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グリザイユ塗りにチャレンジしてみた

こんにちは。
うぃごうぃごです。

アニメ塗り、ブラシ塗りに続いて今回も乃樹坂くしお先生の教本をお借りして作例の模倣に取り組んでいました。

今回のテーマはグリザイユ塗り。
モノクロの明暗をつけてからオーバーレイやハードライトなどの合成モードで色付けを行う画法で導入時点からワクワクしていました。

模倣絵のモノクロ


▪️感想、反省

今回制作した模倣絵

途中時間測るのを忘れてしまったのですが、恐らく130時間はかかったと思います。

ここまで時間かかったと思う原因は後述しますが、とにかく手こずるポイントが多すぎました。

▪️良かった点(2つ)

①紅葉の枝
作例にははっきりとした枝がなかったのでオリジナルの枝を描いてみました。
Gペンや筆だと変に目立ってしまうので木炭を使用。
木炭のガサガサ感がいい感じに背景と溶け込み、個人的に好感触でした。

②鉛筆ツール
これまでラフと線画はGペンを使っていたのですが、今回は鉛筆ツールで描いていきました。

完璧主義の自分はラフの時点で精確さを求めてしまい、ちょっと線が崩れていると気になって修正してしまうことが多々あったのですが、鉛筆は筆圧が一定でも濃淡がつくため、細かい断線や濃淡に対して過度に反応することがなくなったかなと思います。

自分と同じ完璧主義でついついラフで時間をかけてしまう方にはおすすめです笑

ただ、おすすめと言っても鉛筆を使うのはラフまでと個人的には思っていて、線画での使用はデメリットを強く感じました(詳細は苦戦した点で…)

▪️苦戦した点、反省点(6つ)

①正面むいた顔の描画
今回一番時間かかりました。
正面むいた顔は特に苦手意識はなかったのですが、頭が5°〜6°ほど傾いてるのがまた地味に厄介で違和感を中々拭えませんでした。

②色ラフの実施
無知が招いた事象。
「モノクロで明暗をつけた後に色を加える」とグリザイユ画法の概要は押さえていたはずなんですが、なぜ色ラフを実施したのか自分でもよく分かってません()

実施不要だった色ラフでも30分はかけたと思う…

③線画を鉛筆で描いた
鉛筆ツールはラフで使うのがいい(個人的意見)
強く感じたデメリットは2点。

・塗りこぼしを大量発生させる
・クイックマスクをかける範囲をトリミングするのが大変

どちらも濃淡を生み出す粒子の散乱が原因なのですが、2つ目に関してはグリザイユ塗りをするにあたってクイックマスクを多用するのでこのトリミング作業は時間がかかりました。

線画は安定のGペンでしばらくやっていきます…笑

④レイヤー管理が途中雑になった
線画フォルダに着彩のレイヤー、着彩フォルダに線画レイヤーが混ざっていて終盤の色トレス作業で痛い目を見ました。

⑤新規レイヤーを作りすぎている
これは④のレイヤー管理が大変になることにつながるのですが、いい感じに表現できた影やハイライトなどを重ね塗りで台無しにしたくないがために、同じ部位の影を複数のレイヤーに分けてしまうんですよね…

レイヤーを結合させればいいとも思いましたが、重なる部分の表現が変わってしまうのでなるべく1枚で完結させるべきですかね…

⑥作例通りに模写できない所が多かった
細かい所あげたらキリがないのですが中でも要反省の部分を4つほど羅列。

 1.目を似せることができなかった
 2.口から顎の間隔が大きくなった
 3.鎖骨から胸の間隔が狭くなった
 4.左太ももがベンチに座っている感を出せていない

今回引いた顔の補助線

目に関しては補助線をうまく使いこなせなかったです。

正面を向いている顔の場合、ゼロ距離は近づけすぎですが、補助線の目尻部分(画像赤丸)に目尻を結構近づけても良かったかなぁと思ってます。

結果、この目の配置位置によって鼻-口-顎の間隔も作例と異なってしまっているので1.と2.の原因は目の配置をミスったが全てですかね…

3.の鎖骨から胸の間隔に関してはラフと線画の工程において全体像の確認をあまりしていなかったことで着彩直前まで違和感に気づけませんでした。

4.の太ももは断面図を意識するべきでした。
ベンチに座ってどういう楕円になるのか、今後はしっかり意識していきたいと思います。


▪️最後に

今回のグリザイユ塗りは時間がかかったもののモノクロから色が加わっていく瞬間は気持ちが良く楽しかったです。

見えた課題も数は多かれど原因を明確にできたのは非常に良かったと思います。

イラストを描き始めて4ヶ月。
4つの作例を模倣してきただけですが、次からはいよいよオリジナル作品を創っていこうと思います。

大変長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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