、今の具体的な目標と実際に何をしているか書きます。まずは取り急ぎ。。笑




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