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感性が震えた曲たち

■心が揺れた曲

聞いてきた音楽の幅は広いと思う。

JPOP、KPOP、US POP、フォーク、ロック、ブリティッシュ・ロック、パンク、メタル、ニューエイジ、US HipHop、クラシック、コミックバンドやら。

色々聴いてきた中で、リズムがいい曲、歌詞が良い曲、バランスが良い曲、いろんな魅力があった。

でも、強烈に感動するというか、なんじゃこれすげえ、と思って記憶に残っているのは少ない。

■理屈じゃない"好き"

音楽的な歴史で言えばクラシックが一番歴史があるし、多くの人に認められているはずなんだけど、朕の場合はクラシックではなかった。

クラシックの魅力は朕には分からないんだけど、たぶん他のクラシック曲との技術的な違いとか、時系列の前後関係を考慮しての構成とか、クラシックへの造詣があってのこととか、ピアノ演者だから分かる良さが有るもんかな、と思ってる。

そういう理屈的な好きが全くない状態で感動する音楽は、今でも覚えている。
頭の中に残っているものから書いていこうかなと思った。

流行りや廃りや理屈に関係なく、自分の素直な好みが出るんじゃないかな、そこから分かる自分の素直な趣向が分かるんじゃないかな、と思って。

その時思った感想を添えて。

朕の感性と違う人には、全く役に立たない記事になると思う。
朕の感性と似てる人には、好きな曲を見つけるきっかけになるかも。

■世代は古い、洋楽多い

世代は古め。

新しいものが嫌いってわけじゃない。
単純な話、1年間に出る音楽よりも過去に出た音楽の数のほうが圧倒的に多い。

同じ話で、日本の人口より世界の人口の方が格段に多いので、洋楽が多い。

感性に合うものが常に流行りの中に有ることのほうが、不自然だと思う。
そういう人は、音楽そのものが好きというより、流行りに乗ってる自分が好きだったり、流行りに乗って人と交流することが好き、って方向じゃないかな。
それはそれで違う楽しみ。

■震えた曲たち

■ABBA - DANCING QUEEN

なんじゃこれ、リズムが楽しすぎる

■QUEEN - Don't Stop Me Now

音が多彩だし、音の組み合わせも気持ち良すぎる
高くて力強い声もかっこいい

■Michel Polnareff - Tout, tout pour ma chérie

明るさと柔らかさと楽しさが舞ってる

■Journey - Don’t Stop Believing

透き通った歌声が好き

■The Monkees - Daydream Believer

若さと、純朴さと、優しさを感じる

■Bobby Darin - Beyond the sea

聴いてて楽しくなる
管楽器もいいし、Bobby Darinの広がる優しい声がいい

■Daniel Powter - Bad Day

声と歌い方が綺麗
曲始めのピアノから好き

■Queen - It's A Beautiful Day

清涼感が身を突き抜ける

■Wham! - Last Christmas

声綺麗、ちょうど良い落ち着きのリズム
歌詞も優しい
てかジョージ・マイケル、イケメンすぎるな

■Carpenters -Yesterday Once More

カレンの声、綺麗すぎる
しかも上手過ぎる
その声を聴くと感動せざるを得なくなる

■Carpenters - I Won't Last A Day Without You

この曲はとても好きすぎて言葉にできません
でも、カレンの人生を思うと切なく思います

■横道:カレン・カーペンターの人生

Carpentersのヴォーカル、カレン・カーペンターはリズム感に優れ、何より歌声と歌唱力が人並み外れていました。

カレンがヴォーカルのレッスンを受けたとき、講師は彼女に教えるものは無いと言いました。


若き日のカレン

しかし、才能と感性に恵まれながら、彼女は両親、特に母親に認めてもらえませんでした。

母親は兄リチャードの才能を認めても、カレンの才能は認めない。
世間的にはカレンの才能が認められていても、それは母親の価値観には関係がなかったのです。

厳格な両親、特に母親は、女性である娘がドラムを叩いたり歌ったりといった音楽商売をすることを認めませんでした。

活躍するのは男であり、女は目立ってはいけない、という思想でした。

女性は主婦業が出来てこそである、という両親の期待に、ドラムを叩き歌を歌うカレンが沿うことはありませんでした。

アメリカでは一般的なキスやハグも、他の同級生と異なり、カレンはされませんでした。

ジョン・レノンやポール・マッカートニーも、 彼女の歌手としての才能を称賛していました

Carpentersとして愛を求める歌を歌い続けたカレンは、その一方で親から愛されることが出来ませんでした。

カレンは両親と参加した心理療法セラピーの中で「私のママになってよ」と泣いたそうです。

カレンは自分が太っているというコンプレックスを抱えており、カレンは過食症と拒食症を繰り返しました。食べたものを吐くために、嘔吐剤も使用していました。

カレンの医師は、両親がカレンのあるがままを受け止めることが過食症と拒食症を治す鍵だと診断しましたが、カレンの両親はそれを受け入れませんでした。
彼らが思う有るべき女性の理想像は、人前に出て歌って活躍する女性ではなかったのです。

"自分は太っている"という恐怖に襲われていたといいます

夫がカレンを救ってあげられれば良かったのですが、夫であるトーマスはカレンの財産で散財していました。

誰も彼女を支えてあげられなかったのでしょうか。

1983年、天才的歌姫 カレン・カーペンターは、過食症と拒食症の繰り返しによる心臓への負担を原因に、わずか32歳で心不全によりこの世を去ります。

Carpentersの曲を聞くたび、カレンのことを思い、少し悲しくなります。

■Carpenters - I Need To Be In Love

I know I need to be in love
I know I've wasted too much time
I know I ask perfection of
A quite imperfect world
And fool enough to think that's what I'll find

愛に包まれていたい
私は沢山の時間を無駄にしてきた
私がこの不完全な世界に、
完璧を求めてることは分かってる
いつかそれが手に入ると思っている自分の愚かさも

絶対に実現しないけれど、もしカレンに会えるのならば。
精一杯抱きしめたいです。

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