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英語学習において、格ゲーとRPGを混同している。

*「タイトルが分かり難いなぁ、仕方ないから読んでみようか。」という緩い動機付けとなっている構成お許しください。「?」→「!」型とでもいいましょうか。

 SNSのタイムラインで質問が投稿されていたのを見た。

Some opinions from the sales report (  ) to him directly. 
①provides ②provided ③was provided ④were provided

 この一問を解く思考や解決の中で、「英語が嫌い」になってしまう可能性はとても高いと感じた。投稿に対しては、ご丁寧に専門の方が解説されていたのだが、長すぎたので引用は避けたい。漏れなく適切に選択肢を吟味する努力はまたエネルギーを要する。私なりの解答を簡潔に添えました。

a. opinion(s) だね、複数だ、だから、wasは取れない。 

b. 時制、いつの話かな、どうだろう。directly 直接に、直に。直接に、って言われても、いつかはわからないね。 

c. directly に (.)ピリオドがあるね、これで一文が完結している、S-V-、Sはどれだろう。Vは?

d. a.も踏まえて、b.では時制が捉えきれないから、②も④も取れるね。①はわかるね、単数形のprovide(s)だからa.と同じで取れない。 

正解は、きっとwere provided なのだろうが、a.-d.での複雑で注意深い考察は言語学習からは、かなり距離がある。一点やみくもに、「こんな文は使わない」や「文が堅苦しい」のような、"this's a pen." 否定論者の批判や分析とは角度が違う点は、明確にしていただきたい。"this's a pen"を学んだ上で、言葉の理解に応用できる点は多くあると感じる一方で、①〜④の検証とその理解には言葉の理解に対する応用性が薄い、というかほぼ無い。

「風来のシレン」と「鉄拳」

 僕は、ゲームをあんまり好きじゃなかったのですが、風来のシレン(ゲーム機は64の時の)はハマってやり尽くしていました。うろ覚えですが、ザックリと内容は、地図を見ながら、敵を倒して城の木材とか石を集めて城を建てていくというRPGゲーム。このようなRPGは、攻略法や裏ワザ(グラセフみたいな法外バグ(?)なやつではなく、効率的に地図を進めるコツ的なやつ)を扱うHPやら本が沢山あった。おそらく、ゲーム内のランダム性はお互いの攻撃ダメージの数値くらいだった記憶で、「プルッ」と敵への剣が空振りして、逆に運悪く「ジャッシ」(効果音🎵)と一発で命を取られることもあった。

 対して、鉄拳や当時流行ったナルト対戦ゲームのような、格闘ゲームには基本的なコマンド表などはあるが攻略法などはあまりなかった。それは当然で、相手の動きに瞬時に対応して、相手が打ってくるコマンドの種類に少しの規則性はあるにしても、それらは十人十色であるからだ。当時私も、人の家に集まって「負けたら交代ルール」で頻繁にやっていたが、思い通りに操作できるまで時間がかかるし、相手の操作に合わせて高速で親指とR/Lをいじるのが楽しめはしなかった。最近のeスポーツ(まさに両手のスポーツ)の流行りにも少し関連するが、徹夜で高速コマンド(?言い方知りません)極めてる奴に勝てる分けなく、「城を建てる」ような達成感などは全くなかった。あと、人と無理に盛り上がりを合わせる嫌だった(ゲーム関係ない😹)。

 そう英語とは格ゲーなのだ   

 タイトルから、オチを想像された人もいるかもしれない。このRPGと格ゲーの対比を通して、語学について考えている。格ゲーにおいて、コマンド表を確認しながら、十字キーとA/B、R/Lを確認することは、初めて鉄拳をやった人 or 普段ゲーセンに行かない人が半ば集団のノリで付いて行き、たまたま空いているゲーム機がストリートファイターか麻雀ゲームしか無い時くらいだろう。カチャカチャと、数多くボタンをイジってコマンドと画面の技の連動を手の動きに染み込ませる、慣れて行くことで楽しさが増して行くのだろう。もし、風来のシレン的に、4方向どっちに十字キーを動かすか悩む間が生まれれば、ものの数秒で「K!O!(knock out)」というウザい2秒アニメーション画面に切り替わり、終わってしまう。

英語学習に関して前述した、 Some opinions from the sales report were provided to him directly. 
という文の構成ついて、"攻略法"を説き理解を蓄積していく、①provides ②provided ③was provided それぞれがどういうピースかも更に分析をする。時には、「from・ the sales report・provided・ to・ him ・directly・Some opinions・for・Some opinions・were を並べて、不要な語を答えよ。」なんていう、脳にきっと良くないゲームが考案されたりもする。

格ゲーと同じく、相手がいてインターラクションが生まれて、対応を行うべきがコミュニケーションの本質である。誰かの、ひょっとすれば教える側の"攻略本"を書き記したいという動機が勝って、RPGかのように分析と分解が積りに積もって、食パン一斤かいっ!というくらいの厚さになる。そう、インターラクションという完全なランダム性を、さも攻略しようとして臨むのは、決して実践的ではない。  

最後に、あ、いや、厳密には格ゲーでもなかった。言うなれば、対戦ではなく協力プレイだった。(理想論を含む)

 格ゲーと言ったのは、自分のコマンドの完了の前に、相手のコマンドが入り込むこともある点も上手く表わされているかと思う。英語を発声するに際して、RPGの様に、アイテム全回収(風来のシレンからの例え、アイテムとは文法的構成や人称やs有無など)を試みようと、Opinions were provided と言おうか、They provided opinion と言おうか操作(コマンド)を熟考している沈黙の間に、相手は別の質問を投げかけてくる。あるいは、もうプレイ自体を離脱しているかもしれない。

 格ゲー強者は、きっとコマンドを打てば打つだけ習熟し、十字キーの黒が透明(うろ覚えです、色が禿げたら白だったかもです)に禿げるまでやり込んでいる。この点で、英語も同じではないか、技の組み合わせとボタンコマンド対応表をRPGの攻略本の様に無限に参照できたとしても、相手のコマンドに即して瞬時に返せなければ苦労が報われない。他人のプレイを見て、「あー今、下+Bで浮かしてからコンボやって」などと横で揚げ足とって来るやつは本当に興ざめである。攻略本が揚げ足レファレンスになっているのはなんとも悲しい。                          (すいません、文章校正と決まり良い着地点が熟考の末まだ浮かんでません💦なんとかここで結ばせてください。)

ぜひコメントなどお寄せください。

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