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知りたかった、後悔、心のバケツが壊れているから

きみの感情の理由が知りたかった。本当にそれだけ。
君がなぜ怒っているのか分からなかったから、なぜ怒っているのか。それを知りたかった
糾弾するその内容事実を作ったのはきみで、でもそれを眼前に叩きつけられてきみは傷ついたんだよね。
そのきみが傷ついた理由がしりたかった。その思考をしりたかった。わたしにはまだわからなかったから。

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本当に知りたかった、ただそれだけだったんだ。
正直最初は私もムカついて、なんなんだよ事実を言われてキレるなんてって思ってしまって、そんなに私のことを蔑ろに考えてたのかと思うと切なくなって連絡をたってしまった。

でも離れてから、きっとこれは私の見えている世界と君の見えている世界は違うのではないか、と思った。
離れてから見たきみとの1年間はちゃんと愛だった。
眠れない私のために眠れるまでずっと隣にいてくれたり、私の将来を案じてちゃんと背中を押してくれたり、一緒にちいさなことでよろこんで思い出にしたり、そういうのは確かに全部愛だった。私が私の弱さから受け取れていなかっただけで。
そう思ったら余計、きみはわたしが思っていたように「事実に触れられたくなくてキレた」では無いように思えて、きみが傷ついたその気持ちを知りたくて沢山考えた。

もしかしたらきみはこの1年間を償いのつもりで接していてくれたのかもしれない。
態度も言葉も示してくれるものが全て変わったのは気まぐれではなくて誠意だったのかもしれない。
だからそれら全てを「でも結局1年前のことがあったじゃん」と跳ね除けられて、この1年間の誠意を無碍にされたように感じたのではないか、そう思ったら妙に腑に落ちて、そして、後悔した。

私がずっと好きな人の好き、を受け取れなかったのは私の弱さだ。

私が思っているよりもずっと、もしかしたらきみは私のことを思ってくれていたし大切にしていてくれてたのかもしれない。本人にしかそれはわからないけれど。

ちゃんと芽吹いて欲しいと思ってるよ、

確かに過去の言葉や言動にたくさん傷つけられてきたが、
でもそれ以上にわたしはきみの言葉や言動にたすけられてもきた。
きみにもらったおまもりがたくさんある。
きみにだけたすけられた夜が数え切れないほどある。
全部thanksカードみたいに大切に書き並べて心の中に飾っておいていたのにどうしてわたしは見えなくなってしまっていたのだろうか。
壁に貼っては飾っていたtanksカードの中で下を向いて昔の傷のカサブタを剥がしては傷つき続けていたのだろうか。

ああもう後悔しても仕方ないな。

私の心のバケツには底がついていなくて、ただ流れた水は愛はすり抜けていく。
だからもう、今の私にはこれ以上きみに甘える資格は無い。

きっと今からでも君の気持ちがわかったよごめんと言ったなら嫌がりながらも目だけは通してくれるだろう。
でもそんな自己満足ではなんの意味もなくて、私が逃げ続けていた私自身に向き合うタイミングなのだと思う。
私は自分で、自分の手でこの心のバケツにちゃんと底を造っていかなくてはならない。

自分のこころの形を自分自身で積み上げて、そうして全部大丈夫になった後にもしまた出会えたら、ゼロから好きになれたら、そんな日が来たらいいなと思う。

いまはただその夢想だけを祈りに替えて、自分が逃げてきた自分のすべてと向き合い、争い、作り上げていこうとおもうよ。

久しぶりにZIPPOにオイルを入れた。
黒いVivienneのZIPPOで吸うアークロイヤルは安寧の味がした。

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